高校2年の秋から不登校になった進路のことを考えているのか心配

不登校になっての心配事の多くは「勉強について」です。もちろん、このままどうなっていくのかという不安もありますが、親も生徒本人も不安の一つは「勉強」です。特に、中学2年や高校2年の二学期、中学3年、高校3年など受験に関わってくる時期に不登校が始まってしまうと、進路、受験のことが頭をよぎります。

学校に行くこと、ひいては朝起きることすらままならないのに、受験勉強なんか考えることは辛いことなはずなのに、現実問題として突き付けられるわけです。スクールカウンセラーや学校の先生は勉強のことは気にしないで、生活を元に戻すこと、しっかり休むようにと言ってくださいます。しかし、現実問題として、次の進路を決めるタイミングは迫ってくるわけです。焦る気持ちは内側からやってきます。そして、ただでさえ、うまく気持ちが前に向かないのに「がんばらないといけない」という思いを抱いてしまいます。

不登校中に受験のことを考えるのは確かに負担が大きくなる、ということが予想できるので、話題として敬遠しがちです。

しかし、決めないといけないものは決めないといけないし、将来のことは考えていかないといけないことではあります。

ところが、どうも不登校している中学生や高校生が将来のことから逃げていて何も考えていないかというとそうでもありません。むしろ、しっかり考えているからこそ悩んでいる側面もあります。

これまでの経験で、進路のなやみで大きいのが周りの期待に応えるべきか、自分の本心を貫くべきかということです。たとえば、家族、親せきがみんな先生など学校関係の仕事をしている。だから自分も教育学部に行くもんだと思っていたけど、どうもそうではなさそうだということが分かってくる。すると、悩みだして、本当は何がしたいんだろうか?と考えだして分からなくなって、その苦しみから学校に行けなくなる。本当にやりたいことと親をはじめとした周りの期待のずれが苦しみになっているのです。

このようなケースは珍しくありません。そして、この本音は親が聞き出すことはなかなか難しいのです。それは、親に自分の本音を言うと、自分の存在が否定されると考えるからです。

そこでカウンセラーや学校の先生が間に入って話を聴く必要が出てくるわけです。

不登校の生徒が進路について全く考えていないということは、ほぼありません。むしろ、毎日元気に学校に行って、クラブをして友達と遊んでいる子の方が将来について真剣に考えていないのではないかと思います。

不登校の生徒は人生について悩んでいます。

だからこそ、苦しいし、時に死にたくなるし、うまく言葉にできないのです。時に、このうまく言葉にできない将来への考えを、少しずつ表現していくだけで不登校が解決することさえあります。

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