大久保 智弘 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します - Part 8

大久保 智弘

プラスからプラスの考え方

「プラスからプラスの考え方なんてできるの?」と私もこの考え方に初めてであった時思いました。普通はありえないし、そんなにうまくいかないと思ってしまいます。でも、やっぱり物事はプラスからプラスと考えたほうがうまくいくような気がしています。これは、自分の生き方もそうだし、人への接し方、自分に起こるいろいろな出来事についてもそう思ってしまいます。

今の世の中マイナスからプラス発想でものごとをとらえます。これが普通ですし、学校でもこういう考え方を学んでしまうわけです。

マイナスからプラス発想というのはたとえば

数学が苦手だから塾に行こう。英語が話せないから英会話に行こう。運動が苦手だから運動部に入ろう。

こういう弱点克服型の努力をすることです。これ自体が悪いわけではないと思います。自分の弱点を知っていることは大切なことです。

自分にはこういう弱点があるから克服している。

今の状況が不満だから、より良い状況になるために頑張る。

それは確かに短期的には持つことだ。

思いますが、長期的つまり長い人生を考える上では、

その発想だと疲れてしまうんですね。 なぜかというと、マイナスからプラスをもたらした瞬間にそのプラスのところでのマイナスが始まる

つまりこれは減点法的な物事の見方

悪いところを探してそこを良くしようという見方です。これだと悪いところにばかり目が行って、良いところに目が行きません。その結果、

自己否定感が強くなる自分に自信が持てなくなるどうせ自分は大した人間ではないからとあきらめてしまう

自分のことを低く見積もることはとてももったいないことなんです。

進学校に行った結果の浪人

私自身がそうでした。高校時代は地域でトップの進学校に行きました。しかし、勉強よりもクラブ活動に惹かれてその高校に進学したので、クラブに対してはとても熱心に打ち込みましたが、勉強に関してはしないのが普通でした。

勉強しない→授業が分からない→宿題が分からない→自分で勉強しない→テストの点が悪い→嫌いになる→勉強しない・・・

という負のサイクルのなかにいました。それが自分だと思っていました。成績に対して「劣等感」だけをもっていました。

そんなわけでまったく勉強しないので浪人することになりました。今思えば自業自得なのですが、当時の私にしてみれば、最後ちょっと頑張れば大学くらい受かると思っていましたが、まったくもってどこにも合格しませんでした。滑り止めの専門学校ですら合格できませんでした。

そういうわけで浪人をするわけです。大学入試に失敗するわけですね。

浪人生活で得たもの

今思うと、単に勉強しなかったことも大学入試がうまくいかなかった原因ではありますが、それ以上に私の勉強や成績に対する「劣等感」が良くなかったと思います。できないからやらないのです。これはマイナスからプラスよりもさらによくない「マイナスからマイナス」の状態です。頑張っても結果が出なければ人は頑張ることすらやらなくなるのです。

そんな状態で浪人生活に入るわけです。高校時代に勉強していなかったので、一から、そして基礎から教えてもらえるのがありがたく、成績は上がり始めました。もちろん勉強に対する姿勢が変わったのもありますが、実は変わったのは目標でした。それまでは自分の能力はこのくらいだろうと、低く見積もっていて、それなりの目標しか掲げていませんでしたが、浪人して、チューターと面談する中で、もっと上を目指しても良いということに気が付きました。そして自分の今の成績はさておいて、本当に行きたい大学を志望するように心がけたのです。すると、モチベーションが変わりました。

これは私の場合ですが、成績が上がったから自信がついたのでありません。大会目標を設定してもいいと自分に言い聞かせたことで、勉強に対する姿勢が変わり、成績があがりました。

つまり、当時の自分ー浪人している自分もプラスととらえたことで、より高いプラスの目標を設定することができたのです。高校時代はぎゃくで自分をマイナスととらえていたので、高い目標は設定できなかったのです。

余談ですが、私の仲の良い友人というのは浪人時代の友達です。これも浪人時代に得たものです。

私は浪人したことをその時点では浪人したことは失敗だなよくないなと思ってましたけど。思うと浪人してよかったなと思うことはたくさんある。(浪人を積極的にお勧めすることはしませんが・・・)

つまりマイナスだと捉えればとことんマイナスに捉えられる。同じで、どんなこともプラスに捉えると、プラスに捉える方法があるわけです。

そしてプラスに捉えるっていうことをたくさんしていくと、自然と今こういう自分ラッキーだな、こういう自分恵まれてるなこういうことが当たり前にできてくれたけど感謝だなという視点がたくさん生まれてくるんですね。 そういうことを味わっていくと、人生楽しくなる。

今、老後の資金が2000万円必要だというニュースが話題になっています。確かに老後のことをニュースになると心配のこともあります。でも、実際にどんな時代になるのか分からない老後に向けていまから一生懸命働いて、そのためだけに2000万貯金するのはちょっと寂しすぎる気がします。

老後のために働くことで失うのは、今という時間です。その損失は2000万以上だと私は思います。

こういう先行きが不透明な時代だからこそ、私は今をプラスにとらえる「プラスからプラス」の考え方が必要だと思っております。

今日は最後まで読んでくださってありがとうございました。…

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逆効果?!ほめるときにやって欲しくないこと。

ほめるときにやってはいけないのは、比較することです。ありがちなのが、下をほめるために、上を比較対象とすることです。たとえば、

兄弟間での比較です。

「お兄ちゃんより上手だね」「お姉ちゃんより早く覚えたね」

など、特に、下の子どもが頑張っているときについ、上の子と比較してほめてしまいますが、これは逆効果です。その時は良いかもしれませんが、下の子が上の子をバカにするようになります。特に年齢が近いと、余計にライバル心を持って頑張ります。かわいそうなのは上の子です。下が頑張ってほめられているのをみて、余計に頑張ればまだいいほうで、やる気をなくしたり、卑屈になったりして「どーせ僕なんて」とか「私より妹の方がかわいいんでしょ」とか拗ねてしまいます。

これは、職場や学校でも同じです。新人や後輩をほめるために、上司や先輩を比較対象にする。実はこれ、ほめられたほうも気分がよくないのです。自分が敬意を払うべき相手より、上に用いられるのはあまり気分がよくないのです。この場合受け取りづらいほめ言葉になってしまうのです。

他にも比較はあります。

それは友達との比較です。

「○○くんよりすごい」など特に名指しで比較するのはやってはいけないことです。友達のことをよく思っていなければ、そのままバカにするような態度を促してしまいますし、一方で比べた友達のことが好きであれば、これも居心地が悪く、あまり良い気分がしません。

そして、もっともやってはいけないのが、

親との比較です。

「お母さんよりできるじゃない」とか「お父さんよりも頭がいい」などと、子どもの成長うれしさに、親自身が自分と比較して子どもをほめることはやってはいけません。それは、子どもにとって親はもっとも尊敬する大人、大切な大人である存在です。その存在よりも優れているというのを子どもはどう受け取るでしょうか?

1つの受け取り方は、親を見下すようになる。また別の受け取り方は「自分をいい気分にさせるために言っているな」と疑う。また、もう一つの可能性としては、親を超えたからもう頑張らなくていいと思う。です。いずれにしろ、子ども自身がよい受け止め方をすることは考えにくいです。

そもそも比較から出てきたほめ言葉はほめではありません。

何かと比べないと良いところが見つからないようであれば、ほめない方がよっぽどましなのです。

ほめるうえで大切なのは、その人自身への関心です。唯一比較すべきなのは相手の過去との比較です。前より上手になった、昔に比べて早くできるようになったなど、その人の成長が分かるからです。

そもそも、誰かと比べなくても、必ず、その人自身の良いところ、優れているところはほめポイントとしてあります。例えば、性格をほめる、ファッションセンスをほめる、知識をほめる、考え方をほめる、努力をほめるなど、相手に関心さえあれば必ず見つかります。

比較のほめ言葉から脱して、相手の存在に向けたほめ言葉が世の中に増えていくことを切に願っています。

最後までお読みくださりありがとうございます。…

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勉強するやる気をなくしてしまう、使ってはいけない3つの言葉

中学生 高校生が勉強するやる気をなくしてしまう、使ってはいけない3つの言葉 勉強しないといけないという焦りから出てくるネガティブな言葉

勉強しないといけないという思い中学生、高校生であれば多くの人がもっています。中間テストや期末テストの答案が返却されて、思ったほど点数が取れていないとき「よし、次こそはやるぞ」とそのときにはやる気になります。

家に帰るまでの道のりで、勉強の対策を立てる。そして、いよいよ勉強ができる環境が整うと、急にやる気がなくなってしまう。机に向かって問題集を開く代わりにスマホを触ってしまう。

勉強に取り掛かろうとしてもなかなか行動できない。

やる気にはなるし、やらないと分かっている。でも行動できない。

これは実は普段つかっている言葉の中に原因があります。

ここでは行動力をあげるために使うのをやめることをお勧める3つの言葉を紹介します。

やる気をなくさないために使うのをやめたほうが良い言葉その1 面倒くさい

英語の宿題が面倒くさい

学校に行くのが面倒くさい

部活めんどくさい

結構いろんな場面でこの言葉に触れているはずです。「面倒くさい」という言葉を1日使わずに過ごすことはあるでしょうか?言葉にしないまでも、心の中でつぶやいていたりする可能性もあります。意識しないレベルでの心のつぶやきです。

面倒くさいという言葉を放ったあと、自分がやるべきことに行動が向くでしょうか?勉強しないといけないと思って家に帰っても、この言葉が出てきた瞬間に、「まあいいや」とか「後でやろう」ということになり、マンガ本を読んだり、スマホを触ったり、テレビを見たりしてしまいます。

面倒くさいという言葉の扱いはかなり面倒くさいです。

やる気をなくさないために使うのをやめたほうが良い言葉その2 無理 ムリ

わたしには無理

それ無理

マジ無理

これは教師時代の経験ですが、勉強の仕方に関するアドバイスを求めてくる生徒がいました。しかし、どんなアドバイスをしても「それ無理」「ムリムリ」と言われました。「そんなに無理って言われたら、アドバイスのしようがないよ」というと「え~、無理~」と・・・

とにかく何をいっても「無理」と言ってくる。そこで「難しい」とか「なんとかなりそう」とか「ここまではできるけど、残りは後にする」など、断ったり、譲歩したりする言葉はあります。でも「無理」の一言で全否定すると、そのあとの可能性がすべてゼロになってしまいます。

「無理」という言葉は自分の可能性を否定するだけでなく、思考もストップしてしまいます。つまり、この言葉を使った時点で、考えることすら放棄してしまいます。

勉強しようと思っていても心の中に「やっぱ無理」という言葉が出てきて、そのあと勉強する気持ちを起こすには結構な手間と時間がかかります。「無理」という言葉を使うことは控えましょう。

やる気をなくさないために使うのをやめたほうが良い言葉 その3「どーせ・・・」

どーせ私なんて、どーせオレなんて

どーせ無理、どーせできないし

頑張ったってどーせうまくいかないし

「どーせ○○」というのは自分のことを自分以下に見ている言葉です。とてももったいないです。若い人は可能性を秘めています。確かに今の自分はできないこともあるかもしれません。でも、これからが勝負なのです。私はアラフォーですが、アラフォーのおじさんと10代の若い人、そりゃ知識や経験はおじさんの方があります。でも可能性に関しては、10代には絶対に勝てないんです。でも、残念ながら、進路の相談にしろ、勉強の相談にしろ、話をしていると、なかなか素敵な考え方や将来を考えているにもかかわらずどこかで「でも、どーせ私が頑張っても・・・」とか「どーせ、うまくいかないからやらない」という言葉を聞くことがあります。もったいないことです。

まだまだ未来のある若い人には、ちょっとオーバーなくらいご自身の可能性を認めて、前に進んでもらいたいものです。

だからこそ使ってほしくない言葉が「どーせ」ということです。

日常使っている言葉は私たちの気持ちや行動に影響を及ぼします。つらいとき、しんどいときは、つらくなる言葉や、しんどくなる言葉を使いがちです。気持ちや行動を変えるには言葉を変えることも一つの手段です。

私たちの心の中は絶えず、何らかの言葉が発せられています。意識しないレベルでの言葉のやり取りもあります。それをセルフトークと言います。このセルフトークを変えていくことができれば、やる気に満ちた行動力を得ることができます。ただ、これは一朝一夕ではできるものではなく、ある程度、自分の言葉の癖を知る必要があります。

今回紹介した「面倒くさい」「無理」「どーせ○○」という言葉はいずれも、中学生や高校生と接していて、よく耳にする言葉でした。そして、これらの言葉から引き出されるのは積極的な行動ではないのです。

使うのをやめることが一つの目標ではありますが、実際にはそれは難しいことです。自分のセルフトークからこれらの言葉を無くすことは不可能に近いです。しかし、言葉として口から発しないように意識することはできます。

その最初のプロセスが「あっ、言ってしまった」という気づきです。最初の気づきが大きな一歩となり、セルフトークの変化につながります。

やる気をなくしてしまう言葉、気を付けてみてください。

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不登校やキャリア教育に関するコラム 「面倒くさい」で終わらせない子どもとの会話──その一言に隠された“やる気の奥”を見つけるには 「面倒くさい」で終わらせない子どもとの会話──その一言に隠された“やる気の奥”を見つけるには

「やってみたら?」と声をかけても、「面倒くさい」と返してくる。親としてはついイラッとしてしまうけれど、実はこの言葉には、子どもなりの“がんばれない理由”が隠れていることも。今回は、その奥にある気持ちを読み取るヒントと声かけの工夫について考えてみます。

なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

どこから手をつけていいかわからず、不安だけが大きい

やるべきことが頭に浮かぶと、気持ちがすぐに重たくなってしまう

自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

ある中学生の男の子は、提出物がたまっていたのに「面倒くさい」としか言いませんでした。しかし話を聴くうちに、「先生にはどうせ怒られるし、頑張ってもいい評価もされない」と感じていたことがわかりました。

“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

この気持ちは、大人にも覚えがあるのではないでしょうか。

「面倒くさい」という言葉の裏には、「うまくできる自信がない」「否定されたくない」そんな切実な気持ちがあることがあります。

「やらないんじゃなくて、やれないんだよね」「ほんとはちょっと気になってるんでしょ?」

そんな風に“言葉にならない声”をすくい上げてくれる大人がいると、子どもは少しずつ、「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」と心を開いてくれます。

「その言葉の奥にある、声にならない気持ちに耳をすませて。」――児童精神科医・佐々木正美

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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教育界が注目している自己肯定感。成績だけじゃない、自己肯定感がが高い人が得していることは??

自己肯定感とは?高い人と低い人の違い

自己肯定感とは、自分で自分のことを「良い」と存在や価値を認められる力です。この能力は近年、教育の分野で注目されている力の一つです。

それは、日本だけでなく世界で活躍する、実業家、スポーツ選手、芸術家の多くが自己肯定感が高いということも一つの証拠です。

例えば、野球選手で二刀流といえば大谷翔平選手。彼が日本だけではなく、メジャーでも二刀流を貫き、活躍できているのは彼の自己肯定感の高さだと言われています。今まで誰もなしえなかったことをなしているわけです。当然、先輩や著名な野球OBからの批判もありました。しかし、そういう批判があるのを知りながらも自分の道を貫く強さの秘訣は、やはり「自分はこれでいい」と認めている自己肯定感に他ならないのです。

では、自己肯定感と成績の関係はどうでしょうか?実は、自己肯定感が高いから必ず成績がよいというわけではいです。ただ、成績が上位の人には自己肯定感が高い人が多いということが「全国学力テスト」の分析からも証明されているようです。

教育現場にいた私の実感として、成績が高くても自己肯定感が低い生徒はいました。成績トップのクラスで高得点を取る、宿題もきちんと出す、でも自己肯定感が低いのです。その理由は、成績が悪いと親に叱られるから、いつもおびえているのです。その生徒が期末試験で95点を取りました。学年の最高点でした。しかし、彼は喜びませんでした。「あ~、あと5点」とボヤいていました。私が「学年最高点だよ。今回はちょっと難しかったから平均点も63点だから、かなり良いよ」と言っても「いや、ミスですね」というのです。

自己肯定感が低いとほめ言葉が入らない。そして、失敗をずっと引きずるのです。ですから彼の成績は安定しませんでした。

一方で、授業中、いつも楽しそうにしていて、成績の良い生徒というのが何人かいました。彼らのことを思いながら、自己肯定感高いと成績が良い理由を考えてみました。

それは、好奇心、友達関係、レジリエンス(気持ちが落ち込んだ時の回復力)にあります。

自己肯定感が高い人が得していること その1

子どもは好奇心が旺盛です。自己肯定感が高いとその好奇心が勉強に向かいます。その結果自ら学ぼうとします。授業中も気になることがあったら質問してきます。「もっと知りたい」という思いが強いのです。そして、恐れがないので、どんどん前に進みます。だから、先生の指示を待たずに次々と勉強していきます。そして、学校では教えないような内容まで頭に入れていることもあります。今ではすぐにネットで調べたりしています。

そして、自己肯定感が高い彼らが得なのは、知っていることを話しても、イヤミったらしい自慢に聞こえないのです。それは、自分の優越感のためにやっているのではなく、人に教えることを楽しんでいるからでてくるものなので、聴いているほうも嫌な気がしないのです。

自己肯定感が高い人が得していること その2

自己肯定感が高い子どもは自己肯定感が高い子どもと仲良くなる傾向にあります。そして、互いに刺激しあいます。自己肯定感が高い人同士が仲良くなると、非常によい信頼関係を築けます。たんにまじめな話だけでなく、フランクな話ができます。意見の対立があっても、基本的に仲がよいので、「なんでも言える仲が良い友達」ができます。嫌なことがあっても、不満があっても何でも話せるわけですから、立ち直りが早い。結果、余計な心配はないわけです。すると、授業への集中、自宅で勉強しているときの集中が全然違うわけです。

中学生、高校生が勉強できない理由の一つは「心配事」です。目の前に問題集を開いていても、頭の中では違うことを考えてしまっているのです。その違うことというのは、友達に言われた一言だったり、好きな人から視線を外されたことだったり、友達どうしがけんかして、その仲裁に入っているけど、どうふるまって良いかわからなかったり・・・結構、人間関係が問題の種になっていることがあります。

自己肯定感が高ければ、こんな煩わしい人間関係から全く解放されてしまいます。というのは言いすぎですが、自己否定感が強い人よりは、余計な心配事で時間と気を遣って疲れることはありません。

勉強するときは勉強するという集中が生まれる背景には、普段の人間関係がごちゃごちゃしていないというのが大切です。そして人間関係をよくするうえで大事なのが自己肯定感なのです。

ちなみにテンションが高いのと自己肯定感が高いは別物です。

自己肯定感が高い人が得していること  その3

自己肯定感が高い人は落ち込んでも立ち直りが早いです。 嫌なことが起きた時に気持ちを回復する力をレジリエンスと言ったりします。

自己肯定感が高いからと言って運が良くて、なんでも思い通りに物事がうまくいくわけではありません。嫌なこと、落ち込むこと、まさかと思うような事態に合うことだってあります。

テストで悪い点をとることだってあるのです。さて、その時にどうとらえるかが、違うのです。

自己肯定感が高い人は、できたところを見る、できていなかったところは次への糧にする。今回の勉強のどこが良くなかったのかをきちんと反省して、次に生かそうとうする。

自己否定感が強い人は、できていないところを見る、問題が悪いと文句を言う、自分より点数の低い人を見て安心する。逆に良い点を取った人にひがむ気持ちを持つ。

自己否定感が高いと頭の中で自然と「ピンチをチャンスととらえる」思考が働きます。ですから、自分にとって思わしくない状況を受け入れて、次にどう活かすかを考えるのです。つまり、次につながる行動がそこから始まっていきます。実は、この行動が、回復のために必要なことなのです。

現状が大変でも何をやればよいのかが分かれば、そこから気持ちが回復していくのです。

まとめ

自己肯定感が高い人は自分の内面も、人との関係も、自然と健全な状態を保とうとします。嫌なことがあれば立ち直る、人とトラブルになれば、解決に向かう。そこで、話しあったり、謝ったりできるわけです。余計な心配がないから、目の前のやるべき勉強に集中できるし、難しい問題も「どうせ無理」と投げ出そうとせず、「どうやったらできるか?」を考えて学び続けられるのです。

そして、自己肯定感には自分の可能性を肯定する側面もあります。ですから、新しいこと、やりたいことにどんどんチャレンジして自分の将来を拓いていく力の源にもなります。自己肯定感を高めて損をすることは一つもないのです。…

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AIが発達しても仕事がなくなるわけではない。そんな心配をするよりも大切なことがある。

Googleの検索に「AI  仕事」と入れると「奪う」とか「なくなる」と出てくる一方で「増える」とか「活用」という言葉も出てきます。

AIの技術が発達することはとても喜ばしいことです。これまで手間のかかっていたことが、全部自動化できるようになるわけですから、とても楽になるはずなのです。

AIには「ディープラーニング」で、たくさんのデータを学ばせます。それこそ人間が記憶できないくらいの大量のデータを学ばせるわけです。しかも短時間で。それらの情報を用いて、必要な判断をするようにプログラムをしていく。そうすると、人間ではとても時間のかかることを一瞬のうちに成してくれるわけです。

発達は、喜ばしいことであるはずなのですが、どうも危機感をあおるような面もあります。

「AIに負けない」とか「AIに奪われない仕事」なんていう記事や広告をよく見かけます。

確かに、AIが発達することで、今の産業の構造は変化していくことはまちがいありません。なくなる仕事、職業がでてくることも間違いありません。

しかし、AI関連の仕事が増えていきます。それがどんな仕事なのかはわかりません。ただ、私が大学生になったころも、インターネットが世に広まり始めたころで、「インターネットが仕事を奪う」ということがさんざん言われていました。しかし、インターネット関係の仕事はかなり増えたのです。ホームページを作る、集客をする、サーバの管理やネットワーク回線の配置などです。今ではエンジニアやウェブデザイナー、ライターが取り合いになり、人がいなくて困っているくらいに求人があります。

さらに歴史をさかのぼってみれば、蒸気機関、電気が発明され、工場で機会がモノを作るようになりました。大量生産ができるようになりましたが、その分労働力も必要になりました。

つまり、AIの発達は仕事が奪われる(なくなる仕事がある)というのは一つの側面にすぎません。これは技術革新であり、現代における産業革命なのです。

AIは人間に扱われるものであって、私たちの生活を脅かすものではありません。

世の中が便利になることで、その便利さを支えるために必ず人の手が必要になります。さらには、AIがあることで今では想像できないような素晴らしいサービスやプロダクトが生まれてくるのです。

今の中学生、高校生が活きる時代は、AIをはじめとした新たな技術に飲み込まれるのではなく、発達し続ける新しいテクノロジーをいかに活用するかを考えて、用いていく必要があるのです。

AIが発達しても仕事がなくなるわけではありません。そんな心配をする時間があるなら、自分は何をしたいのか、将来を描くことにその力と時間を費やしてほしいのです。

「この仕事はAIが発達してもなくならないから」と、そんな消極的な思いで就いた仕事が人生を満足させるものになる可能性は極めて低いのです。

大切なのは自分軸で将来を考えることです。技術革新が起こっても、今ある仕事がすぐになくなるわけではないですし、あなたがその仕事をどうしてもやりたいのであれば、工夫次第でいくらでも生き残ることができます。そのための考え方、前向きな心の持ちようこそが、教育の中で身につけてほしいことなのです。…

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中学生になって不登校 勉強嫌いの息子が勉強に目覚めた理由とは

中学生になって不登校 勉強嫌いの息子が勉強に目覚めた理由とは

こんにちは。ビジョナリーキャリアアカデミーのカウンセラー、大久保です。 今回は、不登校になり勉強嫌いになった中学生の息子が、どのようにして再び勉強に向き合うようになったのか、その理由とプロセスについてお話しします。

不登校になると、多くの子どもが勉強に対して興味を失ってしまいます。 それまで真面目に取り組んでいた子でも、突然やる気をなくしてしまうことがあります。 親としては、「やればできるのにもったいない」と感じることでしょう。

 

しかし、不登校の子どもたちは、日々を生きることに精一杯で、先のことを考える余裕がないのです。 それでも、心の奥底では「高校に行きたい」「勉強しなければ」という思いを抱えていることが多いのです。

中学生が勉強嫌いになる原因 学校の勉強が難しくなる

小学校までは授業についていけていた子も、中学校の英語や数学の難しさに直面し、苦手意識を持つようになります。 特に、英語の文法や数学の抽象的な概念に戸惑い、勉強が嫌いになることがあります。

授業のスピードについていけない

中学校では授業時間が長くなり、進むスピードも速くなります。 小学校のように丁寧な繰り返しが少なくなり、理解が追いつかないまま進んでしまうことが、勉強への苦手意識につながります。

勉強の仕方がわからない

中学生になると、自分に合った勉強法を見つけることが求められます。 しかし、多くの子どもはその方法がわからず、成果が出ないことでますます勉強が嫌いになります。

クラブ活動に熱中しすぎる

クラブ活動に夢中になるあまり、勉強に意識が向かなくなることもあります。 体力的にも時間的にも余裕がなくなり、勉強を後回しにしてしまうのです。

勉強する意味がわからない

 

「なぜ勉強しなければならないのか」という疑問が生まれ、勉強に対する意欲を失ってしまうことがあります。 この疑問が深まると、自分の存在意義にまで考えが及び、勉強どころではなくなってしまいます。

勉強嫌いから抜け出すために 勉強を強制しない

勉強嫌いな子どもに無理やり勉強させても、逆効果になることがあります。 強制されることで、ますます勉強に対する抵抗感が強くなり、やる気を失ってしまいます。

将来に目を向けさせる

勉強の意義を見出すためには、将来について考える時間を持つことが大切です。 「将来の夢を叶えるために、今の勉強が必要なんだ」と気づくことで、勉強への意欲が湧いてきます。

雑談の力を活用する

勉強や学校とは関係のない雑談が、子どもの心を開くきっかけになります。 何気ない会話の中で、子どもが自分の気持ちを話しやすくなり、勉強への興味を取り戻すことがあります。

ここに見出しテキストを追加

不登校や勉強嫌いの子どもに対して、無理に勉強をさせるのではなく、将来の目標や夢について話し合うことが大切です。 また、日常の雑談を通じて、子どもの心を開き、勉強への意欲を引き出すことができます。 子どもが自分のペースで前に進めるよう、温かく見守っていきましょう。

ビジョナリーキャリアアカデミー カウンセラー大久保智弘

これまで、数百人の中学生・高校生の不登校をサポートしてきました。お子さんの不登校や勉強に関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

コラムを最後までお読みいただき、ありがとうございました。 お子さんの不登校や勉強に関するお悩みがありましたら、無料でご相談を承っております。 お気軽に

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新学期が始まり、生活のリズムが少しずつ整ってきた頃。でも、なんとなく不安定な子どもの様子に、つい心がざわついてしまう。そんな今だからこそ、あらためて“親子の距離感”について考えてみませんか?

春の始まり、親の心は揺れやすい

新学期が始まり、少しずつ日常のペースが戻ってくる頃。その一方で、子どもの様子に一喜一憂し、

「ちゃんと学校に行けるのかな」「このままで大丈夫かな」と、心がざわつく日もあるかもしれません。

距離を詰めてしまうのは、”心配”の裏返し

そんなとき、親はつい距離を詰めてしまいがちです。

「今日はどうだった?」「勉強はしてる?」と声をかけるのも、

本当は心配だからこそ。「見守りたい」ではなく「見逃したくない」という想いがあるのだと思います。

 

でも、その距離の詰め方が、子どもにとってはプレッシャーになることもあります。

子どもは親の気持ちを敏感に感じ取ります。

だから、何も言われなくても「ちゃんとしなきゃ」と無言の期待を背負ってしまうことがあるのです。

まずは自分の「心配」をやさしく見つめる

カウンセラーとして多くのご家庭と関わってきましたが、

“距離の取り方”に悩まない親はいないのではないかと感じています。

私も2人の娘の父親であり、わが子たちとの距離の取り方は日々悩まされます。

特に上の娘が思春期に差し掛かる時期なので、いろいろと考えさせられます。

 

近づきすぎれば干渉になり、離れすぎれば無関心に見えてしまう。

そのちょうどいい距離は、いつも手探りです。

 

今、親として何かしてあげたい気持ちがあったら、

まずはご自身の気持ちをノートに書いてみたり、信頼できる人に話してみたりするのも一つの方法です。

不安が少し軽くなると、子どもに向けるまなざしにも、ふっと余白が生まれます。

ちょうどいい距離は、自分の中にある

近づきすぎず、離れすぎず。

親子の距離は「正解」があるわけではありません。

でも、自分自身の心の状態に気づいてあげることで、自然とその距離感が見えてくるものです。

そして、こんな言葉もあります。

“子どもは、放っておいても育つ。でも、見ていないと育たない。” ― 小児科医・毛利子来

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

こちらの記事もおすすめです .cta-buttons { display: flex; flex-wrap: wrap; justify-content: center; gap: 16px; margin-top: 32px; } .cta-button…

中学生になって不登校 勉強嫌いの息子が勉強に目覚めた理由とは Read More »

友達とのトラブルを解決できるアサーション

アサーションというのは自分も相手も大切にする話し方です。そのポイントとは?

アサーションというのは、自分の言いたいことは伝えるけれども、相手にも配慮した伝え方をするというものです。

アサーションのポイントは怒りを伝えるのではなくて、素直な「気持ち」や「お願い」したいことを伝えます。

大事なことは文字ではなく言葉で伝えてほしいのです。

アサーションで自分の気持ちを伝えたり、お願いをすることで、自分の中に不快な感情、怒りをため込むことも防げますし、友達との関係をより深めるきっかけにもなります。

確かに、言いたいことを言うことは勇気がいります。しかし、言いたいことを言える関係こそが、本当の友達です。学校におけるストレスはいろいろあります。

勉強、クラブ、先生のことなどありますが、頭の中に多くある悩みは友達や彼氏・彼女のことではないでしょうか?

友達関係のもやもやが解消することは、学校でのストレスを減らすだけでなく、勉強やクラブ活動などへの集中力や意欲を高めることにもつながります。

トラブルはアサーションで解決!

例えば、毎晩の10時過ぎにLINEが来る友達がいたとします。その時間あなたは勉強の真っ最中で、LINEが来ると、勉強に集中できないからスマートフォンの電源を切っていた。すると、次の日、朝起きるとともだちからLINEが来て「何で返信くれないの?」ととても怒ったメッセージが残っていて嫌な気分で学校に行くことになりました。この時どのように対処したらよいと思いますか?

確かに夜何も言わないで、受信できないようにしたことは詫びたほうがよいとおもいます。その後何て言うかです。「なんであの時間に毎日LINEをくれるの?」と言ってしまうと、これは怒りを伝えていることになります。そうではなくって、「あの時間は私勉強しているからLINEの返信がすぐにできない」とか、「メッセージを送られても読むことができないんだ」というふうに伝えることもできますね。また、「LINEは21時までに送ってもらえれば返すことはできる」と言うこともできます。

アサーションは怒りを伝えるのではないけれども、こちらの言いたいことはちゃんと伝えるということです。ただし、もう一つ重要な点があります。それは、相手がそれで納得するかどうかは別の問題だということです。

「10時以降のLINEは送らないでほしい」という伝え方もアサーションです。

しかし、こう伝えてしまうとあいては「私のこと嫌いなの?」とか「私って迷惑なの?」と言ってくることも考えられます。

さて、アサーションで伝えても、トラブルになるじゃないかと思われたかもしれませんが、単に言いたいことを伝えるだけではまだ70点くらいです。大切なのは「何のために私が、あなたにお願いをしているか?」を伝えることです。

仲の良い友達になかなか言えないことを伝えるのは、その友達との関係を今後も続けていきたい、より仲良くなりたいからではないでしょうか?

そのこともきちんと言葉で伝えないといけません。

つまり、アサーションで伝えていることの目的も伝えるのです。「あなたとこれからも仲の良い友達でいたいから伝えているんだ」ということを言われて悪い気分になることは少ないと思います。

さらに、「もし、今伝えていなかったら、だんだんあなたのことが嫌になると思ったから、それだけは避けたかった」と言わないことのデメリットも伝えるとなお良いです。

そもそも友達とのトラブルの原因は「言えない」こと

友達との関係においてトラブルの原因は「言いたいことが言えない」ということです。言いたいことを言うと相手を怒らせてしまう、今の関係が壊れてしまうという恐れがあります。しかし、アサーションを使ってコミュニケーションをすれば、言いたいことを言えるだけでなく、よりよい関係に発展させていくことができます。

しかしながら、私たちはイラッとしたときに、つい怒りをぶつけてしまいます。

「何でこんなことするの?」とか、「どうしてそんな言い方をするわけ?」と、文字で見ると疑問文ではありますが、この言葉は相手を責める言い方です。(これをあなたメッセージとかやっつけメッセージといいます。)

これは、言葉をつたえるというよりも「怒り」を伝えてしまいます。その結果、けんかになってしまうのです。

しかも今はコミュニケーションの仕方が複雑になっています。LINE、Twitter、Instagram、Facebook、など、SNSがいっぱいあります。

基本的にSNS文字でのコミュニケーションになるわけです。

文字のコミュニケーションは表情や声のトーン、大きさなどがとても伝わりにくいものです。

これらを非言語コミュニケーションと言うんですけれども文字だけのコミュニケーションではくみ取れない情報があるので誤解を招きやすいのです。

SNSで起きた誤解を実際のコミュニケーションで解いていくという面倒なことをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

互いに不快な状況からコミュニケーションが始まるので、けんかにもなりやすいですし、できれば避けたいトラブルになるわけです。

アサーションを身につけるための最初の一歩は?

アサーション、分かった!よし、あの子に言いにくかったことを言おう!

といきなり問題解決に行くと失敗する可能性が大きいです。

言いにくいことを相手に伝えるのは本番です。本番に向けては練習が必要です。

その練習として、身近な人に言いやすくアサーションをするのです。

自分の気持ちを言葉で伝える、自分がお願いしたいことを、相手の反応も踏まえてお願いするのです。

そうやって、「うまくいく感覚」をつかんでいくことです。

これが繰り返されていくと、気になるあの人になんて伝えたらいいかを、あれこれ言葉を選んで考えられるようになります。

そのころにはアサーションが身に付いているといえるでしょう。…

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受験勉強をしていて集中力が続かず、気が散るあなたへ。実はやる気はコントロールできる。

1 受験勉強をしていて気が散るとき

勉強しようと思ったタイミングで「勉強しなさい」と母親に言われたから余計にやる気がなくなったり、さてようやく机に向かって鞄を開いて問題集を取り出し、筆箱からペンを取り出そうとした瞬間、LINEのメッセージが来て気が散ってしまう。やる気がそがれる要素はたくさんあります。

やる気がなくなると人のせいにしてしまいます。確かに、親や友達によってやる気がそがれます。しかし、やる気が出てこないことは他人のせいだけにはできません。実は、やる気は自分でコントロールできるのです。やる気を引き出すには小さな行動が必要だといわれます。それは、脳を刺激することでやる気が出てくるわけです。でもこれってなんか変な感じしませんか?やる気がないから行動できないでこまっているのです。

2やる気は自分でコントロールできる

勉強しないといけないと分かっていても、机に向かわないのはやる気がないから。

3小さな行動をすると脳が刺激される

では、やる気を自分で出す方法というのは何かというとそれは?それは小さな行動です。勉強を例に考えると、教科書を開くとか、問題集を眺めるとか、机を片付けるという準備をするだけでも効果があるのです。それを1分~3分やっていると、自然と手が動き始めます。そこまでくると大丈夫です。やり始めると集中している状態を自然とつくることもできます。

なぜ、小さな行動がやる気と関係しているのか?実はこれは脳の仕組みなのです。やる気をつかさどる淡蒼球という部位。ここを刺激する一つの方法が行動だからです。しかもそれは、行動の量や質ではなく、単にやったかどうか。動いているかどうか、によるのです。動いているとやる気がでるのです。学校帰りに今日は家に帰ってあれをやろう、これをやろうと、頭の中でプランを立てることがあると思います。家についてから、そのプラン通りに行動できるでしょうか?なかなか難しいと思います。まず、体が疲れています。荷物を置いて、制服を着替えて、リビングのソファーに座って、テレビをぼーっと眺める。家に帰っているときの行動からすればかなり、脳への刺激は減ってしまうわけです。そして、夕食を食べて、お風呂に入る。体は眠りにむかって準備を整えていきます。

やる気をだす行動からは程遠くなってしまうのです。そこにいきなり「今から2時間は勉強するぞ」というのは余計にプレッシャーをかけることになり、逆に行動を遠ざける可能性すらあるのです。まず、初めは準備程度の小さな行動で十分なので、少し動いてみることが重要になります。やる気は初めからある必要はありません。形からでもいいのでやってみることです。

実はスマホに時間を取られてしまうのも同じことなのです。何気なく手にしているうちにSNSやインターネットの情報に触れ、そこでの行動に対してやる気がでてしまっているわけです。やる気がでてくると、ある程度気が済むまで行動は止まりません。これが勉強であっても同じです。何気なく眺めているうちにやろうかなという気になってしまいます。手が動き出すとかなり有効で、ある程度区切りがくるまでやり切ってしまいます。

4やる気とごほうびの関係

人がやる気を出してくれるという考えは間違いです。

テストで平均80点以上とれたら新しいゲームソフトを買ってもらえる。とか、クラスで10番以内に入ったらディズニーランドに連れて行ってもらえるとか、ごほうびを設定されることもあります。人を頼らないと得られないごほうびには一時的な効果しかありません。

ご褒美を設定すること自体は間違いではないんです。それは、自分で自分にしてあげることのできるごほうびならやる気の源になります。平均80点以上取れて新しいゲームソフトを買うとしても自分のお小遣いで買うことにしていれば、かなりよいご褒美になりますし、やる気も刺激されます。何より、自分で設定したゴールを達成したという事実が、自信をもたらします。ただ、できれば、ごほうびも一回で終わってしまうよりも、続けられるごほうびがよいですね。大きな結果に大きなごほうびではなく、小さな努力に小さなごほうびをちょっとずつあげていくほうが、継続することが必要な努力(受験勉強のように時間をかけるもの)には有効です。

5やる気を継続させるためには?

やる気を出すには小さな行動を起こす、形から入ることが有効だと述べてきましたが、じゃあ、その最初の小さな行動はどうやってやるのか?ということです。やる気を引き出す、最初の行動をどうやって起こすのか?ということが一つ課題となるわけです。そこで必要になるのが、努力の意味です。目標・目的になるのです。この努力は何のためにやっているのか。努力の先にどんな達成があるのか?

そこがなかったり、漠然としていると、いくらやる気を出そうと行動しても、長続きしません。ごほうびを設定してもむなしいだけなのです。

行動の前に必要な目標。その目標を支える目的。ここが自分自信のやる気を続かせる力の源になるのです。

・やる気は行動で引き出される

・最初の小さな行動は形だけでもいい

・人に設定されたごほうびではなく、自分で決めたごほうびの方が効果的

・小さなやる気、行動にたいして小さなごほうびをあげる

・やる気の力の源は目標と目的。この二つがあることで、やる気があってもなくても行動を起こすことができる

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進路相談によくある誤解!受験勉強のやる気がアップする活用法とは?

進路相談ってされたことありますか?もしかしたら、そんなことを相談できることがあることを知らないという方もいらっしゃるかもしれません。学校であれば、担任の先生、進路指導の先生がいますが、それ以外にも、塾や予備校の先生、外部のカウンセラーを活用する方法があります。進路の相談に乗ってくれる大人は結構いるのですが、実は、活用されていないのが実情です。将来のことを決めるだいじなことなのになぜ、進路相談に行かないのか。そこには進路相談に対する誤解があるからです。

誤解1 進路相談をすると否定されるかもしれないという怖さがある

 進路の相談をして親に反対されたり、厳しいことを言われた経験があるのではないでしょうか?この経験が将来のことを話すと否定されるという思い込みをつくってしまいます。進路相談は、鼻からかあなたの可能性を否定することはありません。 第三者の大人だからこそ、先入観なく、あなたの将来の話を肯定的に受け止めることができます。あなたが描く将来の話を今の自分にできることを考えます。

 親はこれまでのあなたのことを最も近くで見ている大人ですから、良いところも悪いところもわかっています。そして何より、大切な我が子の将来ですから心配するのは当然なのです。最終的に進路の話を親抜きで進めることは難しいです。なぜなら経済的な面でお世話になるのは親だからです。ただ、進路の相談は親に相談するのとは違います。もしかしたら、すでに親の反対を受けている場合もあるかもしれません。でも、将来を真剣に考えて、どうやったら自分の夢が実現するのか、その筋道を立てて、今やるべきことを努力しさえすれば、「そこまで考えているのであれば頑張りなさい」と親も応援してくれる存在になります。

自分の考えをしっかりさせ、将来に向けた行動を引き出すためのだ一歩が進路相談なのです。

誤解2 進路の相談は恥ずかしい

 夢はあるんだけどそれを人に言うのが恥ずかしいという場合もあります。俳優や声優、芸人、それからアイドルになりたいとか。他にもミュージシャン、画家になりたい、詩人になりたい、実はプロのサッカー選手を目指している、ユーチューバーになりたい・・・などなど。テレビやネットで見える仕事にあこがれることはあっても、本気で自分がそれになりたいというと、周りには「え~!それマジで言ってるの?」という反応が返ってきます。学校の先生もなかなか取り合ってくれないところであります。

 自分の中でも「こんなことを言ったら笑われるだろうな」と思ってなかなか口にすることがありません。そして、誰かに相談する前に諦めてしまうわけです。しかし、これはとてももったいないことなのです。実際になれるかどうかは、これからのあなたの頑張り次第なわけです。誰かに相談できないから、または相談しても「やめておけ」とか「それは難しいよ」と言われたから目指すのをやめるというのはもったいないのです。

 否定的なことを言う人の特徴はその職業のなり方が分からないからです。たとえば、学校の先生に「プロ野球選手になりたい」と話すと「そんな、プロで活躍できるなんてほんの一握りなんだぞ。やめておけ。」と言われます。でもプロ野球選手に「プロ野球選手になりたいです」というと「君には無理だから」と頭ごなしに否定されることはまずありません。きっと応援してくれるはずです。

 実は進路相談で自分の将来を話すことが恥ずかしいというのは、もしかしたらどうやったら自分のやりたい仕事に就けるのかわからないからかもしれません。これからの何を頑張ったら良いのか分かれば、もっと堂々と人に自分の夢を語れるようになります。そして、人に話をしていくうちに、アイディアが生まれます。応援してくれる人も増え、情報が集まってくるのです。進路の相談は夢実現のスタートになります。

まだ若い10代の若者が「恥ずかしい」という理由だけで将来の夢をあきらめるのはもったいなさすぎます。ぜひとも、相談に来てください。

誤解3 進路について考えがまとまっていないから相談に行けないと思っている

 考えがまとまっていないから相談に行けないというのも多い誤解の一つです。考えがまとまらないから相談に行くのです。将来のことは何から話していいかわからないですし、考えること自体が面倒くさかったりします。

中学→高校→大学→就職→結婚・・・と平成の初めのころまではこのスタイルが一般的でした。同世代、同級生ならみんなが同じライフステージにいたわけです。ある程度の方向性さえ決めておけば、社会の流れに乗って、人生を歩むことができました。しかし、時代は変わり、自分の将来について自分で考えていかないといけなくなりました。転職する人も多い、脱サラして起業する人もいる。大学卒業してもすぐに働かなかったり、学生時代に留学したり、仕事をいったんやめて大学院に入ったりと多様な選択をする人も増えています。しかも、情報量も多いわけですから、何をもとに自分の将来を考えてよいのかがわからないのです。

そんな時代だからこそ、自分の進むべき方向性、生き方の軸をもつ必要があるのです。

実は進路相談に一番に来てほしいのは、「自分の進路について全く考えがまとまっていない人」なのです。だからこそ、悩みを言葉にして、自分の将来に向き合う必要があるのです。

進路が決まると受験勉強にもやる気が出る

受験勉強というのは大学に合格するためにやるものです。その大学の先には自分が思い描く将来の働きがあります。今の勉強が、将来の自分とつながっているから、本気になるわけです。つまり目の前の頑張りが将来の結果を創ることあ明確になるからこそ、受験勉強に意味が見いだせてやる気が出るだけではなく、やる気が続く状態になるのです。

高校生になり「受験勉強しないといけない」と思って、教材を買ったり、予備校に行ったりして、勉強する環境は整えても、「何のために勉強するのか?」が不明確であれば、勉強に身が入らないのです。勉強の計画を立てて、毎日やるぞと思っても、うまく勉強できないのは、自分の進路に納得していないからかもしれません。

進路相談をして、自分の進路に納得し、自信が持てれば、勉強する目的ができます。そうなれば、苦手な教科、難しい問題にも立ち向かうことができます。

進路は最終的には自分で決定するものです。その手助けをするのが進路相談です。自分が描いた進路に初めから自信満々の人はいません。だからこそ、自信をもって考え、そして行動する必要があります。自分が行きたい道に進めるよう自信を持ちたい方はぜひとも進路相談にお越しください。

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高校生におススメ!進路相談を上手に活用するための3つのポイント

進路の悩みの問題の一つは、相談相手がいないということです。先生は忙しい、場合によっては、関係があまりよくなく「相談したくない」と思っている場合があります。親も確かに相談相手ですが、いきなり結論を求めてきたり「そりゃ無理だろう」などと話を聴ききってくれる前に否定されたりします。でも、一人で考えていてもなかなか答えが出ない。そんなときに進路相談カウンセラーを活用してもらいたいと思います。

 1 自分の考えがうまくまとまっていなくても、相談しに行く 〇ある程度まとまってからじゃないといけないことはない

進路の悩みを考えるのは難しいことなんです。なぜなら、答えが決まっていないからです。テストの問題のように正解が定められていません。しかも、その答えは自分自身で出さないといけないのです。そして、考えるための方法も材料も不足しています。一方で今は、いろんなことがインターネットですぐに調べられます。情報が非常に多い時代ですので、分からないからと調べれば調べるほど混乱します。進路の悩みに対して、まとまった考えがないのに相談に行くのは恥ずかしいと考える人もいるかもしれません。しかし、考えがまとまらないから相談に行くのです。

 〇進路のことを考えるときに最初に聴かれる(考える)質問は・・・

「将来、どんな仕事をしたいんだろうか?」

「自分が学びたいこと、身に着けたいことって何だろう?」

「何のために進学するんだろう?」

 といった自分への問いかけが進路についての最初の問いです。この問いは結構、漠然としていて、考えるのが難しいです。答えが出ないまま、同じ問いをどんどん繰り返していくと、だんだん自分を責めているような感覚に襲われてきます。進路の相談をするとその状態から抜け出すことができます。

 たとえば、「将来、どんな仕事をしたいんだろう?」と問いかけると同時に「どんな仕事をしたくないだろう?」と考えてみる。または、「どんな仕事があるだろう?」とか「どんな仕事に興味があるだろう?」と相談相手が問いをいろいろと言い換えてくれます。すると、考え方も違ってきたりします。 

考えていても、なかなか答えらしいものにたどり着かなくても、小さいころに好きだった遊びだとか、これまで出会った大人であこがれたり、かっこいいなと思った人の話とか、を相談相手に語っているうちに、「ハッ」と何かが閃いたりもします。考えがまとまらないのは当然のこと、だから何でもいいし「将来のことって言われても、ピンとこないし、よくわからないんですが・・・」と相談をスタートすることも、進路相談としては大歓迎です。 

2 進路の相談をする相手は選ぶ

誰に相談するかで、自分の考えも変わってきます。進路について相談に行ったのに「それは難しい」とか、「君にはあまり向いていないと思うよ」なんて否定的なことを言われると気持ちがなえてしまいます。もちろん、そういう意見も貴重ですが、進路相談の入り口としてはNGです。否定的な人は避けましょう。相談相手として一番適当なのは、変にほめてくれる人でも、否定する人でもなく、的確な問いを投げかけて、じっくりと話を聴いてくれる人です。そういう相手に大胆に自分の夢を語ります。そうすると、自分が背伸びしていたり、考えが甘かったりするところが見えてきます。

 親や先生も相談相手としては悪くありません。最終的には相談に行って、結論を伝えないといけない相手であることは間違いありませんが、現実的なコメントをされたり、頭ごなしに否定されることもあります。親や学校の先生に否定されると、思いのほかへこんでしまいます。特に両親は、子どもを愛するあまり、いろんなことを言ってきます。一番応援してくれる存在ですし、経済的な面では親に支援してもらわないと普通は進学できません。最終的に相談して、味方になってもらいたい存在です。ですが、あまり考えがまとまらない間に相談すると、関係がこじれることがあります。考えがまとまらないうちは、第三に相談しましょう。

 3 早いうちに相談に行く

進路について悩んでいるのに、相談しても、しなくても結論を出さないといけない期日はどんどん迫ってきます。期日が迫ってくると当然焦ってきて、投げやりな答えを出しかねません。「まだ、自分は進路について考えるのは時期が早い」という人は誰もいません。進路については期限が決まっています。

 

進路のことは高校3年生になってから考えるのでは遅いです。できるだけ早いうちに相談に行くことをお勧めします。その理由は3つあります。

①答えを出すのに時間がかかる

進路の結論は、すぐに決められるものではありません。特にやりたいことがない場合は、それを考えたり、見つけたりしないといけません。考えるのに自分自身のこれまでの経験や、考えと、社会の動き、それに加えて、自分が選択可能な選択肢がどれだけあるかも検討しないといけません。オープンキャンパスに行ったり、資料を取り寄せたりということも必要になります。しかも、今は情報が多い時代です。調べ方が以前に比べて容易になりました。その分、時間がかかるようになったとも言えます。

②期限が迫ってくると焦ってしまい、自分を納得させる答えが出しにくくなる

高校3年生になって場当たり的に進路を決める人がいます。しかし、うまくいかなかったケースをいくつか知っています。そのうちの一つです。

 高校3年生の2学期、ようやく進路を考え始めた男子生徒がいました。その時の成績をもとに、行けそうな大学に志望校を決めました。彼はその大学の経済学部に進学しました。しかし、実際に自分のやりたいことかどうか分からないまま、大学生活を続けていましたが、大学2年の春ごろに「なんか違う」と思うようになり、大学に行かなくなりました。結局2年休学したのちに、中退しました。

 これは進路考えるタイミングが遅すぎた結果と言えます。もし、後1年、半年はやく考え始めていれば、もっといろいろな選択肢を検討する時間、自分が進みたい大学がどんな学問をするところなのかを知ることができました。彼が進路を決める決定的なものは「時間がなかったから知っている大学にした」というものです。つまり、焦っていたのです。

 ③自分で答えを出さないといけない。

進路についての結論は自分で出さないといけないものです。誰も答えを出してくれないのです。実はこれが最大の難関でもあります。自分を納得させる必要があります。自分中で1回は結論を出して、親や学校の先生にも相談して、決定したとしても、「本当にこれでよかったのか?」と悩みが再びぶり返してくることさえあるのです。

 

まとめ

進路というのは自分ひとりで思い悩んで考えるものではありません。いろいろな情報を検討しつつ、人に相談しつつ考えるものです。また、将来のことを話すことは決して恥ずかしいことではありません。やりたいことがあるのに、恥ずかしくて相談できないというのはもったいないことです。人に話せばそれだけ、確かなものが見えてきます。進路の相談はあなたの可能性を広げるものになります。

●進路相談カウンセリング●

ビジョナリーキャリアアアカデミーでも進路相談を受け付けております。中学生と高校生を対象としておりますが、それ以外の方でもご希望があれば対応いたします。まずはメールで受け付けております。

 「お問い合わせ」からメールください。メールでのご相談は無料です。

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受験勉強で集中力が切れたときにおすすめ!3分でリフレッシュするプチ瞑想法

受験勉強をしていると当然、頭は疲れます。

勉強に集中したいけど、できない

集中力がすぐに切れてしまう

勉強しようと机に向かってはいるものの頭は違ったことを考えている

受験勉強は問題と戦うと同時に時間との戦いでもあります。できるだけ長く勉強するために何をしたらよいのか。このコラムでは短時間でできる効果的なリフレッシュな方法をお伝えいたします。

集中力が切れたあと、どうやってリフレッシュしていますか?

スマホでSNSをチェックする

ゲームをする

リビングにいってテレビを見る

マンガを読む

仮眠をとる

おやつを食べる、などなどいろいろあると思います。

しかし、これらの方法は勉強に戻りにくいという問題があります。

リフレッシュの目的は頭を休めて、勉強に戻ることです。勉強から逃げることではありません。。そのためには移動もせず、時間もかけないでできるリフレッシュ方法が必要です。

そこでおすすめなのが、「プチ瞑想法」です。一言で言うと、ぼーっとするということです。

ポイントは3つです ①楽な姿勢で座る(手には何も持たない) ②どこか1点を見つめて、鼻だけで呼吸する ③3分経ったら深呼吸をする

なんだそれはと思われるかもしれませんが、非常に効果があります。机に向かったまま、できます。スマホを触ったり、テレビを見るよりも集中力の回復は大きいです。一種の瞑想でもあります。

せっかくここまで読んでくださったのですから、ぜひ試してみてください。今から1分間ぼーっとしてみてください。近くにあるものや、壁なんかどこでもいいので1点を見つめてみてください。やることはそれだけです。

 いかがだったでしょうか?頭の中にいろんなことが浮かんできませんでしたか?あれをやらないといけないとか、そういえばこんなことがあったとか・・・ぼーっとしていても頭は動いています。そして、いろんな記憶をランダムに引き出してきます。実は、その時間は頭は入ってきた情報を整理しているのです。

 脳が疲れると言う言い方もありますが、脳は疲れません。脳が疲れたのではなく、頭の中が整理できていない状態、脳が片づけをできていないでフリーズ気味なのです。パソコンでも、同時にいくつもファイルを開いていろんな作業をやっていると止まってしまいます。それと似ています。集中力が切れ始めた時、実は脳はぼーっとするように命令を出しています。自然とぼーっとしてしまいますが、それを意図的にやることで、より効果を高めることができます。

 頭の中に散らかっている情報を、片付ける必要があるのです。そのために必要なのが、ぼーっとすることなのです。

 勉強するというのは頭にかなりの刺激を与えていることになります。しかも、インプットすることのほうが圧倒的に多い。ですから入ってくる情報を整理する時間が必要になります。しかし、勉強し続けていると、その情報を整理する前に、次々と情報が入ってくるので整理できないのです。頭の中の情報を整理するのに良い行動の一つが睡眠です。そしてもう一つがぼーっとすることなのです。

 まじめに勉強している人にとってはぼーっとするなんて、時間の無駄だと思われるかもしれませんが、効率の上がらない勉強を続けているほうが、時間の無駄なのです。なんか集中できないと感じた時はあえて「ぼーっ」とする時間を取ってみてください。だいたい目安は10分くらいです。時間がないときは3分くらいでもいいです。そうすると、かなり頭がスッキリします。このスッキリ感があると、再び勉強しても集中力が発揮されます。理解も暗記も進みます。

試験中でも応用が利く⁉

ぼーっとして最後に深呼吸をして勉強に戻る方法を体が覚えてくると、試験中にも集中力を回復できます。本番の入試となると、それまでの模擬試験以上に緊張するのは当然です。緊張すると、いつもできていることができていなかったりします。しかも、1日で何教科も問題を解く上に、周りには知らない人ばかりですから、ストレスも大きいです。特に、現役高校生は浪人生がすごく勉強しているやつに見えてしまい、それだけでもプレッシャーを感じてしまいます。

いつもより緊張感が高いうえに、この試験で合否が決まるとなると気持ちも落ち着きません。緊張感が高まると、不測の事態が起こります。たとえば、英文が頭に入ってこない、周りの音が異様にきになってしまう、簡単な公式をど忘れしてしまう、問題を読み間違えてなかなか答えを出せない(誤っているものを選びなさいなのに、正しいものを選んでしまうとか) などなど・・・

私の場合ですが、手が震えてマークシートを上手に塗れないという事態に陥ったこともありました。そうなってくると、焦ります。焦ると緊張感を高めます。そうするとさらにパフォーマンスが落ちるわけです。そうなった時にぼーっとして深呼吸をやるのです。30秒でも10秒でもいいので鉛筆を置いて、部屋の中または手元にある時計を見つめる。秒針や秒を刻んでいるデジタルのところを見つめて、1、2、3・・・と数を数えます。そして10秒経ったら深呼吸をして、ゆっくり鉛筆をもって再び問題に向かってみてください。それまでとは全く違う集中力を発揮できるようになっています。

 ただしこの方法は、普段の勉強や模擬試験なんかで、「ぼーっとして深呼吸」をやって、集中力の回復を実感したことがなければあまり効果はありません。試験本番で、突然ためしても、「効果がないじゃないか」と余計に腹をたてて集中力をそぐどころが、怒りの感情が湧いてくることさえあります。ちなみに「怒り」は緊張感の極地みたいな感情なので、集中力を発揮する方向とは真逆の方に振れてしまうので、決して試験本番で感じてほしくない感情の一つです。

 大切なのは「ぼーっとして深呼吸をしたら集中力が回復する」ことを体が覚えていることです。試してみて効果があったから、本番でもうまくいくと信じて取り組むことができます。

最後までお読みくださりありがとうございます。自信をもって勉強に取り組み、ぜひとも合格を勝ち取ってください!!…

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自分の長所を知ることで見えてくる進路の選び方。長所を知ると「自信」が持てます。

体験授業のテーマの1つでは「長所」を扱っています。

自分の長所って意外と知らないものなんですね。わかっていても、わざわざ人に「オレの長所はさ~」って話をすることもないんですね。

一方の短所は結構知っているんじゃないでしょうか?

ただ、将来を考えるうえで、短所しか知らないというのは可能性を狭めてしまうことになります。

やはり、進路、就職を選択するときに、自分の短所と関係のありそうなものはわざわざ選ばないです。

短所ばっかり知っていると、あれもだめ、これもだめと、何もしたくなくなってしまいます。自信も失います。

長所を知っていると、自分のやりたいこと、できることの可能性を広げることができます。

長所は強みと言い換えることができるからです。

長所を知って、将来のことを考える人と、長所を知らずに将来のことを考える人、どちらのほうが、より自分に合った選択ができると思いますか?

長所を知っている方が、自分の能力を活かすように将来を考えることができます。

人付き合いがうまい人は、接客や営業の仕事に向いているでしょう。細かい作業が得意なのであれば、モノづくりや手先を使った仕事に向いていると自然と考えるわけです。長所を活かした選択をすると、無駄な努力をしなくて済むのです。

実は長所を知るのはなかなか難しいのです。

それは、自分では当たり前で簡単なことが、長所だったりするからです。

福祉関係の仕事で働く女性は自分にとって長所はないと思っていました。ところが、彼女に対する同僚からの評価は「よく気がつく」ということでした。ですから利用者さんが必要とするサービスを非常に適切に施すことができていました。ただ、その女性にとってはそれは仕事として当たり前のことという程度でとても長所とは思っていなかったのです。しかし、「よく気がつく」ことが自分の長所だと自覚した彼女はますます、活き活きと働くようになりました。周囲のスタッフたちも彼女を見習い、サービスのレベルが向上するに至ったのです。

自分の長所は自分では当たり前にやっていても、人からはすごいと思われるところにあります。

ですから、長所を知るには人に尋ねるのが一番よいのです。付き合いの長い、短いは関係ありません。

以前に私もフェイスブックで「長所を教えてください」と尋ねました。50人くらいの人が教えてくれました。その数は80を超えました。もっとも多かったのが「誠実」でした。しかし、私自身、誠実にふるまおうと特に意識したことはありませんし、自分でも「私は誠実な人間だ」と自覚しているわけでもありません。これは私にとっての当たり前なのですが、どうやら多くの人が言ってくださるので私の長所の一つなのだと思うことにしました。

すると、自分の中で何が変化したかと申しますと、『「誠実」って思ってくれるから人から信頼されやすいんだ』という思いを持つようになったのです。私の中で1つの自信となったのです。

、若いうちに自分の「当たり前」と思っているところを長所として認識すると、進路選択、就職活動に対して自信をもって取り組めるようになります。社会人になってから見えてくる長所、評価される長所もたくさんありますのでこれかも長所の数はどんどん増えていきますよ。…

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受験勉強のやる気が出ない人必見!勉強にとりかかるための4つのステップ

大学受験、高校受験、ともに冬は追い込みの時期です。そんなときに、ふとやる気がなくなって、勉強に取り組みたくなくなるときがあります。頭の中では勉強しないといけないと分かっていてもなかなか体が向かない。

あとからやろうと思っていながらなかなか取り組まず、時間は過ぎ、「今日やろうと思っていたことができなかった」と後悔してしまう。この悪い習慣を繰り返していると、どんどんやる気はでなくなってしまいます。そうならないためにも、やる気を出すためのステップを紹介いたします。時間がかかるものではありませんし、特別なスキルも不要です。やる気を出すためのステップは4つあります。

受験勉強のやる気を出すためのステップ1 

やる気がないことを自覚する

やる気を出すための最初のステップは「やる気がない」ことを自覚することです。やる気がなくなった時は気が付いたら机から離れていたり、いつの間にかスマホに手が伸びてSNSを見たりしています。やる気がなくなった時にはやる気がないことに気づかないことが多いのです。そして、しばらくして「しまった」と気が付くわけです。この気づきが最初の一歩です。その時に明確に自分自身で「今は勉強に対してやる気がないんだな」とか「今、勉強嫌なんだな」と自覚してください。この自覚があることで、このあとのステップの効果が発揮されます。

受験勉強のやる気を出すためのステップ2 

受験がうまくいった自分をイメージする

受験に成功し、第一志望に進学できたとして、どんな学校生活を送っているのかをイメージします。何を学び、どんな友達ができて、クラブやアルバイトなど今の生活よりも、楽しい時間が流れているイメージをします。

具体的なイメージをしてもらうために質問してみます

●受験勉強がうまくいって第一志望に合格したら・・・

・どんな景色が見えますか?

・周りには誰がいますか?

・あなた自身はどんな服装をして、何をしていますか?

・どんな気持ちでその学校の中をあなたは歩いていますか?

・受験勉強がうまくいったイメージをするとどんな気持ちになりますか?

受験勉強のやる気を出すためのステップ3

自分の目標を確認する

志望校はどこか。その学校に行って何を学びたいのか。なんでその学校に行きたいのか?受験勉強のやる気を最も支えるのが目標なのです。ですから、「なんで自分はこんなに勉強しないといけないのか?」ということを改めて自覚する必要があります。ここまで来るとだいぶ、やる気が出てきているはずです。

2番目と3番目のステップはあらかじめ紙に書いておいたり、スマートフォンにメモしたり、机に貼ったりしておいて、すぐに目に入ってくるようにしておくことをお勧めします。毎回イメージしたり、自分に問いかけて考えるのは結構大変です。特に3つめの「目標」に関しては毎日確認することをお勧めします。そうすることでやる気がない状態、やる気が出ない状態を少なくすることができます。

受験勉強のやる気を出すためのステップ4 

次の勉強は何に取り組むかを決める

次の行動を決めます。これはできるだけ具体的なほうが良いです。たとえば「5分後に数学の問題集の続きに取り掛かる」とか「トイレにいったら机に向かって、英語の長文の問題を解く」などです。この4番目のステップを飛ばしてしまうと、机に向かって「何をしようか?」と考え始めます。これを考えてしまうと、せっかくやる気が出てきていても、そのやる気がしぼんでしまうのです。勉強に戻るときは、次の行動を決めることを決めてください。

まとめ

受験勉強のやる気を支えるのは目標です。受験勉強はとても大変です。本当は遊びたい気持ちを抑えて、勉強しなければなりません。寝る時間を削ったり、好きなことを我慢して努力されている方もいるはずです。今まで以上に頑張らないといけない環境下で、やる気を維持したり、やる気を出したりするためには「なんでこんな大変な勉強をしているのか?」を自分自身が納得しておく必要があります。そのために必要なのが、目標設定です。

目標があいまいだとやる気はでません。仮にやる気になったとしても長続きしなかったりします。逆に目標はあるけど、やる気にならないという方。その目標は自分で決めたものですか?誰かに決められたものではないですか?目標があるのにやる気が出ない場合はその目標を見直す必要があります。自分が納得する目標があれば、やる気がなくなった時でも、すぐに勉強に戻ることができます。そうすると、自分が思っていた以上の成果がでて、結果も望んだものが得らる可能性が一気に高まります。

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テストの点が悪い=頭が悪いではない 頭が悪いという決めつけを自分でしてしまわないために

1 テストの点が悪いと「頭が悪い」と決めつけてしまう

テストの点数によって、自分で頭の良しあしを判断してしまいます。生徒本人もですし、親や教師も決めつけがあります。

この決めつけは先入観です。

実際に社会に出てから役立つ能力をすべて勉強で測っているわけではありません。

むしろ、学校の試験で測られているのは、私たちが社会に出てから必要とする能力の一部分にしか過ぎないのです。

テストの点だけで「頭が悪い」と決めつけるのはもったいないのです。

頭が悪いという決めつけをするよりも、自分の良いところをたくさん見つけることが大切です。

人前で話すのが好き、手先が器用、絵がうまい、友達を気遣える、リーダーシップがあるなどいろいろと大切な能力があります。

実際には数値化できない能力がたくさんあるのです。

2 社会で必要とされる力は数値化できない

社会に出て必要な力の多くは数値化できません。定義も難しいですし、測り方もないのです。

たとえば、発想力、コミュニケーション力、人や自分を大切にするちから、物事を前向きにとらえる力など、どれも数字で〇点とか、Aランク、Bランクなどの格付けも難しいです。

社会に出て直面する問題や働く中で与えられる課題についてはルールが決まっていません。

仕事ですから締め切りは決まっているものもありますが、長期的に取り組まないといけない仕事もあります。また、突発的な事態もあるわけです。

問題となる状況に対処するためには、頼れる人には協力を仰ぐし、必要な情報は手段を択ばないで手に入れないといけません。一人で何も見ないでやるなんて言う状況はほぼありません。

また、時間をかけて一生懸命やったものが、良い結果をもたらさないこともありますし、運やタイミングに助けられて、解決に至ることもあります。

社会に出た時、そこには問題解決のための道筋が決まっていることは極めて少ないわけです。その時、数値化できる能力を必死に伸ばすだけで対応できるのか?ということです。

テストの点が良いことだけが頭の良さではありません。いろんな能力を用いて問題に立ち向かっていくことができる能力が求められます。

人に協力を仰ぐ、人脈を築く、人と折り合いをつけるにはコミュニケーション能力が必要です。また、アイディアや発想を豊かにするための考える力が必要です。

自分を見つめる力、将来を描く力、当然、コミュニケーション能力や発想力、考える力も身に付けてほしいところです。真剣にやるときと遊ぶ時のメリハリや切り替えができる力も必要です。もちろん、テストでよい点を取るための勉強も大切です。でもそれと同じくらい、自分の得意を伸ばすことも重要なのです。

自分の頭の良さを否定しないことも、将来の自分への可能性を広げるうえでとても大切なことです。

もしかした、そうは言っても自分のことを頭悪い人思っているかもしれません。

 

3 テストは点数や偏差値を測るための競技のようなもの

中学生や高校生にとって成績にまつわる数字は気になります。テストの得点、偏差値、通知表の評定、学年やクラスでの順位などですね。

これらの数字にはそれぞれ目的があるのです。テストを点数で表すのには、その時々によって数値化して測りたい目的があるからです。

良い悪い、成長したかどうか、合格・不合格を判断するために便利だから数値化されているわけです。

しかし、数値化されたものがすべてあなた自身の能力と関係しているかといわれると、そうではありません。

頭の良しあしは測ることができません。

例えば定期テストの得点の例に考えたいと思います。

定期テストの得点は当然ながらテストの正解の数で決まるわけですが、実はテストの得点を測るためにはかなりいろいろな条件やルールが設定されています。

定期テストを受ける環境を考えてみましょう。

・時間制限があります。

・日時が決まっている。

・参考になる資料は一切見てはいけません。

・人と話すこともできません。

・ネットも使えません。

・教科・科目、そしてその中での出題範囲が決められています。

・出題される問題はすべて答えが一つに決められています。

・最高得点は100点で、すべて○×をつけることができます。

結構たくさんあります。

では、このようなルールがあるテストで測られている得点はなんなのか?とうことです。

それは、限られた時間の中、出題範囲の中から作られた問題を、何も見ない、人を頼らないで、できるだけ多く正解に結びつけることができた力。ということになります。

テストというのは実は「競技」なのです。限られた時間内に何も見ないで多くを正解させる競技の得点なのです。決して、頭の良さを測っているものではないのです。

テストの点が悪い=頭が悪いということは決してありません。

テストの点が悪い原因はいろいろ考えられます。それは、勉強の仕方が悪かったり、取り組む姿勢が悪かったり、教える側が悪かったり、出題が悪いという場合もあります。原因は様々ですが、テストの点だけを見て頭が悪いと決めてしまうのはかなり乱暴です。テストは頭の良さを測っていないのです。

このことは社会に出て活躍している人のみんながみんな、学生時代にテストの点が良かった人ばかりではないということが証明しています。

4 数値化することは実は特殊なこと

そもそも、数値化されたデータというのが、真実を表していない場合があります。

突然ですが、あなたの足のサイズは何センチですか?

おそらく、今、「〇〇センチだよ」と頭の中に浮かんだサイズは実は足のサイズではありません。

それは靴のサイズです。

自分の足のサイズを正確に測ったことのある人はほとんどいらっしゃいません。

数値化されている情報はとても便利です。足のサイズよりも靴のサイズを知っているほうが買い物しやすいですから。

しかし、数字が必ず本当のことを表現しているかというと、実は結構本当のことじゃなかったりします。

物事を説明したり、判断するときに数値化したほうが便利だからそうしているのです。

数値化するのは測りたいこと、そして測定して出てきた数値をつかって分析したり、判断したりすることが必要だから、いくつかの条件をもうけてデータ化しているわけです。先に書いたようにテストもいくつもの条件下で測れたデータであって、それが頭の良しあしを判断するためのものではないのです。

実は身近だけど、数値化できないこともたくさんあるんです。

例えば、あなたには友達が何人いますか?

これ、実は答えられないんです。こちらが友達だと思っていても、相手がそう思っていないこともあります。毎日会うから友達だとも限らないし、最後にあったのは3年前、というのでも友達かもしれません。最近はSNSで知り合った相手で、一度もあったことなくても友達とうのもありますね。

テストの話にもどりますね。確かに勉強は大事です。テストの点は低いより高いほうがいいわけです。

しかし、テストの点が評価の対象になるのは学生時代までです。

それ以降は、テストの点のような数値化できる能力ばかりでは太刀打ちできないのです。

 

5 数値化されない能力を伸ばすために

数値化されない能力を伸ばすことで、

テストの点が悪い = 頭が悪い → 自分は無能である

というネガティブなサイクルから抜けられます。

あなたにはあなたにしかない良さが必ずあります。

それを見出すことができれば、他人に劣るところがあっても、その部分は助けてくれる人に任せることができます。

自分の良いところを知ることがその一歩目になります。

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将来の夢と結びついた目標設定の強み、努力の質を上げ、良い習慣を身に付ける。

中学生、高校生のうちはやりたいことを後回しにして、今は努力すべきとき。

と考えがちです。

そうすると、今という時間が苦しいものになってしまいます。

実は、将来の目標が決まると、今の時間も、有益なものになります。

同じ努力をするのでも、将来の夢と結びついた目標への努力はその質が違ってきます。

目標設定の仕方が、今を楽しいものとする努力になるか、単に苦しい努力になるかを分けています。

 

1 目標設定が努力の質をあげるカギです

努力をする中で、やりたくないことをやったり、難しいことに取り組んだりと苦労をすることもあります。

しかし、目標設定の仕方一つで、努力が単なる苦痛になるか、将来への投資になるのか、まったく違ったものになってしまいます。

 

たとえば、「次の定期テストで、学年で30番以内に入る」という目標を立てたとします。

努力が続くかどうかは、目標を支える理由に寄るのです。

その理由が「お小遣いアップ」とか、「ほしいものを買ってもらえる」というものだと、頑張ることができます。

逆に、30番以内に入らないと部活を辞めないといけない

という理由だと、その努力は苦しいものになります。

友達と競っているというのであれば、達成すると優越感を得られます。

 

しかし、この目標設定にはあまり意味がありません。

それは、達成した瞬間に、目標を支えている理由もその役目を終えてしまうからです。

そして、次のテストに向けて、また目標を設定しないといけないのです。

 

単発の目標設定をすると、努力が苦しいものになります。それは、毎回自分のモチベーションをアップさせていかないといけないからです。

実は、勉強に充てる時間や労力よりも、モチベーションを維持するほうがエネルギーを使うのです。

ですから単発の目標設定は「疲れてしまう」のです。

2 自分の夢と今の目標を結びつける

辛く、苦しい努力をやり続けるためには、毎回立てる目標が、自分の将来の夢とつながっていないといけません。

たとえば、同じ「学年で30番以内に入る」という目標であっても、その理由が30番以内に入り続けることで、指定校推薦を得られる。推薦を得ていきたい大学の工学部に入って、情報科学を専攻して、世の中をアッと驚かすようなアプリケーションソフトをつくりたい。

という将来の自分の目標と結びついているとすれば、頑張るだけではなく、頑張り続けることができるわけです。むしろ、一度達成してしまうと、そのあとは、楽に達成し続けることができるようになります。

先を見据えた目標設定をすることで、モチベーションも維持されます。

いつしか、努力はつらく苦しいものではなく、楽しいものになっていることさえあるのです。

 

同じ時間、同じ労力をかけるのであれば、将来に向けての努力は楽しいものであるに越したことはないはずです。

楽しみながらやった努力は必ず良い結果をもたらします。

 

努力が良い結果をもたらすという感覚を何度も味わうと、自信につながります。

この自信は「うまくいくかな、できるかな?」という不安を払拭するだけではなく、目標達成への確信を強めていくために不可欠なものです。

理由なき目標には意味がありませんが、目標の理由(目的)が自分の将来のやりたいこと、成し遂げたいこと、なりたい自分という夢とつながってくると、自分の能力がどんどん伸びていくことがわかります。

 

3 将来の目標を設定すると今の生活まで変わってしまう

今の時点では不可能だと思っていることも、実現できる可能性がグッとあがります。

中学生、高校生にはたっぷり伸びしろがあります。

若さは可能性です。

今の自分の力で、将来の夢を狭めないでほしいのです。ぜひとも、思う存分、想像の翼を広げて、思いっきり自分の夢を描いてみましょう。

その夢が描けたとき、目の前にある「勉強」とか「課題」というものへの取り組む姿勢は変わります。

この変化は良い変化です。集中力がまし、計画性がもて、どんどん行動してしまいます。

結果、成績があがります。

勉強しているのに成績が上がらない人は、努力の仕方がまずいと言われますが、その努力の仕方を決めているのは、将来の夢とつながった目標設定ができているかどうかにかかわるのです。

将来の目標が決まる。そしてその目的も自分で言葉にできるようになると、ものすごいモチベーションがもたらされます。

そして、今、自分が何をすべきで、何をすべきでないかが分かります。

そうすると、

なんとなくだらだらゲームをしたり、見るつもりもなかったテレビに身ハマったり、しなくなります。

不要なLINEグループを抜けることも、気にならなくなるのです。

将来の目標が定まると、生活が一変します。

無駄が減り、やるべきことをやるための時間と行動が増えます。

その時に、周りの人に「あなた変わったね」って言われます。

それは、変になったのではなく、「成長したね」という意味です。

 

将来の目標を考える、そして決めることはあなた自身にたくさんのメリットがあります。

VCAは将来への投資であると同時に、今という時間を有効に使うこともできるようになるのです。

ご興味のある方はどうぞ、説明会、体験会にお越しください。

 

説明会・無料体験授業のページはこちらです>>>

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社会で役立つ力って何だろう?

何を提供しているのか?

皆さんこんにちは。VCA代表の大久保です。

VCAはどんなことを皆さんに提供しているのかということをよく問われます。

ここは、学習塾ではありません。つまり、問題をたくさん解いて、テストの点数を上げる勉強をするわけではありません。

テストの点を上げる最終的なゴールは、入試に受かることです。高校入試や、大学の入学のための選抜試験をできるだけ良い点を取って、パスするために点数を上げていくといくのが学習塾です。

では、VCAは何をするところなのか?

ここは社会で役立つ力を育んでいくところなんです。

入試の勉強で学んだことが社会に役立つこともありますが、全部が全部皆さんにとって絶対に必要かと言われると、そうではありません。社会人になって、学生時代にもっと勉強しとけばよかったという人は多くいます。

でも、「社会で役に立つ力っていうのは、どんなことなんですか?」と問うたとき、

「受験勉強」と答える人は私の周りにはいなかった。

社会に出て役立つ力、必要となる能力

社会で役に立つ、そして必要なのはコミュニケーション能力だと答えた人が多かった。

どんな職場にも人間関係はあります。私もかつてカウンセラーをしているときに、社会人のカウンセリングで多い悩みは人間関係でした。

上司とうまくいかない後輩が言うことを聞かないです。

実は同僚が仲の良い同僚とケンカしてしまった・・・などなど

やっぱり人間関係での問題が多いわけです。

だから、コミュニケーション能力を身につけるということが大事だと言う人が多かった。

もう一つは、発想する力とかアイディアを思いつく力など「考える力」が重要だという人もいました。

テストのための勉強は「正解が一つ」です。それは○×をつけて、点数化して、合格不合格を判定しないといけないからです。その答えは誰が見ても正解か不正解かが明確にわかるものでないといけません。この勉強で身に付く考える力と、VCAで皆さんに身に付けてほしい考える力は異なります。

社会に出て必要となる「考える力」は、正解が決まっていない問いを解く力のことです。どうやったら売り上げが伸びるか、どうやったら良い商品を開発できるか、どうやったらもっと人に喜んでもらえるサービスができるか・・・こういったものは、正解が分かりません。ですから、たくさんアイディアを出して、実験してみてフィードバックを得て、改善していく必要があります。当然、失敗することもあるし、予想ではあまりうまくかないと思われていた方法が、良い結果をだしたりすることもあります。

社会に出て必要とされる能力の多くは数値化することがとても難しいのです。

コミュニケーション能力一つとっても、分かりません。おしゃべりが上手な人も、相手によっては「うるさい」と不快な印象を与えるかもしれないし、逆に普段は口数が少ない人が、大胆な発言をして周りを驚かせたり。測ることができない力なのです。考える力も同様です。

ましてやAIが発達しているこの時代。

正解が決まっているもの、数値化できるものは、技術が発達すればどんどん、AIに置き換わっていきます。一つの正解をだすスピードは人間よりもはるかに速いし、正確です。だからそこと戦っても仕方がないわけです。

もちろん、知っていることがないと、考えることもできません。覚えたり、記録したりすることは、考える力の土台となる大切な力です。ですから、知識を蓄えることが無駄だとは思いません。むしろ、それはそれで必要なことです。

正解が決まっていない問いに答えることができるのか?ということです。ネットで検索することで分かることもたくさんあります。しかし、知りたい情報を得るために、どんな検索ワードで調べればよいのか?を考えないといけないのです。そしていろいろと言葉を当てはめたりして、やっとたどりつく。または、その情報に詳しい人のサイトに出会う。

さて、そこからどうするか。メールアドレスが公開されていればメールをする。書籍を出版されていたら本を手に取ってみる。ここも考えないといけません。それに加えて判断しないといけません。その人が信頼できるのかどうか。その情報が本当に正しいのか?この人と連絡をとってよいのか。などなど。

この判断も考える力の延長線上にあるものです。考えた結果どうするか?という判断です。

VCAの授業

さて、元の問いに立ち返りますね。

VCAは何をするところなのか?

社会に出て役立つ力 コミュニケーション能力、考える力を例に挙げましたが、ほかにもたくさんあります。

そういった力を育んでいくわけです。

そのために、毎回の授業で2つのことを行います。

1回の授業が80分。その授業の中でディスカッションと自己の振り返りを行います。

前半がディスカッションです。

毎回異なるテーマでディスカッションをします。その目的は自分の考えを言葉にすることです。頭によい考えが浮かんでも否定されたり、おかしいと思われたらいやだという思いに邪魔されて発言できないことがありませんか?それはとてももったいないことなのです。

VCAのディスカッションでは、発言を否定されることはありません。ですから、ここでは安心して自分の考えを表現してほしいのです。将来を考えるうえで、考え付いたことを言葉にすることはとても重要です。なぜなら、進学や就職するときに問われるのは「あなたはどんな考えがあって、この進路を選択されたのですか?」ということだからです。ありきたりな答えや、誰かがの考えをかりた言葉で表現しても、相手に思いは伝わりません。

自分の思いを自分の言葉で表現できる力は自己アピールにも、プレゼンテーションにも、進路選択の先にある「仕事」をしていく際に欠かせない能力の一つです。

このディスカッションがコミュニケーション能力を育んでいくのです。それは、単に話せると聞けるというだけにとどまらないのです。全体の流れをつかむ、空気を読む。人の反応を予想しつつも、恐れずに発言できる力です。聴く力も同様に、相手の話途中で口をはさんだり、反論したりしないで、最後まで落ち着いて聴く。そして相手の言いたいことの趣旨が分かるようになります。そうすると、互いに「分かり合える」ことができます。

コミュニケーション能力を高める真の目的は信頼関係を築く力です。ディスカッションを通して、考え、発言し、他人の発言を受け止め、建設的な議論ができる力が身に付いていきます。

後半が自己の振り返りです。

自己の振り返りをする目的は二つあります。一つは自分で決めたことができたという達成感覚をたくさん味わうためです。達成感覚の積み重ねが「自信」になるからです。二つ目は、自分の現状をよく認識するためです。

毎回、その週をどう過ごすか、ミニ目標を設定します。その目標達成に必要な行動を3つ決めます。その行動ができたかどうかを振り返るのです。すべてできるに越したことはありませんが、できなかった場合にも、実はそこには貴重な情報があるのです。

行動ができなかったのには、必ず理由があります。その理由が実は、達成したい目標を妨げている原因だからです。それは、面倒くささだったり、時間がないということだったり、難しすぎたりするなど、いろいろ考えられます。普通なら言い訳だと否定されることかもしれませんが、単に否定しただけでは、次なるやる気になりません。行動できなかった理由をきちんとケアすることで、自分にあった目標達成までの行動計画が立てられようになるのです。そして、行動できた場合にも、次の目標をいきなり決めるのではなく「なぜうまくできたのか?」を振り返ります。そうすることで、自分自身の成長を感じ、そして強みを知ることができます。この振り返りが毎回積み重なって行くことで、自己肯定感が高まっていきます。これは、ちょっとやそっとではおれない強い心を育てることになります。また、目標毎回たてるなかで、時間の使い方がうまくなる、初めは3つだけだった行動を5、6つと増やすことができるようになります。無駄な時間の使い方をしなくなります。そして何よりも、目標設定を繰り返していくことで、徐々に「何のために」という目的意識も強まり、考える力が強化されます。

目的にかなった目標設定をする力は、将来の自己実現をグッと引き寄せることにもなるのです。

VCAの授業の中に社会に出て役立つ力が育まれる仕掛けがたくさんあります。身に付けてほしい能力は、難しいかもしれませんが、実際に生徒さんに取り組んでいただくことはとても簡単です。簡単なことを繰り返していくうちに身に付くことがたくさんあります。

VCAのカリキュラムは1年で1周りするように設計しております。

1年間、毎週80分を自分の未来のために充てることで、将来の充実はもちろん、今の学校生活にもやりがいを感じていただくことができるようになります。…

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どうせ自分なんてって思ってませんか?

黒板に1から10までメモリを振って

「あなたは自分の限界がこの1~10のどのレベルの人間だと思いますか?」

と、かつて学校に勤めているときに中学2年生の男の子たちに尋ねました。

一番高い子で6。ほとんどの子が3~4でした。

漠然とした問いかけでしたが、少なくとも多くの生徒が自分のことを低く見積もっていました。

とてももったいないと思いました。

そこは私立の中学です。受験を経て入ってきた生徒たちですから、レベルは全体的に高いはずなのです。

それにもかかわらず、3とか4くらいだと思っているわけです。

つまり、「どうせ頑張っても・・・」とか「自分なんてたいしたことない人間だ」

という思いが心の中にあるわけです。

彼らはクラブ活動も頑張ります。塾にも行きます。学校からもたんまり宿題が出ます。

私立なので、授業のスピードも速い。

でも、心の中に自分を低く見る思いが根強くあると、子どもたちが伸びる環境にあっても、その成長を阻むことになります。

自己否定感の強さは足かせとなってしまうのです。

伸び悩む子どもの多くの原因がこの自己否定感なのです。

いくらほめて伸ばしても「どうせ」という思いがあると、自分の良いところに目が行きません。

だから、自己紹介とか自己PRをしても面白くないんです。原稿読んでるだけみたいになってしまって。

 

自分を成長させるためには、どこかでこの自己否定感とは向き合わないといけません。

 

さて、この自己否定感ですが、実はなかなか厄介なんです。

プラス思考で太刀打ちすると、実は強まってしまうのです。

「自己否定感のある自分はダメだ」ともう一つ否定感が強まってしまうからです。

 

これも先日書いた性格を変えるときの感情への処し方と同じです。

自己否定感を取り除く第一歩は「認めること」から始まるのです。

 

自己否定感のない人はいません。誰にでもあります。偉そうに書いている私にもあります。

 

 

 

 

 

 

 

大切なのは自分を否定する自分がいていいんだということです。

そこを認められるかどうかです。そうすると、「どうせ自分なんて」という思いが成長を妨害することはありません。

逆に「この程度の人間なのによく頑張ってるじゃないか」と思えるようになるのです。

 …

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性格は変えられる??

かつて高校でスクールカウンセラーをしているときに受けた相談で、

「私、自分のことが嫌いなんで、性格を変えたいんですけど」

と相談されたことがありました。似たような相談は何件か受けました。

性格リフォームなんていう言葉もあります。

  

性格というのは行動のクセについたレッテルのことです。

ですから、相談してきた人に「行動を変えれば性格は変えられます。」と、答えていました。

たとえば、

頑固ものと言われるのであれば、周りの意見を受け入れて、自分の考えをわきに置く。人に従うようにすればいいのです。

細かいことを気にしがちな人は、おおざっぱに、物事を雑に処理するというように行動を変える。

ネガティブを変えたいのであれば、物事の良い面をみるようにする

などです。

行動を変えれば性格は変えられます。

 

でも、行動を変えることを邪魔するものがあります。

それは、感情です。

頑固な人が周りの意見を受け入れると、自分にとっては何とも気持ちが悪いのです。

細かいことが気になる人は、おおざっぱに物事を終わらせても、やっぱり後から細かいところを、きちんとしようとします。

ネガティブな人が良い面を見るように心がけても、なかなかそれを本当に良いものととらえることが難しいのです。

 

では、行動を変える前に感情を変えなければいけないのではないか?

ということです。

しかし、感情の力はとても強いのです。

考えて出てくるというよりも、反応として出てきます。

感情がでてきて、行動を変えようとする動きを止めてしまうのです。

そして厄介なことに感情は変えようとすればするほど、その力を増してしまうのです。

では、どうすればいいのか?

感情を変化させるコツはその感情をコントロールするのではなく、認めることなのです。そうすると感情は変わっていきます。

ですから、性格を変える第一歩は

「感情を認めること」となります。

このことを難しく考えないでほしいのです。

認めるというのは単に、「あ~今不快な感情があるな」と気づくだけで充分です。

感情を認知するんです。

それさえやっておけば、自然と性格は変わります。

それは気が付いたら変わっているという感じです。

性格は変えられます。

変えられるというよりも、感情を受け入れることで変わっていくもの、成長していくものというとらえ方が正しいかもしれません。

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自分の気持ちを素直に認めるとは?

 

あなたはうそつきです。

と突然言われたら、カチンとくるかもしれません。

でも、あまり意識していませんが、実は誰もがうそをついているんです。

他人についていないかもしれませんが、

自分自身についているうそが結構あります。

自分では気が付いていないですが、あります。

些細なことでいけば、食事の時。

他人の家に行ったときに自分の嫌いなものが出た。

その時に、我慢して食べる。

友達とランチに出かけた。実は朝ごはんが遅かったからあまり食べたくなかったけど、友達と同じランチメニューを注文する。

  

他にも人間関係で行くと・・・

クラスのあまり好きではない人に誘われたので、一緒にカラオケに行く。

付き合っている彼氏と一緒にいてもつまらないけど、別れたいと切り出せないから惰性で付き合っている。

本当は親に甘えたいのに、強がって、反発してしまう。

 

全部自分についている嘘なんです。

自分についている嘘は自分を守ってもいるように見えますが、実際には傷つけています。

 

傷ついている証拠に人は愚痴をいいます。

これは正しい反応です。

でも、愚痴ばっかり吐いている人と仲良くなりたいでしょうか?

 

自分についている嘘は自分も他人も傷つける恐れがあります。

一時的にはその場しのぎができますから有効な場合もあります。

でも、長く続く場合は、良いことがあまりありません。

 

特に、人間関係の場合、自分の気持ちに嘘をついたまま関係を続けていくことは、大きなストレスとなります。

 

ではなぜ、自分に嘘をついてしまうのでしょうか?

それは、表現する方法を知らないからです。

 

自分の気持ちを言葉にして伝えることができれば問題は解決します。

ただ、伝える勇気いぜんに、表現する言葉がないのです。

気持ちを言葉にするためには、自分の表現を丸ごと受け止めてもらう経験が必要です。

受容と言います。受容された、大切にされたという経験が表現力を育て、コミュニケーション上手になるのです。

自分にも他人にも嘘をつかない。でも関係も崩れないコミュニケーションの方法があります。

それは、付け焼刃的なセリフを覚えるのではうまくいきません。

自分の気持ちをきちんと見る力を養う必要があるのです。…

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将来を考えるというのは選択への準備

人生は選択の連続です

なんてありきたりな言葉ですが、実際にそうなんです。

  

高校生であれば、文系をとるか理系をとるか、大きな選択を迫られます。

それ以前にも、どの高校にいくのか、クラブ活動をどうするのかを考えさせられます。

大人になるにつれて、その選択肢は増え、そして悩みも深くなります。

それは、進学や就職だけではありません。

付き合う相手、結婚、住むところなど上げればきりがないくらいの選択肢を検討しなければならないのです。

そして、選択肢を検討するだけではなく、最終的には選択しなければならないのです。

決めないといけないのです。

そのときに必要なのは、決断力になります。

決断力には勇気が伴います。なぜかというと、

一つを決めるということは他のすべてを捨てることだからです。

 

選択肢が捨てがたいものであればあるほど、勇気が必要で決めきれない時間が長く続きます。

この決めきれない時間は悩んで過ごすことになります。

進学にしてもそうです。

 

例えば、いくつかの大学を受けた。そのうちの3つに合格した

一つは有名私大。世間ではだれもが知っている大学。でも家から通うことになるし、一人暮らしをしたかった自分としては不本意な部分もある。

二つ目はあまり有名ではないが、自分のやりたいことをやっている大学。オープンキャンパスでとても魅力を感じた。家から通えるが、片道一時間半以上かかる。

三つ目は国立大学。家を出て一人暮らしはできるが、実際にやりたいことができるかというと微妙なところ。

 

いろいろな判断があると思います。大学に合格したもののどう決めていいかわからない。

もちろん大学ですから、やりたいことができるのが一番です。でも、通学は毎日のことです。そして一人暮らへのあこがれもあります。

考えれば考えるほど悩んでしまいます。

友達に相談する、先生に相談する、親に相談する。

でも、答えを出すのは自分自身なんです。みんな話は聞いてくれますが、答えは教えてくれないのです。

しかし、悩んでいるといいながらも、考えているうちに答えが見えてくるのです。

ただ、その答えに決める勇気がないのです。

 

悩んでいる時間が無駄だとは思いません。でも、答えが出ているのに悩むのは意味がありません。

 

最終的に悩みのスパイラルから抜けるには、決断するしかありません。

で、この決断力はどこからくるのか?

それは自分の中にある価値観です。自分の中の譲れないものです。これは自分をよくよく見つめておかないとなかなか言語化できません。

だから、自分を振り返る時間が必要なのです。

決断する日は決まっているのにその準備をしないのはもったいないのです。

 

いくら勉強を頑張って、大学に合格しても、決断を誤ってしまうと、その努力が全く無意味になってしまう恐れがあるのです。

大学にしろ高校にしろ、合格の先にある決断についても十分な準備が必要なのです。…

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