受験勉強をしていて集中力が続かず、気が散るあなたへ。実はやる気はコントロールできる。 – 不登校解決のためのカウンセリング

受験勉強をしていて集中力が続かず、気が散るあなたへ。実はやる気はコントロールできる。

1 受験勉強をしていて気が散るとき

勉強しようと思ったタイミングで「勉強しなさい」と母親に言われたから余計にやる気がなくなったり、さてようやく机に向かって鞄を開いて問題集を取り出し、筆箱からペンを取り出そうとした瞬間、LINEのメッセージが来て気が散ってしまう。やる気がそがれる要素はたくさんあります。

やる気がなくなると人のせいにしてしまいます。確かに、親や友達によってやる気がそがれます。しかし、やる気が出てこないことは他人のせいだけにはできません。実は、やる気は自分でコントロールできるのです。やる気を引き出すには小さな行動が必要だといわれます。それは、脳を刺激することでやる気が出てくるわけです。でもこれってなんか変な感じしませんか?やる気がないから行動できないでこまっているのです。

2やる気は自分でコントロールできる

勉強しないといけないと分かっていても、机に向かわないのはやる気がないから。

3小さな行動をすると脳が刺激される

では、やる気を自分で出す方法というのは何かというとそれは?それは小さな行動です。勉強を例に考えると、教科書を開くとか、問題集を眺めるとか、机を片付けるという準備をするだけでも効果があるのです。それを1分~3分やっていると、自然と手が動き始めます。そこまでくると大丈夫です。やり始めると集中している状態を自然とつくることもできます。

なぜ、小さな行動がやる気と関係しているのか?実はこれは脳の仕組みなのです。やる気をつかさどる淡蒼球という部位。ここを刺激する一つの方法が行動だからです。しかもそれは、行動の量や質ではなく、単にやったかどうか。動いているかどうか、によるのです。動いているとやる気がでるのです。学校帰りに今日は家に帰ってあれをやろう、これをやろうと、頭の中でプランを立てることがあると思います。家についてから、そのプラン通りに行動できるでしょうか?なかなか難しいと思います。まず、体が疲れています。荷物を置いて、制服を着替えて、リビングのソファーに座って、テレビをぼーっと眺める。家に帰っているときの行動からすればかなり、脳への刺激は減ってしまうわけです。そして、夕食を食べて、お風呂に入る。体は眠りにむかって準備を整えていきます。

やる気をだす行動からは程遠くなってしまうのです。そこにいきなり「今から2時間は勉強するぞ」というのは余計にプレッシャーをかけることになり、逆に行動を遠ざける可能性すらあるのです。まず、初めは準備程度の小さな行動で十分なので、少し動いてみることが重要になります。やる気は初めからある必要はありません。形からでもいいのでやってみることです。

実はスマホに時間を取られてしまうのも同じことなのです。何気なく手にしているうちにSNSやインターネットの情報に触れ、そこでの行動に対してやる気がでてしまっているわけです。やる気がでてくると、ある程度気が済むまで行動は止まりません。これが勉強であっても同じです。何気なく眺めているうちにやろうかなという気になってしまいます。手が動き出すとかなり有効で、ある程度区切りがくるまでやり切ってしまいます。

4やる気とごほうびの関係

人がやる気を出してくれるという考えは間違いです。

テストで平均80点以上とれたら新しいゲームソフトを買ってもらえる。とか、クラスで10番以内に入ったらディズニーランドに連れて行ってもらえるとか、ごほうびを設定されることもあります。人を頼らないと得られないごほうびには一時的な効果しかありません。

ご褒美を設定すること自体は間違いではないんです。それは、自分で自分にしてあげることのできるごほうびならやる気の源になります。平均80点以上取れて新しいゲームソフトを買うとしても自分のお小遣いで買うことにしていれば、かなりよいご褒美になりますし、やる気も刺激されます。何より、自分で設定したゴールを達成したという事実が、自信をもたらします。ただ、できれば、ごほうびも一回で終わってしまうよりも、続けられるごほうびがよいですね。大きな結果に大きなごほうびではなく、小さな努力に小さなごほうびをちょっとずつあげていくほうが、継続することが必要な努力(受験勉強のように時間をかけるもの)には有効です。

5やる気を継続させるためには?

やる気を出すには小さな行動を起こす、形から入ることが有効だと述べてきましたが、じゃあ、その最初の小さな行動はどうやってやるのか?ということです。やる気を引き出す、最初の行動をどうやって起こすのか?ということが一つ課題となるわけです。そこで必要になるのが、努力の意味です。目標・目的になるのです。この努力は何のためにやっているのか。努力の先にどんな達成があるのか?

そこがなかったり、漠然としていると、いくらやる気を出そうと行動しても、長続きしません。ごほうびを設定してもむなしいだけなのです。

行動の前に必要な目標。その目標を支える目的。ここが自分自信のやる気を続かせる力の源になるのです。

・やる気は行動で引き出される

・最初の小さな行動は形だけでもいい

・人に設定されたごほうびではなく、自分で決めたごほうびの方が効果的

・小さなやる気、行動にたいして小さなごほうびをあげる

・やる気の力の源は目標と目的。この二つがあることで、やる気があってもなくても行動を起こすことができる

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