中学生になって不登校。勉強嫌いな上にますます勉強しなくなってしまった・・・

小学生の時にはそれほど勉強について「嫌い」とか「苦手」と思っていなくても、中学生になると、途端に「勉強が嫌い」とか「つまらない」と言ってやらなくなってしまうことがあります。子どもが勉強しなくなると親は心配になるのは当然です。その上不登校になってしまうと、ますます「勉強しなさい」とも言いづらくなります。子どもは子どもで反抗期でもあり、親が行っていることが正しいと分かっていても反発したくなるのです。まずは、勉強嫌いになってしまう原因を探ります。

中学生が勉強嫌いになってしまう原因として考えられること

・学校の勉強が難しくなる

 小学校まではなんとなく授業で理解できていたことも、予習や復習をやらないと理解できないことが多くなります。特に、英語と数学については苦手意識をもってしまい、勉強嫌いになってしまう大きな原因となりうることが多いようです。
 小学校の英語の授業はとても楽しいです。歌を歌ったり、ゲームをしたりして、文法のことはわきに置いて、遊びながら学ぶといった感じです。しかし、中学になると、そういう時間は減り、座学になるわけです。しかもテストで×がたくさんついてくると「小学校までは楽しかったけど中学になるとつまんない」という思いが強まり、嫌いになります。
 数学に関しては、1問を解くのに時間がかかります。算数が得意だった子も「面倒くさい」と言ってやる気がそがれてしまいます。ましてや元々算数が苦手だった人にとってみれば、それまでの学習内容も未消化な上に、そこに「マイナス」だとか「一次関数」とか「文字式」が乗っかってくるわけですから、何を問われているかすらわからなくなることさえあります。

・授業で学ぶ量が増え、進むスピードが速く授業についていけていない

 小学校の時は1時間の授業は45分。中学、高校は50分です。たった5分の増加ですがこれが結構な負担になっています。1日6時間授業をするとした場合、5分×6コマ=30分というのが1日に増える学校の授業時間です。これが週5日あるわけですから、30分×5日=150分(2時間30分)小学校に比べて増えていることになります。量が増えるわけです。
 また、授業のスピードも速くなります。これは学校の先生のスタンスですが、小学校の先生は「子どもたちがまだまだ自分たちで勉強する力がない」という前提で授業を組み立てられます。とても丁寧に繰り返し同じことを教えてくれます。勉強できる子どもにはやや退屈な面もあります。しかし、中学校の先生は「分からないところは自分たちで勉強して」という前提で授業を組み立てます。一度説明したことは分かっている(はずだ)という認識のもと授業が進んでいくのでスピードが速いのです。

・勉強の仕方がわからない。小学生までのやり方が通用しない

 勉強の仕方については、学校や塾などから教えられていることが多いです。しかし、実際にはその方法が自分にあっているかどうかはわからないのです。勉強の仕方は人によって違います。夜遅くまでやるほうが頭に入る人もいれば、朝早起きして取り組むほうが良い人もいます。一気にまとめてやったほうが理解が進む人もいれば、毎日ちょっとずつやるほうが良い人もいます。
 むしろ、中学生くらいからいろいろな方法を試して自分にあった勉強のスタイルを身に付けていく必要があります。上にも書きましたが、中学生ですら学習する内容の量もスピードも増えるわけです。高校生になるとさらに増えて、難しくなるわけです。できるだけ早いうちから自分にあった勉強の仕方を確立していくことをお勧めします。

・クラブ活動に熱中するあまり勉強まで意識が向かない

 中学生になるとクラブ活動が本格的になります。放課後だけでなく休みの日も練習や試合に駆り出されるわけです。そして、自分が好きで入ったクラブですから楽しいですし、体力も奪われます。「学校に行っているのはクラブをするため」と思ってしまうくらいクラブ活動に没頭してしまうわけです。クラブ活動に打ち込むこと自体は悪くありませんが、勉強するための時間と体力を工夫する必要があることも間違いありません。

・勉強する意味が分からないからやる気にならない

 小学生までは特に家で勉強しないでも「分かる」状態であったので「なんでこんなこと勉強しないといけないの?」と疑問に思うことは特にありませんでした。ところが、中学生になり、学習内容も難しくなってくると、「勉強が分からない」現状に腹が立ちます。その怒りの矛先が「なんでこんなことを勉強するの?」という疑問に変わるのです。そして自分で「意味がない」と決めつけて勉強しない状況に陥ってしまいます。

そして、ここで「なんで学校に行かないといけないの?」とか「こんな勉強に意味があるの?」と思い始めると不登校になっていってしまいます。この問いが深まり続けると自分の存在そのもの(生きる意味とか存在価値とか)に考えが向き勉強どころではなくなってしまうのです。

勉強嫌いから始まる悪いサイクルを断ち切るために

勉強嫌いに勉強を強制するリスク 

勉強嫌いになると当然勉強しません。そうすると成績が下がります。その成績を上げるために、家庭教師をつけたり、塾に通わせたりしても、もともと勉強が嫌いになってしまっているわけですから、成績が上がるのには苦労します。

 勉強嫌いな子に勉強する機械や量を増やしても、かえって勉強嫌いを強めたり、苦手意識が大きくなる恐れがあります。強制的に勉強させることは、一時的には効果があるかもしれませんが、将来的には、どこかで燃え尽きたり、まったく勉強しなくなってしまうリスクがあります。

勉強嫌いになったら、将来に目を向けさせる必要があります

それが、仕事や働き方、世の中の動きだったりします。今の勉強が社会に出てどう役に立つのか、自分の将来とどう結びついてくるのかを考えるわけです。つまり、中学1年生から進路を意識させる必要があるのです。これは中学1年のうちに進路を決めてしまおうと言っているのではありません。進路について考える時間、将来に目を向けて人と話をする時間が必要だと言っているのです。最終的な進路決定は中学3年、あるいは高校3年でも良いと思います。でも考え始めるスタートは早ければ早いほど良いのです。時間が長ければ、それだけ情報を探る時間や、自分の可能性を試す時間になるからです。

不登校しながらでも将来は考えられる

将来に目を向けたら勉強が嫌いとか好きとかいう感情論ではなく、自分にとって必要になることだと意識を変えることができます。しかも、長期的な視点で自分の勉強について考えることができるわけですから、ちょっとテストが悪かったとか、授業についていけなかったくらいでは勉強に対してネガティブなイメージをもつことはなくなります。しかも、不登校している生徒の多くが、真剣に人生を考えています。その状況から自分の将来を考えていくと、表面的ではなく、自分自身が何に向いていて、どんな未来を創りたいのかを考えることができるようになります。

不登校も勉強が嫌いになった子どもも、「勉強しなさい」ではやる気になりません。しかし、そこで勉強することが自分にとってどんな意義があるのかを知ることができれば、人が変わったように勉強に打ちこみ始めます。やる気にさせるためにというより、勉強の意義を見つけるためにも、将来に目を向けて、今やっていることが、自分にとって意味のあることという意識を持ってもらうことが、最も有効な解決の方法です。

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