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友達とのトラブルを避ける、高校生に必要なアサーション

友達とのトラブルを避ける、高校生に必要なアサーション

友達とのトラブルの原因は「言えない」こと

友達との関係においてトラブルの原因は「言いたいことが言えない」ということです。言いたいことを言うと相手を怒らせてしまう、今の関係が壊れてしまうという恐れがあります。しかし、アサーションを使ってコミュニケーションをすれば、言いたいことを言えるだけでなく、よりよい関係に発展させていくことができます。

しかしながら、私たちはイラッとしたときに、つい怒りをぶつけてしまいます。「何でこんなことするの?」とか、「どうしてそんな言い方をするわけ?」と、文字で見ると疑問文ではありますが、この言葉は相手を責める言い方です。(これをあなたメッセージとかやっつけメッセージといいます。)これは、言葉をつたえるというよりも「怒り」を伝えてしまいます。その結果、けんかになってしまうのです。

しかも今はコミュニケーションの仕方が複雑になっています。LINE、Twitter、Instagram、Facebook、など、SNSがいっぱいあります。基本的にSNS文字でのコミュニケーションになるわけです。文字のコミュニケーションは表情や声のトーン、大きさなどがとても伝わりにくいものです。これらを非言語コミュニケーションと言うんですけれども文字だけのコミュニケーションではくみ取れない情報があるので誤解を招きやすいのです。 SNSで起きた誤解を実際のコミュニケーションで解いていくという面倒なことをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。互いに不快な状況からコミュニケーションが始まるので、けんかにもなりやすいですし、できれば避けたいトラブルになるわけです。

アサーションのポイント

そこで「アサーション」という話し方を知ってほしいのです。アサーションというのは、自分の言いたいことは伝えるけれども、相手にも配慮した伝え方をするというものです。大事なことは文字ではなく言葉で伝えてほしいのです。友達関係のトラブルにしろ、高校生が陥りやすいトラブルは仲の良い友達ほど言いたいことが言えない(場合によっては付き合っている彼氏彼女とに対して言いたいことが言えない)で悶々として他の人に相談する。

場合によってはSNSでウラ垢なんか作っちゃって、悪口を言ってしまう。それが巡り巡って本人の耳に届いて、余計にトラブルが大きくなってしまいます。もともと仲が良かった友達なのに、言いたいことが言えないために、その関係がこじれてしまうのは、あなたも相手も望んでいないはずです。アサーションで伝えることで言いたいことが言いやすくなります。

アサーションのポイントは怒りを伝えるのではなくて、素直な「気持ち」や「お願い」したいことを伝えます。

友達にアサーションで伝えるとしたら

例えば、毎晩の10時過ぎにLINEが来る友達がいたとします。その時間あなたは勉強の真っ最中で、LINEが来ると、勉強に集中できないからスマートフォンの電源を切っていた。すると、次の日、朝起きるとともだちからLINEが来て「何で返信くれないの?」ととても怒ったメッセージが残っていて嫌な気分で学校に行くことになりました。この時どのように対処したらよいと思いますか?

確かに夜何も言わないで、受信できないようにしたことは詫びたほうがよいとおもいます。その後何て言うかです。「なんであの時間に毎日LINEをくれるの?」と言ってしまうと、これは怒りを伝えていることになります。そうではなくって、「あの時間は私勉強しているからLINEの返信がすぐにできない」とか、「メッセージを送られても読むことができないんだ」というふうに伝えることもできますね。また、「LINEは21時までに送ってもらえれば返すことはできる」と言うこともできます。

アサーションは怒りを伝えるのではないけれども、こちらの言いたいことはちゃんと伝えるということです。ただし、もう一つ重要な点があります。それは、相手がそれで納得するかどうかは別の問題だということです。

「10時以降のLINEは送らないでほしい」という伝え方もアサーションです。しかし、こう伝えてしまうとあいては「私のこと嫌いなの?」とか「私って迷惑なの?」と言ってくることも考えられます。さて、アサーションで伝えても、トラブルになるじゃないかと思われたかもしれませんが、単に言いたいことを伝えるだけではまだ70点くらいです。大切なのは「何のために私が、あなたにお願いをしているか?」を伝えることです。つまり、仲の良い友達になかなか言えないことを伝えるのは、その友達との関係を今後も続けていきたい、より仲良くなりたいからではないでしょうか?そのこともきちんと言葉で伝えないといけません。つまり、アサーションで伝えていることの目的も伝えるのです。「あなたとこれからも仲の良い友達でいたいから伝えているんだ」ということを言われて悪い気分になることは少ないと思います。さらに、「もし、今伝えていなかったら、だんだんあなたのことが嫌になると思ったから、それだけは避けたかった」と言わないことのデメリットも伝えるとなお良いです。

アサーションで自分の気持ちを伝えたり、お願いをすることで、自分の中に不快な感情、怒りをため込むことも防げますし、友達との関係をより深めるきっかけにもなります。確かに、言いたいことを言うことは勇気がいります。しかし、言いたいことを言える関係こそが、本当の友達です。学校におけるストレスはいろいろあります。勉強、クラブ、先生のことなどありますが、頭の中に多くある悩みは友達や彼氏・彼女のことではないでしょうか?友達関係のもやもやが解消することは、学校でのストレスを減らすだけでなく、勉強やクラブ活動などへの集中力や意欲を高めることにもつながります。

番外編として・・・

もし、ここまで誠意ある対応をしてもこじれる関係になるのであれば、その友達との関係は見直したほうが良いと思います。友達というのはあくまでもフラットで、なんでも言える関係です。片方は「何でも言える」と思っていながらもう片方が「なかなか言いたいことが言えない」と思っている関係は友達関係ではなく支配です(怖い言葉ですが)。

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