VCAの理念
VCAの基本的な考え方はプラスからプラスです。
この視点を、人間関係、自分自身との関係に向けていきます。そうするとことで、自分自身の存在を受け容れ、他者の評価に振り回されないありのままの自分の人生を歩むことができるようになります。
存在に目を向ける
人は誰しも、生きているだけで素晴らしい存在です。これがbeingです。beingは比べられない、目には見えない、しかし確かにその人の存在そのもの(命そのもの)としてあるものです。それに対してdoingはその人が持っている能力や言動・行動、特性など、目に見える、比べられるものです。「不登校」という課題はdoingです。同様に引きこもりや発達障害、勉強する・しないというのもdoingです。このdoingではなく、その人そのものが素晴らしいというbeingに目を向けたカウンセリング、セッションをすることで、真にその人自身の「らしさ」を引き出すことができるのです。そして不登校はまさに「自分とは何か?」を自問している時間であり、その自問に応えるにはbeingに関わり続けるしかないのです。
事業概要
VCAの事業は、不登校や引きこもりに悩む若者とその保護者の心理面をサポートするカウンセリングやセミナーの実施と、大人向けのアンガーマネジメントを中心としたメンタルマネジメントのプログラムの2つがあります。(アンガーマネジメントはこちらからhttps://be-community2017.com/)
不登校への考え方
不登校を「良いこと」ととらえてみるとどうなるかを考えていきます。世間一般ではマイナスととらえられるものにも必ず意味があります。そしてそれを前向きにとらえ直すことで、人は人生を肯定できます。「今だめだから頑張って良くしよう」という改善主義がこれまでの「努力」とされてきました。不登校についても同じです。不登校は良くない。だから何とか学校に行って良くなろうという考え方です。しかし、この対処の仕方で不登校が改善するケースは少ないです。また、不登校を脱しても、本人の中に「不登校をした自分はダメな自分」というマイナス面が残ると、それが心の傷になり、後々の人生に良くない影響を及ぼします。プラスからプラスの考え方は誰にでもできます。不登校を人生の意味あるものにするためには欠かせない考え方です。
アンガーマネジメントに対する考え方
怒りをコントロールするということがアンガーマネジメントだと考えられます。しかし、VCAでは怒りに対してもプラスの視点を向けます。もちろん、怒りがあるから暴力をふるって良いというわけではありません。あくまでも感情自体を肯定していくことになります。私たちは感情を自分の存在のごとく大事にします。その感情を認めていくことで、自身の寛容さ、謙遜さを育てていくことができると考えます。