不登校 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します - Part 3

不登校

不登校生が抱える3学期のプレッシャー

不登校生が抱える3学期のプレッシャーとは? 3学期は思った以上に早く過ぎ去ってしまう

3学期は授業日数が実は少ないです。祝日があるのと、入試関係で学校が休みになります。私立の中高一貫校であれば、中学入試と高校入試があり、そこに卒業式も入ってきて、「また休みか」と思っているうちに年度末の定期考査が迫ってきます。そして、学校でよく言われるのが「来年は●年生」「あと2か月したら学年が上がる」ということです。これがプレッシャーになります。学校に行っていても行っていなくても学年が挙げられてしまいます。そして、次の進路選択の準備が迫られるからです。

前倒しになる進路選択

20年前に比べて、進路選択はかなり早期から子どもたちに迫られます。理由は二つあり、一つはキャリア教育にどの学校も力を入れるようになり、単に「受験」を意識したものではなく、「生き方」を意識した教育が施されるからです。もう一つは大学入試です。総合型選抜や学校推薦型選抜は夏休みあけたら出願があり、年内に合否が出ます。3年生になった時点でもう残り出願まで4ヶ月となり、その時点では受験校をある程度絞り込んでおく必要があります。前倒しされればされるほどプレッシャーを感じてしまい、余計にふさぎ込んでしまう可能性もあります。

学校のペースについていけない場合

進路選択へのプレッシャーは不登校しているしていないにかかわらずかなりのプレッシャーです。その理由として挙げられるのは「自分で考えなさい」と丸投げしておきながら、自分のキャリアや進路を決めていく上で必要になる、情報収集と整理、自己理解、そして意思決定の方法については特に指導がないからです。丸投げされたまま進路希望調査の「提出日」がデッドゾーンになり、とりあえず適当に書いている、という中高生は珍しくありません。

学校のペースについていけない場合は、「保留」することも覚えておくと良いと思います。そして1度決めたらかと言って、無理にそこに固執する必要はありません。

子どもが進路について何も言わなくても

進路に関して何も考えていないということはありません。これまで出会った中高生たちは、自分たちなりに将来について思いを巡らせています。しかし、その思いを言葉にすることに抵抗を感じています。「学校に行っていないのにこんなことできるはずがない」とか「不登校しているんだからまずは遅れたところをやらないと」と自分自身でブレーキをかけている場合もあります。このブレーキを外させることも大事です。「不登校しているけど可能性はある」ということはいろんな形で伝えることができます。

一方で子どもの方は、親に話すべきかどうかはかなり慎重に子どもの方が見極めようとしています。「自分の考えを言ってよいものかどうか」思案している間は、何も言わなかったり、不機嫌だったりします。しかし、これは一つ「言いたいことが言えない」歯がゆさからきている怒りかもしれません。

無理に言葉を引き出すことをする必要はありません。もし子どもの考えを引き出した蹴れば、親御さん自身が中学生や高校生の時にどんな風に考えていたかを話すというのも一つの方法です。「なんだ、お母さんも悩んでいたんだ」とか「お父さんも決めるのに時間がかかったんだ」と思ってもらえれば、しめたもんです。

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不登校の解決に向けたメルマガを読む 不登校やキャリア教育に関するコラム 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校したお子さんが自立するプロセスで起きている心の葛藤

不登校のお子さんが自立するプロセスで心の中で起きていること 不登校の解決は自立であると述べてきました

私は不登校の解決は自立であるということを述べてまいりました。ここでいう自立とは自分の意志表示をして自分で決定することを促すことが自立であるという認識です。この自立を促すカウンセリングをしていくことで、徐々に自己肯定感が回復し、自己卑下や自信のなさが解消していきます。そして結果として行動が生み出されて行きます。

自立のプロセスで起きる心の葛藤

お子さんが、自分の意志で決定していく上では、必ず葛藤が起きます。自立する前のお子さんは依存している状態です。(これは必要な依存ですので無理に辞める必要はありません。)この依存状態にあるときは、親に甘えているので、親が決めることに従順に従います。また自分で決めているようでも親の顔色を窺っている様子や、最終的な判断を親にゆだねるということもあります。

しかし、自立するとなると誰かの顔色や他人に判断をゆだねるわけにもいかないのです。そこには自分で決めたという責任を全うする必要が出てきます。この時に恐怖心や自信のなさが出てきます。

考えることを面倒くさいという感じで放置する人も出てきます。また、親の意に反する決定をすることに葛藤を覚える人もいます。

こういう心の中で起きているさまざまな感情の渦が子どもさんを押しつぶすくらいのプレッシャーになることもあります。不登校のお子さんはこういう複雑なプロセスが非常に重いケースがほとんどです。

葛藤しているお子さんにどう対応したらよいのか?

葛藤しているお子さんはとげとげしていて、ザ・反抗期という態度をとるお子さんも少なくありません。口数は減り、聴きたいことにも応えてくれず、何を考えているかわからないという状態です。実際本人も何をどう考えたらよいか分からない状態です。その時に「どうするの?」なんて尋ねられたら腹が立ちます。

葛藤しているお子さんに親御さんができることは本人が答えをだすことを待つこと、そしてたわいもない話で関係をつなぐこと、この二つです。

待つことは信じて待つことですので、「今は何もしていないけどきっと大丈夫」お子さんにたいして温かいまなざしを持つことです。たわいもない話は雑談程度で大丈夫です。この雑談は関係を維持するうえで重要です。ここでつんけんした態度に負けてしまうと、お子さんの不安が非常に強くなります。

親に求められる忍耐力

ここで親に求められるのは忍耐力です。ただしどんな人間にも忍耐力には限界があります。お子さんには温かいまなざしを持ちつつも、どこかで不安や不満を吐き出す必要があります。それが夫婦やご自身の親御さんとの会話で解消できると良いです。それが難しければ、不登校の親の会やカウンセリングを受けることで、忍耐力を回復させると同時に関わり方の具体的な知恵を得ることができます。

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親として、どう見守るか

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声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

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焦らないこと

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不登校対応は「様子を見る」だけでは足りない

不登校対応は「様子を見る」だけでは足りない スクールカウンセラーが設置されて30年近くたちます

文部科学省がスクールカウンセラーを設置するということを決めたのが1995年とされています。私立の学校や都道府県によってはそれ以前から独自の取り組みとして設置されている学校もあったようです。もうすぐ30年になろうとしています。いまではスクールカウンセラー(以下SC)のいない学校はなく、非常勤ではあるけれども週に1回以上は勤務されているので、つながりやすくなっています。学校によっては加配されて2名以上のSCが勤務されているところもあります。以前は、学校の先生を退職された元校長先生などがなさっていましたが、近年は専門教育を受けた、有資格者が多く、高圧的な面談をするカウンセラーは減ってきたという印象です。

不登校対応とスクールカウンセラー

不登校の対応として、学校はまずスクールカウンセラーとの面談をすすめます。おそらくこの記事を読まれている方も、SCと面談した経験のある人もいらっしゃると思います。SCとの面談が効果的なのは、学校に居ながら第三者という立場をとることができる点にあります。客観的な目でお子さんの状況をとらえてくださいます。これが担任や学年主任だと児童・生徒への先入観があったり、どうしても教師でかばい合うようなところがあり、なかなか客観的とは言えない対応になりがちです。

SCとの面談で担任とは別の視点での情報が入り、不登校の方策が講じられていきます。この方策が当たって状況が改善して、学校に戻るということも起こります。一方で何度も面談を重ねても「様子を見ましょう」といわれるばかりで不登校に向けた方策が立てられない場合もあります。

「様子を見る」以外の不登校対応

状況によっては様子を見るということは必要になりますが、いつまでも様子を見ていても何も変わりません。実際に私のところに問い合わせいただいた保護者の方からも「様子を見る」ことしか言われないためにそれが不満で学校への信頼を失ったというお話もありました。

では、具体的に何をするのが良いのかというと、対応の仕方を変えることです。

たとえば、毎朝、朝ご飯のために声をかけているならやめてみる。逆に声をかけていないならかけてみる。そしてそれをしばらく続けてみる。今までと対応のを変えると相手の反応が変わります。おなじパターンで生活をしないようなリズムをつくっていくことが大切です。

不登校対応で一番大事なことは

一番大事なことは、子どもさん自身に決める機会を多く作るということです。対応を変えて「うるさい」とか「なんで言ってくれないんだ」と言われたら、「お母さんはどう対応したらいいの?」ということでお子さんの要望を聴きます。朝起こすかどうか、食事を用意すべきかどうか、など、お子さん自身がどうしたいかということを尋ねて決めてもらうことです。

不登校解決にとって大事なことは精神的な自立です。ここを目指していくために押したり引いたりしながら、お子さん一人ひとりにあった対応を考えて行きます。

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不登校のお子さんにかかわるときに 親が持つべき最も必要な心構え​

不登校のお子さんにかかわるときに親が持つべき最も必要な心構え 言葉のかけ方よりも大切な心構え

不登校のお子さんを持つ保護者の方から受ける質問の中にある、「なんと言葉をかけたらよいでしょうか?」というものがあります。状況に応じていろんな言葉をかけることができます。しかし、お子さんへの優しく、受容的な言葉のかけ方をいくつ暗記してもあまり意味はありません。それ以上に大切なのは、どういう思いで言葉をかけたり、接したりしているか、ということです。

親の思いはすぐに見破られてしまう

子どもさんにたいして、学校に行かせたい、勉強させたい、という思いがあるままで「学校に行かなくても大丈夫」とか「学校に行っても行かなくても私にとって大事なこども」という言葉をかけても、子どもはその言葉の背後にある思いを見破ります。

不登校しているお子さんは、感受性がするどく、表情や言葉のトーンなんかを敏感に察知します。察知しすぎるからこそ、しんどい思いをして学校に行きつづけて、休まざるを得ないくらい消耗しているとも言えます。言葉だけを変えてもうまくいきません。

大切なのは、子どもへの信頼

不登校しているお子さんは、心配な存在です。勉強もしない、人ともつながりがない、進路も決まらないとなると、どこから心配して良いのかすら分からないくらい辛い気持ちになります。そして、あれこれと手をまわして、教材をあてがったり、塾を提案したり、カウンセラーや医者に引き合わせようとしたりします。それ自体は決して悪いことではありません。進めてもらっても大丈夫です。ただしその根本においてほしいのは「心配」ではなく「信頼」です。

お子さんに対する信頼、「今は不登校して家にいるけど、必ず自分で立ち上がって、次のステップに進むことができる」という確信をもって接して差し上げることです。

言葉がけよりも、信頼されている気持ちが嬉しい

子どもにしてみれば心配されることは、「自分はダメな人間だ」とネガティブにとらえてしまう可能性があります。それとは逆に「あなたは大丈夫だもんね」と言葉にはしない思いをいだいて、日々接していくことで、子どもさんの心根にエネルギーを与えることになり、結果として、立ち上がって何らかの行動を起こすきっかけになります。無理に引き起こさなくても、必ずお子さんは立ち上がります。そこへの信頼を持ち続ける忍耐は確かに大変です。しかし、お子さんにして見れば、その忍耐こそが自分が抱える不登校という重荷を一緒に背負ってもらえている気持ちになり、心強いサポートを感じることになります。

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特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

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多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

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結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

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不登校のお子さんにかかわるときに 親が持つべき最も必要な心構え​ Read More »

不登校しているお子さんの自己肯定感をあげるためにできる3つのこと

不登校しているお子さんの自己肯定感をあげるためにできる3つのこと 不登校や行き渋りがあると自己肯定感は下がる

不登校しているお子さんの多くは自己肯定感が低いです。不登校=ダメなこと、という認識があるので、学校に行けない自分はダメな存在ということで自分をたたくことをします。逆に、自己肯定感が低いから「自分なんかが学校にいっても意味がない」という理由で不登校になるケースもあります。どちらが先かは人や状況に拠りますが、低くなった自己肯定感はある程度回復させたいというのは親御さんの思いとして当然です。それはカウンセラーである私も同じ考えです。ではどうやったら回復していくのか、3つ提案いたします。

1 成功体験のハードルを下げる

成功体験というと、何かの大会で優勝するとか、表彰されるとかを思いつくかもしれませんが、そんなことである必要はありません。日常の中での些細なことで、たとえば、朝起きられなかった人が起きられるようになった、部屋の片づけをした、家事を手伝った、頼まれごとを引き受けてやってくれた、など何でも大丈夫です。

不登校になる要因の中に「完璧主義」があるお子さんがいらっしゃいます。完璧にできない=ダメと決めつけている状態です。なんでも完璧にできる人はいないし、そうする必要もないということが分かってくれれば気持ちにゆとりが生まれます。成功体験のハードルが下がれば下がるほど、肯定感を味わう機会も増えます。

2 どんな状況に対しても「順調」と捉える

不登校は、結果ではなくて、プロセスです。ですから、何らかの形で終わりがあるものというとらえ方に変えます。確かに、学校に行かないで、昼夜逆転して、まったく勉強しないで、起きている時間はゲームとYoutubeとtiktokばっかり見ている様子は心配です。ただ、この状況がずっと続くというわけではありません。そのことをお子さんにもお伝えするということで、「今はそういう時期だから順調なのね」とその状況を肯定していくということが大事です。この辺り、親としては忍耐が必要になりますので、必要であれば相談をしたり、親の会に出向いたりして不安や愚痴を吐き出すことをお勧めします。

不登校のなかで起きているできごとを全て「順調」と捉えると不登校に対する意味付けが変わります。お子さんによっては「親の手のうちに居るのは嫌だ」という思いから「順調」という思いを嫌う場合もあります。こういう反応があればシメたものです。次の行動が何か生まれてきやすくなります。

3 良いところをたくさん見つける

自己肯定感が下がる大きな要因の一つが、自分への自信のなさです。自分に良いところがない、という認識があるとなかなかほめても、成果が出ても肯定的にはなれません。結果を出すことももちろん大切ですが、いま、目の前に在る状況やこれまでの経過の中でプラスの材料を見つけていくことが大事です。これについては、第三者の介入があるとよりスムーズです。先入観のない、第三者に言われると親や教師の贔屓目な見方とは違ったものとして、お子さんが自身のよいところをたくさん見いだすことになります。

私がこれまで関わってきたお子さんで、良いところが一つもないお子さんは誰一人いませんでした。むしろ、本人が持っている才能や能力がたくさんあるのにそれに気づいていないという状況です。何気なく伝えた言葉が、親御さんはお子さん本人にとって新鮮に響いているようです。

カウンセリングは8,800円ですが、初回はこれを無料で行い、状況をヒアリングさせていただき、求めに応じて方策を提案しております。

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不登校の解決に向けたメルマガを読む 不登校やキャリア教育に関するコラム 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校にカウンセリングは効果があるのか?

不登校にカウンセリングは効果があるのか? カウンセリングって意味あるんですか?

お子さんが不登校になるとカウンセリングを勧められ、スクールカウンセラーにつながることが多いと思います。私自身は今は学校ではカウンセラーをしているわけではありませんが、以前は高校でスクールカウンセラーをしていました。今は個人で不登校のお子さんやその保護者の方のカウンセリングをさせていただいております。「カウンセリングを受けたらどうですか?」と勧められるのですが、カウンセリングがなぜ効果的なのか?という説明は意外とされないまま紹介されているケースがあります。「カウンセリングって意味があるんですか?」なんていわれることもありました(かつて学校に勤めているとき)

カウンセリングだけで登校に結びつくわけではない

たしかに、カウンセリングは万能ではありません。カウンセリングだけで登校できるようになるかどうかというと、私自身ちょっと疑問です。

これまでのケースでは、学校の配慮の仕方をちょっと工夫してもらうだけで登校できるということがありました。学校の友達が声をかけてくれたことがきっかけで登校できたというケースもあります。医療につながって、服薬をはじめて体調が整ったから登校できたというのもありました。

などなど、カウンセリングだけで登校できたかというとそういうわけではありません。

カウンセリングが不登校にたいして果たしている役割とは?

では、なんでカウンセリングを勧められるのか?ということですが、カウンセリングを受けると、話をしてくれるようになります。

不登校している理由や、きっかけ、その時感じていた本人の気持ちなどを言葉にします。それをカウンセラーが受け止め続けていくことで、お子さんの自己肯定感が回復していきます。頭では「今のままではいけない」ということは学校に行かないお子さんたちは、学校にっているお子さん以上に危機意識をもって考えています。しかし、それができない自分にも失望しており、自己否定感が強くなります。

カウンセリングを受けるとそういうネガティブな思考サイクル(自分を責める思考)から脱することができます。そして、肯定感が回復してくると、先のことを考える余裕ができてきます。このころになると、学校に行かないこと以外は普通に生活をしているということが多いです。

自己肯定感が回復しないと、次の行動に移ることが難しい。  

外部が提示する解決策にたいして、自分がどれを選択するかを考えるゆとりがうまれて行動に結びついていきます。

目には見えませんが、カウンセリングを受けることで心のエネルギーを補充し、解決に向けて行動しようという思いが出てきます。最初は多少無理をしているようにも見えますが、徐々にそれが普通にできるようになります。引きこもって、食事もろくにせず、昼夜逆転して、動画とゲームばかりしていたときとは違った姿になっています。

どれだけ高性能な車で、正確なナビがついていて、運転技術も十分ある人が運転する車でもガソリンがなければ走ることはできません。カウンセリングは心にガソリンを補充するような働きをしていると考えています。また、不登校の解決は登校することではなく、将来の歩みを自分で決めて行動する力だと私は考えています。

これまでも学校に戻ったというケースよりも、進学や就職(または就職準備)という形で不登校から脱した人の方が私が関わってきたケースでは多いです。

カウンセリングは解決を導くこともありますが、解決のためのエネルギーを補充する場、と捉えていただければよいと思います。実はそれはお子さんだけでなく、保護者の方にも必要です(場合によってはそれまでの対応に疲弊しているので、保護者のほうが必要なこともあります)

カウンセリングはいつでも受け付けております。メルマガにご登録いただければ、初回のコンサルテーションは無料にて受付ております。その際に「お悩み欄」へのご記入をお願い致します。

 

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

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特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

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親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

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他の子と比べないこと

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不登校のお子さんにカウンセリングをすすめる前に

不登校のお子さんにカウンセリングをすすめる前に カウンセリングをすすめられた不登校の娘さんはなぜ「もういい」と言ったのでしょうか?

娘「学校に行くのは辛い」

母「そうなの・・・なんか行きたくない理由があるの?」

娘「・・・なんか分からないけど、友達がいやとか、いじめられているとか、

そういうことがあるわけでなくて。ただ、なんか・・・うまく言えないけど・・・」

母「そう。いまは言えないのね。そんなんだったらカウンセリングを受けてみたら?」

娘「えっ・・・」

母「カウンセリングで少しずつ、自分の悩みを聴いてもらったら違ってくると思うよ」

娘「・・・お母さん、どうして私をそうやって突き放すの?もういい」

さて、この会話をよまれて、このお嬢さんはどうしてお母さんに最後に「もういい」と言ったのでしょうか?考えてみてください。どこがまずいのか?この会話文から見えるのはお母様がカウンセリングをすすめるくだりです。

悪気があってカウンセリングをすすめているわけではないのになぜ?

お母様は悪気があるわけでもないし、決して娘を突き放そうとして言ったわけではありません。

しかし、娘さんは「突き放す」という思いをいだきました。これはどうしてでしょうか?

それは、娘さんが話を聴いてほしいのはカウンセラーではなく、お母さんなのです。お母さんに今の辛い、言葉にならない状況を聴いてほしい、分かってほしいという思いがあります。

 

しかし、このお母さんはカウンセリングをすすめました。つまり、このやり取りは娘さんにとっては、「お母さんは話を聴けないのでカウンセラーを呼んできます」と言われているようなものなのです。だから突き放された思いがして、お母様に腹を立てたのです。

子どもにカウンセリングをすすめる前にやるべきこととは?

これはカウンセリングをすすめることが悪いということを言ってるのではありません。

機を見てカウンセリングをすすめることは必要です。医療や学校の先生と会うことも必要になります。

大切なのは子ども(上の会話の場合は娘)さんが「誰に分かってもらうこと」を望んでいるかなのです。大人の考えでは、「どうやって解決しよう」という思考が生まれるので、解決策を提示したくなります。

ただ、これはあくまで大人側の思考であって、子どもにとっては解決に至る前に「自分のことを分かってほしい」という思いがあります。この思いを一番身近な大人である親に分かってもらうこと。これができれば、仮に学校に戻らなくてもこの子どもさんは徐々に将来に向けて考えをもって行動できるようになります。

では、どうすればよいのか?

子どもさんにカウンセリングをすすめたいのに、どうやって切り出して良いか分からないという相談を受けることが多いです。その場合は、まずはお母さままたはお父さまがカウンセリングを受けてください、とお願いしています。

親が子どもよりさきにカウンセリングを受けるメリット

理由は二つあります。

一つは、不登校をしている親御さん自身のストレスや悩みの解消のための時間を取るということです。もう一つは、子どもさんの話を聴くためには「聴いてもらう」経験をたくさんする必要があります。

親がカウンセリングをするように子どもの気持ちに寄り添ってくれるようになれば、不登校は回復に向かいやすくなります。そして、お母さん(お父さん)はカウンセリングを受けてスッキリしている。

頭がクリアになり、今抱える問題にどう対処すればよいかが分かる。という状態を作ることができれば、自然と子どもも「お母さん(お父さん)がやっているカウンセリングを受けてみようか」とか「そのカウンセラーの先生に会ってみたい」と思うようになります。

物事を解決に向ける上で大事なのは、解決方法よりも「理解」です。相手のことは100%分かるなんて言うことはありませんが、

分かろうとする、思いをもって相手に寄り添うと、いつしか、その思いを子どもさんが受け取ってくれます。まずは親御さん自身が心を整えること。

不登校の解決には欠かせない要素の一つです。

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親として、どう見守るか

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「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校のお子さんが勉強よりも苦手なこととは?

不登校のお子さんが勉強よりも苦手なこととは? 勉強に苦手を感じる理由

タイトルを見て、不登校のお子さんが苦手なことは「これではないか?」と検討をつけてお読みくださった方もいらっしゃると思います。

勉強、人間関係、努力、自己肯定・・・いろいろとあります。ただ、この奥にはあることへの耐性のなさがあります。

全てに共通するのは「自分の思い通りにならない」というストレスです。このことへの耐性がない、と言えます。

さらに言変えるならば「理不尽」を許容することができないとも言い換えられます。

納得できない、だから腹を立てている

自分が納得できないこと、そのことへの怒りや、不満がある可能性が大いにあります。

勉強であれば、いい成績が取れない、クラスの中で1番になれない、分からない、などです。人間関係であれば、自分が入りたいグループに入れない、気を遣わないとコミュニケーションできない。でも周りは自分に気を遣ってくれない。努力については、目標設定してもそのために努力ができない、または努力しても自分が望んだ結果にならない。自己肯定は、学校に行かない自分をっ良しとするなんて到底できない

外に出て人間関係を築いたり、努力することで確実に自分の頑張りや気遣いが認められるのであれば良いですが、それが叶わなかったり、さらには裏目に出たりすることさえあります。

そういう理不尽な世界に納得ができない。根っこにはそういう怒りもあります。

理不尽を受け入れる?

では、ここから脱するにはどうしたらよいか?一つには、世の中はそもそも理不尽で意味の分からないことも受け入れないといけないときがある、そういうことを伝えることもできます。

これで納得してくれる可能性もあります。ただ、根本的に変容を促すとしたら「比較」の世界から脱することです。

自分と何か(他人や世間の常識、兄弟姉妹など)と比べて自分たたきをすることを辞める必要があります。自分は自分、他人と比べて良し悪しを決められる存在ではない、ということに価値観を置く必要があります。その境地に達するには、たくさん自分をメタ認知する必要があります。客観的に自分を見つめて、自分の感情や考えを言葉にしていく。そのことが主体性を育み、自分自身を良しとすることができるプロセスとなります。

カウンセリングが効果的なのは・・・

 

不登校の回復や、自己肯定感の向上、さらには自身の進路選択にカウンセリングが功を奏すのはメタ認知をする場面を定期的に持つことができるからだと私は考えています。

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吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校のお子さんが勉強よりも苦手なこととは? Read More »

不登校しているお子さんにカウンセリングよりも必要なこと

不登校しているお子さんにカウンセリングよりも必要なこと 最初は不登校のカウンセリングではなかったのです

ビジョナリーキャリアアカデミーは不登校や引きこもるかた、またはそのご家族のカウンセリングを軸としておりますが、実はカウンセリングをしつつももっと大事なことがあると思ってこの事業を立ち上げました。

それは子どもたち一人ひとりが自分が進みたい道を、を自分で考えて、自分で決めていくこと。そのサポートができればよいなという思いでスタートしました。

ただ、学校に行っている人は学校をはじめ、塾や習い事などを通じてそういう未来を考えることをしています。一方で、不登校になってしまうと、将来のことなんか考えられなくなる人が大半です。

「勉強しない自分は社会に出られない」

「学校に行けない自分はダメだ」

という自己否定の思いから、スタートするので、自己肯定感を取り戻すためにどうしてもカウンセリングが必要になります。

大切なのは、自己肯定感を取り戻したあと

ただ、自己肯定感を取り戻しても、そこで「元気になったね、はいさようなら」では、ちょっと冷たいなという印象があります。実際にこれまで関わってきたケースの多くは、元気になったあと、どう進路を構築するか、自分は何をする人なのか?という問いに一緒に向き合いました。

そしてだいたいが、受験や就職という次のステップまで見届けてから終了する、ということになっております。

学校や塾のように「○○大学何名合格」とか「△△高校への合格率80%」とか数字に追われる必要はなく、関わりを持った生徒一人ひとりに寄り添いながら、進路を見いだしていきます。

そういう甲斐もあってか、ある程度の期間、寄り添った人は、中学も高校も大学も全員第一志望に合格するというミラクルが起きています。

自分で考え抜いた道だから実現しようとする

でもこれは、本人が自分で決めて選び取った進路なので、当然の結果とも言えます。ちなみに勉強自体を直接教えるということはほとんどしていません。勉強の仕方、進路の考え方をお伝えすることはあります。自分で進路を見いだすと子どもたちは自発的に努力を始めます。そこまでの見守りが忍耐ではあります。でも、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動できるようになれば、それは一生モノの力になります。しかも不登校という一種の挫折経験から、そこにたどり着いた子たちはメンタルが人一倍強いので、その後の人生でも多少の試練困難ではへこたれない強さも身につけることになります。

無料でご相談受付ております

カウンセリングだけでなく、キャリアや進路に関すること、勉強の仕方などを

ワンストップで、しかも個別にお世話できるのが強み何だろうと思っています。

メンタルケアのことでも、進路のことでも是非、ご相談ください。

相談したいという方はこちらからお気軽にお問合せください お問合せはこちらから 不登校やキャリア教育に関するコラム 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校しているお子さんにカウンセリングよりも必要なこと Read More »

不登校する子どもが持っている1つの共通点

不登校する子どもが持っている1つの共通点 不登校の共通点とは?

これまで不登校に関しては1000に近いケース関わってきました。不登校になったきっかけや原因、

そしてそれまでにどんな対処をされてきたなど、状況は様々なケースがありました。すべてのお子さんに通じるある共通点があります。

一つの共通点をあげるとすると、それは「完璧主義」です。

  完璧主義がもたらす緊張感に苦しめられる

完璧さを求める度合いは人それぞれですが、完璧にできないと次に進めない。完璧じゃないと認められない。こういった考えのもとに

勉強、クラブ、学校行事、習い事、塾 などをこなしていかないといけないという緊張感にあると、

毎日を楽しく過ごせるでしょうか?

むしろ、あれもやらないと、これもやらないと という焦りや自責が募り、結果としてキャパオーバーになる。完璧主義が強ければ強いほど、緊張感も強く、苦しい思いをしている可能性が高いです。

大切なことはありのままの自分を取り戻すこと

私がカウンセリングを通じて行っているのは完璧主義からくる緊張感を緩めることです。

これは結果として、本来の自分、等身大の自分を取り戻す手続きになります。背伸びをやめて、ありのままの自分で生きること。これが生きる力の本質です。

この力をつかむことができると、現状がどんな状況であっても、自分らしく生きていく道を切り開いていくことができます。

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

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まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校のお子さんに関わる心のゆとりをつくるために

不登校のお子さんに関わる心のゆとりをつくるために 電気代がもったいない・・・気がする

さて、7月になり、暑い日が続くようになりました。

屋内ではエアコンを作動させる機会も増えましたが、今年は電気代が値上がりして、家計のことを考えるとちょっとでも節約したいというお気持ちもあるのではないでしょうか。

子どもが家にいなければ、昼間はみんな留守だからエアコンをつけておく必要もないわけですが、不登校のお子さんはなかなか外に出たがりません。かと言って、熱中症で倒れられても困るわけですから、エアコンをつけないわけにはいかないわけです。

アドバイス通りのかかわりは難しい

エアコンに限らず、不登校していることで、フリースクールに入会したり、通信教材を取り寄せたり、家庭教師を依頼したりと、学校に行ってくれさえいればかからなかった費用が発生します。医療や、カウンセリングもその一つです。

金銭面を考えてみてもかなり損をした気持ちになります。悩みは尽きないというわけです。

一方で、医者やスクールカウンセラーからは「今は大事な時なので、刺激するようなことは言わないように」とか「丁寧に接してあげてください」などといった、親が子どもを受容しないといけないアドバイスを受けます。心にゆとりがあれば、これは可能です。

しかし実際は日々、イラつくことが多く、こういう小さなイライラの積み重ねが親御さんのストレスになり、子どもさんへの対応を難しくしているのが現状です。

親御さんの心のゆとりをつくる

「不登校のお子さんに関わる前に自分に関わること」と言ったのは私の敬愛する先輩カウンセラーの金藤晃一先生ですが、不登校解決の本質をついているところがあると思います。

親がどれだけせのびして、子どもに良いかかわりをしても、子どもはその背伸びを見抜きます。

その背伸びの目的は「子どものため」を装いながら、「自分が楽になりたい」という思いがあるからです。自分が楽になりたいという思い自体は悪くありません。ただ、それを向ける相手が子どもというのは間違っています。

まずは、親御さん自身が楽になる方法を考えていくほうが解決としては早い場合もあります。

子どもを変える前に自分が変わらないといけない

私が、お子さんがカウンセリングを受けないならお母さま、お父さまが受けることをお勧めします、

と提案させていただくのも同じ理由です。

「子どもを変える前に自分が変わらないといけない」

実は先日お話させていただいたお母さまはそういう覚悟をもってお話にこられました。息子が悪いと責めるのでも、自分が悪いと卑下するのでもなく、

自分が変われば問題が解決する、という希望をもっているお母さまでした。

この方がカウンセリングを受ければ、ご自身が思われている以上に早く変化を味わうことができると感じております。

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

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連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校の日常に希望を見いだす

不登校の日常に希望を見いだす 毎日一緒にいると、悪いところばかりに目が行ってしまう

朝は起きてこない、昼間は部屋にこもって何をしているか分からない。

でも、たぶん勉強はしていないだろう・・・話しかけてもそっけない。

普段一緒に生活していると悪いところばかり目につきます。そして、たいして変わり映えしない日々に「いつまでこの状態が続くのか?」と不安になることと思います。

そのような状況において前向きに動くことは難しく、手を尽くしているけど、成果が上がらないことに絶望感を覚えることさえあるかと思います。

お子さんの変化を見つけていく

確かに、日々の生活のなかでのお子さんの成長は見つけにくいです。

しかし、遡って考えてみてください。不登校になり始めたころと、今を比べるとどうでしょうか?

感情の起伏がへり落ち着いたたわいもない会話を交わすようになった外出するようになった進路のことを口に出すようになった

何かしらの変化を見ることができないでしょうか?もし、全く変化がないというのであればそれは、評価する視点が厳しすぎると思われます。

部屋に引きこもっていた息子が網戸の修理を!

高校生の息子さんが不登校となり部屋から全く出てきませんでした。家族との会話も少なく、食事も部屋で食べていました。しかし、徐々にリビングで過ごす時間が増え、母親だけでなく、父親とも兄妹とも話をするようになりました。

昼間に一人で散歩に行くこともあり、表情も明るくなってきました。そんなある日、網戸の網戸が外れてきていることに息子さんが気づきました。彼は「直すための材料を買ってくるからお金がほしい」と親に求めてきたので、お金を渡して様子を見ました。彼は近くのホームセンターに行って変えるための網と接着剤を買ってきて、網戸の網を変えました。外れていたところだけでなく、外れかけそうな網戸も修理しました。

彼は家に居て外を眺めることが多く、網戸のことが気になっていたこと、一人での散歩ルートにホームセンターが入っており、どうやって網戸を修理したらいいかを店員に尋ねて材料を買ってきたことなどを自らやってのけました。

希望の種をさがす

この家庭が特別何かをしたわけではありません。このお母さまもカウンセリングで「全然だめだ」ということばかりを話す方でした。しかし、少しずつ子どもの変化に目が行くようになり、そのことを嬉しく思っておられたようです。

時間の経過とともに子どもは確実に変容していきます。その違いを日常に中で見つけていくことで、親自身前向きな気持ちを保つことができます。

また、その変化を子どもにフィードバックできれば、なお自身がつきます。もちろん、思春期世代ですから、素直に受け止めずに「別に」とか「そんなことない」としか返ってこないと思いますが、伝えることは大事です。

何気ない日常かもしれませんが、その中にこそ、不登校から脱していくための解決の種がたくさん落ちています。お子さんの小さな変化からも、成長を見いだしていくことができると、親自身もお子さん本人も希望をもって歩むことができるようになります。

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

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「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

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不登校のお子さんへの父親の関わり方

不登校のお子さんへの父親の関わり方 不登校のお子さんに父親はどう関わる?

不登校のお子さんに対して父親の関わりってどうなのでしょうか?

お問い合わせいただくのはお母さまが多いです。このメルマガで学んでくださっている方も多くがお母さまです。もちろん、カウンセリングや学びの場にお父様やご夫妻で来られる方もいらっしゃいます。

不登校における回復において重要なのは親子関係です。その時に、父親、母親で役割が違うと良いなと思います。不登校のお子さんに対する父親の関わり方の提案として3つ挙げてみます。

1 長期的視座で進路の話をする

父親のかかわりとして一つ目は、進路の話をしてほしいです。長い視点でもって子どもに諭すということです。普段、身の回りの世話をしてくれる母親と違って、たまに父親と話をすると

子どもにとっても新鮮です。自分では分かっているし、母親と話すとケンカになることも父親との会話だとケンカにならないこともあります。

実際にお子さんの中で「お父さんに言われたから頑張ろうと思った」という方もいらっしゃいました。

説教がましく問いただすのは良くないですが、進路についてお子さんが安心感を持てるようなかかわりがあると良いです。具体的に父親の失敗談とそこからのリカバリなんかを話してもらえると、子どもは励まされます。

2 父親と二人で出かける

不登校のお子さんで、外に出ることができる場合は、外出することをお勧めします。

父親と二人での外出は、子どもにとってはやや緊張です。行先は、買い物でも食事でも、釣りでも映画でも何でもいいです。目的は不登校の日常に非日常を創ることです。

出かけた先では、不登校のことや学校のことなどの問題に触れずに、適当な雑談をとぎれとぎれで良いのでしてほしいです。

 

父親と二人きりのやや緊張するなかで、お子さんは内省をします。普段とは違う思考が頭をめぐるので、考え方や感じ方を変えるきっかけになります。この時間をぜひ取ってほしいと思います。

3 母親の話を聴く

これは不登校に限らず、子育ての場面ではどうしてもお子さんの身の回りの世話はお母さんがすることが多いです。でもそれを望んでやっているわけでは場合もありますし、お子さんが不登校になると、不安も募ります。

 

お母さんの愚痴や不満を聴くということがお父さんの役割になります。ここで重要なのは解決案を出さないことです。解決案は本人が出します。だから、ただ聴くに徹することです。そしてお母さんの話を理解することに勤めてほしいと思います。

また、夫婦が話しあっている様子は子どもにとって何よりも安心です。不登校になったせいでお父さんとお母さんがけんかするようになった、なればそれはそれで子どもにってダメージが大きいです。

父親の関わりの重要性

お父さんとのかかわりは子どもにってとても重要です。不登校のお子さんにとっては父親にどう思われているかは結構気になるところです。だからこそ、お父さんなりの寄り添う姿勢を見せつつ、夫婦の関係性を良い状態で保つことに留意する必要があります。

「子どもは夫婦の愛情のおこぼれで育つ」といったカウンセラーがいますが、まさにその通りで、子どもへの愛情はもちろんですが、夫婦での愛情も大切にして不登校の解決に向けて歩んでみてください。

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不登校の解決に向けたメルマガを読む 不登校やキャリア教育に関するコラム 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校のお子さんこそ必要な必要なキャリアカウンセリング

不登校のお子さんにメンタルケア以上に必要なキャリアカウンセリング 不登校カウンセリングの最後に出てくる問題

不登校のお子さんに直接的なカウンセリングをしていると

必ず出てくる問題があります。それは進路の問題です。

これはある程度時間をかけて関わったお子さんであれば、誰でもがこの問題にたどり着きます。

「自分は学校に行っていないから将来は何もできない」「一生働くことはできないと思う」「自分なんかが進学できる学校は大したことがない。どうせバカにされる」「私はどうやって生きて行けばいいんですか?」

とかを尋ねられます。

小学校の高学年くらいからこういう問いにぶつかっています。この背後にある気持ちである、焦りや不安をケアすることはメンタルケア的なカウンセリングでできますが、「際にどういう進路をとるか、どう考えたらよいか?」ということはメンタルのカウンセリングだけでは、ケアできません。

不登校のお子さんこそキャリアカウンセリングが必要

私は不登校のお子さんこそ、キャリアカウンセリングが必要だと考えています。実際的にそして、具体的に進路を一緒に考えていく存在が必要です。私は数年前にキャリアコンサルタントという国家資格を取得しました。これは日本で唯一、キャリアカウンセリングのプロフェッショナルの資格です。

キャリアコンサルタントの学びは私自身、非常に刺激の多いものでした。そしてこの時の学びが、今、子どもたちの進路を考える上で非常に役立ちます。キャリアカウンセリングをすることで、進路を具体的に考えていくことができます。そしてそのための情報も一緒に探すことができます。

どんなお子さんにも活かせる資質がある!

キャリアカウンセリングをしていて感じることは、不登校している、していないにかかわらず、そして、大人もこどもも同じで、自分自身を過小評価していることです。この過小評価が、進学、就職、転職を難しくしています。

仕事は、学校の勉強と違って、あれもこれもやらなくて良いです。運動が苦手ならそれをやらないでいいし、数学が苦手ならその分野に進まなければいいわけです。

一方で、絵が好きならそれを活かせる進路を取ればよいし、食べるのが好きなら、食べることが仕事につながる進路を考えれば良いのです。どんなお子さんにも必ず、将来に活かせる資質が備わっています。それが今見えてない、または見えているけどあんまりうまく機能していないだけなのです。

そこを見いだしていくことが、結果として、不安や焦りを払しょくし、進路に向かって歩む力の源になると考えています。

私の目指すところ

私が目指すところは、不登校していようとしていまいと、将来に希望をもって生きるお子さんを一人でも増やしていくことです。心の調子を整えて、さらにその先の人生も一緒に考えることで、可能になると確信しております。

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親として、どう見守るか

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焦らないこと

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不登校をする子は将来、大物になるぞ!

「不登校をする子は将来、大物になるぞ!」 かつて不登校した青年が今は海外で活躍!

「不登校」という言葉が使われる前は「登校拒否」という言葉が使われていました。

彼が不登校し始めたのはちょうどその言葉が置き換わるころです。だいたい25年くらい前でした。

3人兄妹の真ん中で生まれた彼は、親の言うことをよく聞く真面目な青年でした。自分で決めたことはきっちりこなす。

しかし、急な変更には対応できずオロオロすることもありました。

小学校、中学校と順調に育っていきましたが、高校生になった時に彼は自信を失う出来事に出会いました。

自分が考えた計画通りに勉強しても成績が取れない。バスケ部だった彼は真面目にクラブに励みますが、周りの生徒はそこまで真剣ではありません。

ちょうどスラムダンクが流行っていた時期でバスケ部は人気クラブでしたが、彼が通った学校ではクラブは「楽しむもの」でしかありませんでした。先生もそれほど熱心ではなく、彼はクラブのなかで孤立していきます。

勉強もクラブも楽しくない彼は、学校に面白みを見いだせず、だんだん無気力になっていきます。そして高校2年生の1学期にぱったりと学校に行けなくなりました。

それからしばらく、彼は家に引きこもります。母親は理解をしてくれましたが、父親の方は「息子はサボっている」といって厳しい態度を取ります。

兄も妹も普通に学校に行っており、彼だけが不登校をしています。兄妹は状況を察して、特に彼に声をかけることがなく、そのことがまた彼の気持ちを辛くさせました。

彼は「生きていても意味がない」と考えるようになり自殺を思い立ちます。

昼間に山中に出かけて行ったり、首をつるためのロープをさがしにホームセンターに出かけたり、散歩と称して飛び降りれる場所をさがしてる気回りました。

しかし、歩き回っているうちに、なんだかばかばかしくなって家に帰るのです。そしてまた翌日「生きていても意味がない」という気持ちが強くなり外に出ます。

これを繰り返して過ごしていました。

学校の先生からは「このまま出席できないと留年するか退学するかの選択を迫ることになります」ということを電話で言われ、そのことでますます学校に行きたくなくなります。スクールカウンセラーとの面談も学校で行われるため、2,3回で途絶えてしまいます。病院も進められるが「自分は病気ではない」と言い張って、生きませんでした。

家に居ても何もする気にならないで、過ごしているとある日、母親がカウンセラーの勉強会で買ってきた講演録のCDを聴いていました。隣の部屋から漏れてくるその声を聴くともなく聞いていると、その先生が「不登校する子は将来、大物になります!」と言っているのを耳にして、彼は隣の部屋から聞こえてくる講演CDに積極的に耳を傾けます。

そして、母親に「この先生に会いたい」というのです。母親はびっくりしたと同時に、嬉しそうに「じゃあ連絡とって見ましょう」と言って、その先生との面談を決めました。

全国を飛び回っている先生でしたが、幸いにも翌月に彼が住む町から車で1時間くらいの場所での講演があるというので、その講演の後に会うことになりました。

そしてそこで、彼はその先生から直接「君は特別大物になりそうだね」と声をかけられて、とても気分がよくなります。

その後彼は、通信制の高校を卒業し、アルバイトや福祉施設のボランティアなどを通じて社会とのつながりを回復させます。人懐っこいけど、繊細な彼を大事にする周りの大人たちの支援を受けて、留学もすることができました。

その出会いから20年が経ち、彼は今はフィリピンやブラジルといった国で、他人の助けになる仕事をすると慣れない英語を駆使しながら働いています。

もちろん、一足飛びにかれが元気になったわけではありません。

その後も、講演してくれた先生のカウンセリングや、その先生の教え子のカウンセリングなどを通じて、元気になったり、引っ込んだりを繰り返しました。

一度は就職して教育現場で働いたりもしました。しかし、彼の中にはもっと多くの人を助けたい、自分のように生き方に苦しんでいる人を助けたいという思いがあり、日本を飛び出すことになりました。

海外に行ったからえらくて、国内にとどまっているからダメだということではありません。同時に不登校したから人生が終わるということでもないです。彼はのちに「不登校したところから人生が始まったようなところがある」と、語ってくれました。

今日も世界のどこかで彼は明るい笑顔と、優しい気持ちとちょっとした好奇心を使って人を助けているんだと思います。

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不登校の回復に自己肯定感はいらない!?

不登校の回復に自己肯定感はいらない!? 不登校するお子さんの自己肯定感

不登校するお子さんは基本的に自己肯定感が低いです。自分自身には能力がない、努力できない怠け者で、他の人より劣っているという認識が強いです。自信がないいことを隠すために、学校では虚勢を張って、それで疲れるというケースもあります。その解決策として、自分自身への認識(セルフイメージ)をネガティブなものからポジティブなものに変えようということで、自己肯定感を上げようとう働きかかけることが始まります。実はこれが子どもにとっては辛いのです。

自己肯定感は上げようと無理に働きかけると自己否定が強まる

「自分のことをダメだ」と思っている人に対して「そうじゃない。あなたは素晴らしい人だ」といっても通じません。これはまずい料理を我慢して「おいしいと思って食べなさい」と言われているようなものです。どれだけ暗示をかけても料理はおいしくなりません。それを無理矢理おいしいと思って食べるときに「まずいと思っている自分」を否定することになります。さらにはまずいと思っている自分の考え方や感覚がおかしいと、自分自身を否定することにもつながっていきます。

自己肯定感を上げようとすると、否定感が強まるという逆説的なことが起きてしまいます。

大事なことは今の自分をそのまま認めること

自己肯定感よりも不登校の回復に効果的なのは自己受容です。今の自分をそのまま認めることです。自己肯定と違って自己受容には否定の要素がありません。

学校に行けないことを悪いととらえず、私は学校に行けていない。ただそれだけだ。だから自分の存在が悪いとか社会不適合だとか思わなくてよいのです。不味い料理を不味いと思いながら食べ続けるだけなのです。さらに言えば、不味いと思ったらその気持ちに素直になって食べないということを良しとすることでもあります。無理においしいと思わないことで無理も否定感もないのです。

自信がない自分で良いのです。自信をつけようとするから辛い思いになるのです。

自己受容するために必要なことは

自己受容のために必要なことは、自分を知ることです。自分自身が今何を考えていて、どういう思いでいるのかを知ることで何を認めればよいかが見えてきます。その時に大事なことは「評価しない」ことです。これが良いとか悪いとか評価すると、それを変えようとする思考が働きます。良い悪いをいったん脇に置いて、自分の考えや思いと素直に向き合うのです。

そのためには、頭や心にあることを言葉にすることが必要です。そこでカウンセリングが必要になると私は考えます。

カウンセリングの聴き手がうまければ、相手の良い悪いを評価せずにそのままを認めていくように働きかけることができます。症状ではなく人格への承認がもたらされることで、自己受容は進んでいきます。そのためには、途中でアドバイスしたり、忠告したりすることよりも、子ども自身も親自身もありのままのいまの現状を言葉にすることが必要です。

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ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

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子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

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定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

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子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

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焦らないこと

他の子と比べないこと

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校の回復に自己肯定感はいらない!? Read More »

連休後に起こりがちな行き渋り 不登校を防ぐためにできることとは?

行き渋りの段階で不登校を防ぐための3つの対応 5月の連休が終わると・・・

5月の連休が終わると一気に不登校が増えます。これは毎年のことです。4月は勢いで乗り切れるけど、疲れが出るのが5月です。そこに連休があってホッと一息つくと何か調子が変だということで、学校に行きづらくなる人が増えます。理由は様々です。

中学生の場合は5月の中旬から下旬にかけて定期考査を実施するところが多いです。その定期考査までは頑張れるけどそこで力尽きて休み出すというのも5月です。特に中学1年生は最も不登校になる人数が多い学年とされています。最初のテストで思うように結果が出なかったことや、めちゃくちゃ力入れて頑張りすぎたことで不登校が始まるケースにも対応したことがあります。

兆候としての行き渋り

いきなり不登校が始まることは珍しく、その全段階として「学校に行きたくない」ということを言い始めます。そして、なかなか学校に行こうとしなくなります。かろうじて遅刻していく、別室登校する、早退するなどが始まります。

朝起きてこない、朝食を食べないとう行動面。さえない表情、身支度がいい加減(髪を整えない、制服のボタンをしめないなど)という見た目。会話に対してそっけない応答などお子さんの様子の変化もあります。これはエネルギーが枯渇している状態です。

行き渋りの段階で不登校を防ぐ3つの対応

促せば学校に行く、行けばそれなりに楽しんでくるというのであれば不登校になることを回避できることができる可能性が高いです。その対応策は次の3つです。

1 生活のリズムを整える

睡眠をしっかりとって食事をする。夜更かしをしない。当たり前のことですが、当たり前のことができなくなるというのが精神的な疲れがある状態です。まずは形からでも生活が不規則ならないようにしていきたいところです。

2 学校に様子を伝えておく

どうも様子が変で、学校に行きたがらないということを伝えておいてください。遅刻したり、ぼーっとした表情をしていると「やる気がない」と捉えられてしまう可能性があります。中学・高校は教科担当制なのでいろんな先生が授業に来ます。担任だけでなく、学年や授業担当者への周知を学校にお願いしてください。生徒本人は疲れているところに「たるんどる」とか「気合が足らん」と言われてしまうとそれだけで学校に行く気を失います。

3 家の中で一緒にいる時間を増やす

本当は子どもさんに「どうしたの?」とか「悩みがあるなら言いなさい」といいたいところです。それで話をしてくれればよいのですが「別に」とか「特にない」という返答が返ってくることもあります。問いかけても応答が少ない場合は、あえて問いかけないで一緒にいるということをしてみてください。自分の部屋ではなく、リビングに居続けるなんていう時にはもしかしたら言いたいことがあるのかもしれません。無言で、何をするわけでもないときなんかは何かあります。そこでグッとこらえて、お子さんのタイミングで話が出るのを待ってみてください。1回ではうまくいかないかもしれませんが、一緒にいること自体が励ましになるということと、お子さん自身が話すタイミングで話し始めるように待ってみてください。本人の言葉で原因を話してくれれば、解決の道は早いです。

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不登校の解決に向けたメルマガを読む 不登校やキャリア教育に関するコラム 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか 一学期の本番は連休明けから─子どもとどう乗り越えるか

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

連休明けは、一学期の“本番”のスタート

ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

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ゴールデンウイーク明けの不登校・行き渋り

ゴールデンウイーク明けの学校への行き渋り・不登校 4月は頑張れたけど・・・

ゴールデンウイーク(大型連休)があけると、学校に行くことを渋ったり、不登校になったりする生徒さんが増えます。4月は新しい環境になんとか適応しようと頑張りますが、その疲れが出るのがこの連休です。

これは中学生や高校生に限らず、大人でも起きてきます。4月の無理が5月の連休明けに出る。その連休中に学校や職場と離れてホッとした時に自分が無理していることに気が付いて、「あ~もう頑張れない」という思いに気づくときです。五月病というのがこれです。

自分の無理に気づくことは大切なメタ認知力

自分が無理しているなと気づけるというのは、とても大切な力です。この無理に気づけない人が、心の病になります。むしろ、そのほうが、多いのかもしれません。

連休明けの登校渋り・不登校は学校への適応の第一歩とも言えます。無理をしている自分に気づく、つまり、自分じゃない自分で学校生活を送ることは、学校に行くだけで疲れます。疲れ続けるという状況です。ずっとつま先立ちして、お面をかぶったままありき続ける。つま先立ちをやめることも、お面を外すことも許されない(と本人は思っている)という状況です。

自分の無理に気づいたら、その無理を辞められる良い機会なのです。

なにが無理なのかを突き止める

無理を辞める=キャラを変える ということになります。この切り替えにはちょっと時間がかかります。自分がなぜ無理をしていたか。無理を辞めるということは何をやらないで良いのか?を考える必要があります。

具体的には、友達に話を合わせる、勉強ができると周りに思ってもらう、リーダーシップをとらないといけない、面白いことを言わないといけない、かっこよく(かわいく)見せないといけないと思っている。などです。こういったことが背伸びになって負担になります。本人と話せばもっと具体的なことが分かります。

無理をしないで、学校に行けるようにするためのメンタルを整える時間が必要になります。

無理を辞めることは自立への第一歩

自分が無理をしていることに気づくというのは、自身の主体性があるから見えてくることです。逆に無理をし続ける人というのは、相手への合わせ方、自分の見せ方をいりいろと研究し始めます。後者は相手軸で自分を変えていますが、前者は自分軸で自分を変えようとします。

つまり、無理に気づいた瞬間、相手軸(他者からの評価軸)から自分軸にシフトしているのです。一時的に学校に行かないという状況は生まれるかもしれませんが、子どもの自立にとっては自分の軸を取り戻して、それを確立していくことは極めて重要なポイントなのです。この春の時期にお子さんの状況に何らかの異変があることに気づいたら、自立につ向けて自問が始まっているときととらえて、お子さんの考えや言葉に耳を傾けてさしあげてください。

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格的になります。定期テストや行事が続くこの時期、子どもとどう向き合い、乗り越えていくかを考えてみませんか。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

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ゴールデンウィークが明けると、子どもたちの学校生活はいよいよ本格的に動き始めます。4月から5月前半までは、授業やクラブ活動もまだ準備段階という雰囲気がありますが、連休が明けた瞬間から、一学期の本番とも言える時期に入っていきます。

このタイミングで、定期テスト、クラブの大会、学校行事など、さまざまな“頑張りどころ”が一気に重なってきます。

子どもにとって、連休明けは意外にハード

連休中は生活リズムが乱れがちになり、休み明けには気持ちや体の調子が整わないこともあります。そんな状態で、いきなり学校生活のギアが上がることは、子どもにとって大きな負担です。

特に不登校や学校に不安を抱えている子にとっては、連休明けは“また一歩踏み出す”ことを求められるプレッシャーの時期でもあります。

定期テストはひとつの山場──結果がすべてじゃない

多くの中学校・高校では、5月下旬から6月にかけて定期考査が実施されます。「今回こそ頑張ってみよう」と思っている子にとっては、ある意味チャレンジの場となるでしょう。

ただし、努力しても思うような結果が出ないことは、よくあることです。そんなときは、「結果が出なかった=意味がなかった」ではありません。

取り組んだこと、頑張った時間、チャレンジした気持ち――それはすべて、子どもが前に進んだ証拠です。

親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

「がんばったね」「気持ち、ちゃんと伝わってるよ」といった、結果よりも気持ちに寄り添う言葉が響きやすくなります。

 

子どもが「今回はちょっとがんばってみた」「やってみてどうだったか考えている」といった反応を見せたときには、その気持ちの動きをぜひ認めてあげてください。うまくいかなかった経験も、成長の一部として受けとめていきましょう。

焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

大きな目標でなくてもかまいません。1週間ごと、1行事ごとに、小さな区切りを作って「今できること」を大切にすることが、夏休みまでの歩みを支えていきます。

まとめ:連休明けからの学校生活を乗り越えるために

連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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卒業を控えた不登校する男子中学生の気持ち

卒業式の季節です。不登校しているお子さんにとって最も辛い季節かもしれません。自分の同級生は華々しく、式に出て、それぞれの進路に向かって巣立っていきます。

自分もその中の一人であるはずなのに、そも輪に入ることができない。

どういう内面なのか・・・ある中学3年生の男子の気持ちです

=*=*=*=*=*=*

友達は気軽に「一緒に式に出よう」とか担任が「最後だからみんなと過ごしたらどうか?」と言ってくる。

でも、その誘いすらうっとうしく感じる自分。他人の好意的な誘いに応答できない自分。

そんな自分は人としてダメだと自分をたたく。

そんなサイクルが巡る。

一人でぼーっとしているとそうやって自分を責めるからそこから逃げるために部屋にこもりゲームをしたり、動画を見たり、寝たりする

自分を責める自分の感情からの逃避が起きる。

親もそのことを分かってくれているのは救いではあるが、そんなふうに気遣わせてしまうこともまた申し訳なく思う。

本当は他の同級生の親のように、息子と一緒に写真を撮りたいはず。

でも、僕は学校に行っていない、特に何かを学んでいない。

対して思い入れのない学校の前でほとんど新品に近い制服を着て写真なんかとりたくない。

いずれそれが自分にとっての黒歴史になる。そんな気がしている。

=*=*=*=*=*=*中学を卒業したら通信高校に行く。行くといっても、送られてくる課題をこなす。

友達がいない学校。

スクーリングはあるけど、できるだけエネルギーを使わずに終わらせたい。

その先のことも考えろと言われる。

でも学校に行っていない自分に何ができるだろうか。

憂うつな季節。

自分なんて生まれてこなければよかったのではないかという思いが巡ることもしばしば。

だから自殺しよう・・・そう思ったこともある。でもそれをすると余計に迷惑だということも分かっている。ネットでいろいろ調べたけどなかなかうまく死ぬことができないことも分かっている。

苦しんで生きるのは嫌だ。それにこれ以上親を悲しませたくはないという思いもある。だからたぶんしない。

でも、今の僕には自分をどうすることもできない。辛い・・・しんどい・・・無気力だ

今日も1日家にいた。何もしていない。

これでいいとは思わないけど、どうすることもできない。ただ、憂鬱で苦しい。…

卒業を控えた不登校する男子中学生の気持ち Read More »

不登校と発達障害

不登校と発達障害 不登校の理由の一つが発達障害

最近のご相談でよくお伺いするのが、不登校の理由の一つが、お子様の発達の課題にあるというものです。発達に課題があると、集団で何か一緒のことをすること自体がストレスであったり、決められたことを手順通りにやることに強い嫌悪感を覚えたりします。

ADHD、ASD、LDといろいろと診断名はありますが、診断の枠組みではなくて、そのお子さん自身を見て、対処を考えていく必要があります。

人を人として理解する態度が大切

精神科医の山本昌知先生は「人を理解しようとする態度が大切だというんです。少しでも分かりたい、だから教えてくれという気持ちで接するのが大切なんです。」とある講話でお話されていました。

山本先生は、統合失調症の患者さんの行動を「了解不能」と決めつけず「どうしてそんなことしよるんですか?」と理由を尋ねて接していたそうです。一見不可解な行動でも、相手にしてみれば理由や目的があってそういう行動をとっています。

私が、発達に課題のあるお子さんと接するときにもそうです。学校のルール、集団行動、という観点からみれば明らかに逸脱行動であっても視点を本人にうつすと、必ず理由があります。

この理由を了解してもらえないことが発達に課題のあるお子さんが学校に行きづらくなる理由の一つです。

 

不登校=不適応というよりも、適応できない自覚を持っているから行かないのではないか?

私は発達に課題のあるお子さんが不登校をする、ということを不適応と捉えたくない気持ちがあります。というのはお子さん自身が「自分は学校に行くとうまく周りと合わせられない」「自分は相当我慢したり、努力しないと学校に行けないけどそんなに頑張れない」という意識を自覚している証拠だからです。

私は小学校で特別支援の仕事をしていますが、登校している児童の中には自分自身が周りと違うことを認識できないお子さんもいます。こういうお子さんには自身の特性の理解を促していきますが、不登校しているお子さんはそこはとっくにクリアしています。

つまり、自分自身が他者にどう映るかを考える力があるのです。その結果が学校に行かないという選択になっているのです。

 

ソーシャルスキルを身につけることが優先順位の上位

それでも、勉強は遅れるし、対人関係を築く力は必要です。ソーシャルスキルというものを身に着けていく必要はあります。そのためには、親や先生以外の大人(支援者)とのかかわりが外に出る一歩目となります。発達に課題のあるお子さんが不登校をした場合、不登校よりも発達の課題について、理解し、必要な対処をすることが優先順位が高いと感じています。

ここをクリアすれば、学校に行くことができるようになる、または自分で自分を理解して学ぶ力が身につきます。不登校に限らず、発達障害についてのご相談も受け付けております。何かご相談がある場合はまずはメールにてお問い合わせください。

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親として、どう見守るか

結果に落ち込む子どもを見て、すぐに何か声をかけたくなることもあると思います。けれどもまずは、子どもが「くやしい」「思うようにいかなかった」と感じる時間を無理に励まさず、そっと見守ることも大切です。

声をかけるなら、

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焦らず、比べず、「今のわが子」に目を向けて

この時期は、子どもたちが少しずつ自分なりのペースで前に進もうとする時間です。だからこそ、親として大事にしたいのは次の3つです。

焦らないこと

他の子と比べないこと

今のわが子に目を向けること

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連休が明けると、学校生活はいよいよ本格化します。予定が多く、子どもも親も負荷が高くなるこの時期だからこそ、無理をせず、小さなステップを親子で積み重ねていくことが大切です。

結果よりも気持ちを見つめ、過程を認めてあげること。その繰り返しが、子どもたちの内側に少しずつ力を育てていきます。

「結果よりも努力を尊ぶべきだ。努力する者は、すでに前進している。」— ゲーテ(ドイツの詩人・思想家)

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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