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ありのままでいいは「何もしなくていい」ではない

ありのままでいいは「何もしなくていい」ではない

「ありのままでいい」「ありのままの自分を認める」ということがアナと雪の女王のLet it GO が流行って以降、かなり言われるようになりました。

これは、自己受容という自分を知って、その自分を受け容れるということです。自己受容をすると、人と比べて卑屈になったり、無理に自分をよく見せようとしなくなったりします。その結果、心は楽になります。「がんばるべき」とか「良い人であるべき」という、自分を縛る「べき思考」からの解放にもなります。

ところが、ありのままの自分が嫌いな人はとてもじゃないけど受け容れられないことであります。

ありのままだと、何もしなくなるという恐怖があります。カウンセリングをしていても、 「ありのままのでいいと言われると、何もしなくなるんじゃないの?」 と疑問をいただかれる方がいます。

しかし、これは全く逆です。

ありのままの自分を認めると何かがしたくなるのです。

それは、ありのままの自分、この自分でOKという思いが、自己受容によって深まることで、「あ、これでいいんだな」と、フッと自分の力みがとれるのです。それまでは、他人と比べたり、自分が思い描いている理想の自分と程遠いことから、「どうせ無理」とか「自分には才能がないからできない」などと自分に対して内面で語られていた、否定的な言葉が消えていきます。

その結果、自分で自分に課していたリミットが外れるのです。

ありのままの自分を認め、自己受容が深まることで、それまでよりも楽に生きられるようになったという話はあります。しかし、堕落した生活になったというのは聴いたことがありません。ありのままの自分を認めることは、自分自身をダメにすることは決してありません。むしろ、自分らしく楽しく生きることができるようになるのです。

ありのままの自分を認めて、何もしなくなった、さらに堕落したという話はありえないことでもあります。

「ありのままの自分を受け入れたとき、初めて自分を変えることができるとはなんと興味深いパラドックス(逆説)だろうか?」と現代カウンセリングの祖のカール・ロジャーズも語っています。

ありのままの自分を認めること以上に自分を内面から変容させる方法は今のところないと言っても過言ではないくらい、この自己受容の世界というのは深いのです。

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