勉強・進路と将来の不安 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します - Part 2

勉強・進路と将来の不安

進学や就職、さらにはその先の将来設計などの悩みについて、学力不振、自己肯定感などのことに触れています。親ができること、やりすぎない方が良いことなどをまとめています。キャリアカウンセリングの視点も盛り込まれて言います。

中学3年で不登校 進路はどうしたらよいのだろうか?

中学3年生で不登校になると「高校はどうするのか?」が最も大きな問題となります。

公立中学でほとんどの生徒が受験しますし、私立の中高一貫校であっても、長期で休んだり、成績が振るわなければ高校進学に響くこともあります。

進路の問題は大きくのしかかってきます。

そもそも中学にすら行かないのに、高校に行ってなんとかなるものなのか?

という疑問もでてきます。

親としては子どもの意思を尊重したいという思いもおありかと思いますが、「せめて高校ぐらいは出てほしい」というのが本音ではないかと思います。

もちろん、不登校している生徒さん自身にとっても進路の問題はストレスの大半を占めています。

なぜストレスになるかというと、生徒さんの気持ちとしては高校に進学したいからです。

中学校にはいかないのですが、高校には進学したい気持ちはあります。

これまで関わってきたケースで、中学を卒業して高校進学を選ばなかった生徒はいません。今のところ途中で辞めたという話も聴いていません。その中には中学に入学式の1日しか行っていないという生徒もいました。

それでも通信制の高校に行き、卒業して社会人として働いています。別の生徒は大学に進学したというケースもあります。

子どもが不登校をすると、それまで考えていた進路設計が大きく変わってしまいます。この先どうなってしまうのかが分からなくなるのです。

不登校の生徒さんのストレスが大きくなる理由はそれまで考えていた進路を実現しないと思ってもがくからなのです。

進路は変わっても大丈夫です。

通信制やチャレンジスクールなど、本人が当初は想定していなかった進路かもしれません。

しかし、実際はそのほうが本人にあっていたりもします。仮に、中学を頑張って乗り切って、全日制に行っても、出席日数と日々のハードな課題をこなすことで疲弊してしまい、高校で不登校をするということも考えられます。

進路選択は不登校している生徒さん、特に中学3年生にとっては死にたくなるほどつらい課題です。

世界は広いし、高校がどこであっても、行った先で頑張れば必ず未来は拓けてきます。

進路変更が不本意であったとしても、将来必ずその進路選択をせざるを得なかったことが、自身にとって最善の道だったと自覚することになります。

本人の意思も確かに大事ですが、今は不登校しても受け止めてくれる高校がたくさんあります。

選択肢を提案することで、生徒さんの将来への希望を見いだすことができます。

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AIが発達しても仕事がなくなるわけではない。そんな心配をするよりも大切なことがある。

Googleの検索に「AI  仕事」と入れると「奪う」とか「なくなる」と出てくる一方で「増える」とか「活用」という言葉も出てきます。

AIの技術が発達することはとても喜ばしいことです。これまで手間のかかっていたことが、全部自動化できるようになるわけですから、とても楽になるはずなのです。

AIには「ディープラーニング」で、たくさんのデータを学ばせます。それこそ人間が記憶できないくらいの大量のデータを学ばせるわけです。しかも短時間で。それらの情報を用いて、必要な判断をするようにプログラムをしていく。そうすると、人間ではとても時間のかかることを一瞬のうちに成してくれるわけです。

発達は、喜ばしいことであるはずなのですが、どうも危機感をあおるような面もあります。

「AIに負けない」とか「AIに奪われない仕事」なんていう記事や広告をよく見かけます。

確かに、AIが発達することで、今の産業の構造は変化していくことはまちがいありません。なくなる仕事、職業がでてくることも間違いありません。

しかし、AI関連の仕事が増えていきます。それがどんな仕事なのかはわかりません。ただ、私が大学生になったころも、インターネットが世に広まり始めたころで、「インターネットが仕事を奪う」ということがさんざん言われていました。しかし、インターネット関係の仕事はかなり増えたのです。ホームページを作る、集客をする、サーバの管理やネットワーク回線の配置などです。今ではエンジニアやウェブデザイナー、ライターが取り合いになり、人がいなくて困っているくらいに求人があります。

さらに歴史をさかのぼってみれば、蒸気機関、電気が発明され、工場で機会がモノを作るようになりました。大量生産ができるようになりましたが、その分労働力も必要になりました。

つまり、AIの発達は仕事が奪われる(なくなる仕事がある)というのは一つの側面にすぎません。これは技術革新であり、現代における産業革命なのです。

AIは人間に扱われるものであって、私たちの生活を脅かすものではありません。

世の中が便利になることで、その便利さを支えるために必ず人の手が必要になります。さらには、AIがあることで今では想像できないような素晴らしいサービスやプロダクトが生まれてくるのです。

今の中学生、高校生が活きる時代は、AIをはじめとした新たな技術に飲み込まれるのではなく、発達し続ける新しいテクノロジーをいかに活用するかを考えて、用いていく必要があるのです。

AIが発達しても仕事がなくなるわけではありません。そんな心配をする時間があるなら、自分は何をしたいのか、将来を描くことにその力と時間を費やしてほしいのです。

「この仕事はAIが発達してもなくならないから」と、そんな消極的な思いで就いた仕事が人生を満足させるものになる可能性は極めて低いのです。

大切なのは自分軸で将来を考えることです。技術革新が起こっても、今ある仕事がすぐになくなるわけではないですし、あなたがその仕事をどうしてもやりたいのであれば、工夫次第でいくらでも生き残ることができます。そのための考え方、前向きな心の持ちようこそが、教育の中で身につけてほしいことなのです。…

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中学生になって不登校 勉強嫌いの息子が勉強に目覚めた理由とは

中学生になって不登校 勉強嫌いの息子が勉強に目覚めた理由とは

こんにちは。ビジョナリーキャリアアカデミーのカウンセラー、大久保です。 今回は、不登校になり勉強嫌いになった中学生の息子が、どのようにして再び勉強に向き合うようになったのか、その理由とプロセスについてお話しします。

不登校になると、多くの子どもが勉強に対して興味を失ってしまいます。 それまで真面目に取り組んでいた子でも、突然やる気をなくしてしまうことがあります。 親としては、「やればできるのにもったいない」と感じることでしょう。

 

しかし、不登校の子どもたちは、日々を生きることに精一杯で、先のことを考える余裕がないのです。 それでも、心の奥底では「高校に行きたい」「勉強しなければ」という思いを抱えていることが多いのです。

中学生が勉強嫌いになる原因 学校の勉強が難しくなる

小学校までは授業についていけていた子も、中学校の英語や数学の難しさに直面し、苦手意識を持つようになります。 特に、英語の文法や数学の抽象的な概念に戸惑い、勉強が嫌いになることがあります。

授業のスピードについていけない

中学校では授業時間が長くなり、進むスピードも速くなります。 小学校のように丁寧な繰り返しが少なくなり、理解が追いつかないまま進んでしまうことが、勉強への苦手意識につながります。

勉強の仕方がわからない

中学生になると、自分に合った勉強法を見つけることが求められます。 しかし、多くの子どもはその方法がわからず、成果が出ないことでますます勉強が嫌いになります。

クラブ活動に熱中しすぎる

クラブ活動に夢中になるあまり、勉強に意識が向かなくなることもあります。 体力的にも時間的にも余裕がなくなり、勉強を後回しにしてしまうのです。

勉強する意味がわからない

 

「なぜ勉強しなければならないのか」という疑問が生まれ、勉強に対する意欲を失ってしまうことがあります。 この疑問が深まると、自分の存在意義にまで考えが及び、勉強どころではなくなってしまいます。

勉強嫌いから抜け出すために 勉強を強制しない

勉強嫌いな子どもに無理やり勉強させても、逆効果になることがあります。 強制されることで、ますます勉強に対する抵抗感が強くなり、やる気を失ってしまいます。

将来に目を向けさせる

勉強の意義を見出すためには、将来について考える時間を持つことが大切です。 「将来の夢を叶えるために、今の勉強が必要なんだ」と気づくことで、勉強への意欲が湧いてきます。

雑談の力を活用する

勉強や学校とは関係のない雑談が、子どもの心を開くきっかけになります。 何気ない会話の中で、子どもが自分の気持ちを話しやすくなり、勉強への興味を取り戻すことがあります。

ここに見出しテキストを追加

不登校や勉強嫌いの子どもに対して、無理に勉強をさせるのではなく、将来の目標や夢について話し合うことが大切です。 また、日常の雑談を通じて、子どもの心を開き、勉強への意欲を引き出すことができます。 子どもが自分のペースで前に進めるよう、温かく見守っていきましょう。

ビジョナリーキャリアアカデミー カウンセラー大久保智弘

これまで、数百人の中学生・高校生の不登校をサポートしてきました。お子さんの不登校や勉強に関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

コラムを最後までお読みいただき、ありがとうございました。 お子さんの不登校や勉強に関するお悩みがありましたら、無料でご相談を承っております。 お気軽に

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2025年4月21日配信

新学期が始まり、生活のリズムが少しずつ整ってきた頃。でも、なんとなく不安定な子どもの様子に、つい心がざわついてしまう。そんな今だからこそ、あらためて“親子の距離感”について考えてみませんか?

春の始まり、親の心は揺れやすい

新学期が始まり、少しずつ日常のペースが戻ってくる頃。その一方で、子どもの様子に一喜一憂し、

「ちゃんと学校に行けるのかな」「このままで大丈夫かな」と、心がざわつく日もあるかもしれません。

距離を詰めてしまうのは、”心配”の裏返し

そんなとき、親はつい距離を詰めてしまいがちです。

「今日はどうだった?」「勉強はしてる?」と声をかけるのも、

本当は心配だからこそ。「見守りたい」ではなく「見逃したくない」という想いがあるのだと思います。

でも、その距離の詰め方が、子どもにとってはプレッシャーになることもあります。

子どもは親の気持ちを敏感に感じ取ります。

だから、何も言われなくても「ちゃんとしなきゃ」と無言の期待を背負ってしまうことがあるのです。

まずは自分の「心配」をやさしく見つめる

カウンセラーとして多くのご家庭と関わってきましたが、

“距離の取り方”に悩まない親はいないのではないかと感じています。

私も2人の娘の父親であり、わが子たちとの距離の取り方は日々悩まされます。

特に上の娘が思春期に差し掛かる時期なので、いろいろと考えさせられます。

近づきすぎれば干渉になり、離れすぎれば無関心に見えてしまう。

そのちょうどいい距離は、いつも手探りです。

今、親として何かしてあげたい気持ちがあったら、

まずはご自身の気持ちをノートに書いてみたり、信頼できる人に話してみたりするのも一つの方法です。

不安が少し軽くなると、子どもに向けるまなざしにも、ふっと余白が生まれます。

ちょうどいい距離は、自分の中にある

近づきすぎず、離れすぎず。

親子の距離は「正解」があるわけではありません。

でも、自分自身の心の状態に気づいてあげることで、自然とその距離感が見えてくるものです。

そして、こんな言葉もあります。

“子どもは、放っておいても育つ。でも、見ていないと育たない。” ― 小児科医・毛利子来

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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受験勉強をしていて集中力が続かず、気が散るあなたへ。実はやる気はコントロールできる。

1 受験勉強をしていて気が散るとき

勉強しようと思ったタイミングで「勉強しなさい」と母親に言われたから余計にやる気がなくなったり、さてようやく机に向かって鞄を開いて問題集を取り出し、筆箱からペンを取り出そうとした瞬間、LINEのメッセージが来て気が散ってしまう。やる気がそがれる要素はたくさんあります。

やる気がなくなると人のせいにしてしまいます。確かに、親や友達によってやる気がそがれます。しかし、やる気が出てこないことは他人のせいだけにはできません。実は、やる気は自分でコントロールできるのです。やる気を引き出すには小さな行動が必要だといわれます。それは、脳を刺激することでやる気が出てくるわけです。でもこれってなんか変な感じしませんか?やる気がないから行動できないでこまっているのです。

2やる気は自分でコントロールできる

勉強しないといけないと分かっていても、机に向かわないのはやる気がないから。

3小さな行動をすると脳が刺激される

では、やる気を自分で出す方法というのは何かというとそれは?それは小さな行動です。勉強を例に考えると、教科書を開くとか、問題集を眺めるとか、机を片付けるという準備をするだけでも効果があるのです。それを1分~3分やっていると、自然と手が動き始めます。そこまでくると大丈夫です。やり始めると集中している状態を自然とつくることもできます。

なぜ、小さな行動がやる気と関係しているのか?実はこれは脳の仕組みなのです。やる気をつかさどる淡蒼球という部位。ここを刺激する一つの方法が行動だからです。しかもそれは、行動の量や質ではなく、単にやったかどうか。動いているかどうか、によるのです。動いているとやる気がでるのです。学校帰りに今日は家に帰ってあれをやろう、これをやろうと、頭の中でプランを立てることがあると思います。家についてから、そのプラン通りに行動できるでしょうか?なかなか難しいと思います。まず、体が疲れています。荷物を置いて、制服を着替えて、リビングのソファーに座って、テレビをぼーっと眺める。家に帰っているときの行動からすればかなり、脳への刺激は減ってしまうわけです。そして、夕食を食べて、お風呂に入る。体は眠りにむかって準備を整えていきます。

やる気をだす行動からは程遠くなってしまうのです。そこにいきなり「今から2時間は勉強するぞ」というのは余計にプレッシャーをかけることになり、逆に行動を遠ざける可能性すらあるのです。まず、初めは準備程度の小さな行動で十分なので、少し動いてみることが重要になります。やる気は初めからある必要はありません。形からでもいいのでやってみることです。

実はスマホに時間を取られてしまうのも同じことなのです。何気なく手にしているうちにSNSやインターネットの情報に触れ、そこでの行動に対してやる気がでてしまっているわけです。やる気がでてくると、ある程度気が済むまで行動は止まりません。これが勉強であっても同じです。何気なく眺めているうちにやろうかなという気になってしまいます。手が動き出すとかなり有効で、ある程度区切りがくるまでやり切ってしまいます。

4やる気とごほうびの関係

人がやる気を出してくれるという考えは間違いです。

テストで平均80点以上とれたら新しいゲームソフトを買ってもらえる。とか、クラスで10番以内に入ったらディズニーランドに連れて行ってもらえるとか、ごほうびを設定されることもあります。人を頼らないと得られないごほうびには一時的な効果しかありません。

ご褒美を設定すること自体は間違いではないんです。それは、自分で自分にしてあげることのできるごほうびならやる気の源になります。平均80点以上取れて新しいゲームソフトを買うとしても自分のお小遣いで買うことにしていれば、かなりよいご褒美になりますし、やる気も刺激されます。何より、自分で設定したゴールを達成したという事実が、自信をもたらします。ただ、できれば、ごほうびも一回で終わってしまうよりも、続けられるごほうびがよいですね。大きな結果に大きなごほうびではなく、小さな努力に小さなごほうびをちょっとずつあげていくほうが、継続することが必要な努力(受験勉強のように時間をかけるもの)には有効です。

5やる気を継続させるためには?

やる気を出すには小さな行動を起こす、形から入ることが有効だと述べてきましたが、じゃあ、その最初の小さな行動はどうやってやるのか?ということです。やる気を引き出す、最初の行動をどうやって起こすのか?ということが一つ課題となるわけです。そこで必要になるのが、努力の意味です。目標・目的になるのです。この努力は何のためにやっているのか。努力の先にどんな達成があるのか?

そこがなかったり、漠然としていると、いくらやる気を出そうと行動しても、長続きしません。ごほうびを設定してもむなしいだけなのです。

行動の前に必要な目標。その目標を支える目的。ここが自分自信のやる気を続かせる力の源になるのです。

・やる気は行動で引き出される

・最初の小さな行動は形だけでもいい

・人に設定されたごほうびではなく、自分で決めたごほうびの方が効果的

・小さなやる気、行動にたいして小さなごほうびをあげる

・やる気の力の源は目標と目的。この二つがあることで、やる気があってもなくても行動を起こすことができる

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進路相談によくある誤解!受験勉強のやる気がアップする活用法とは?

進路相談ってされたことありますか?もしかしたら、そんなことを相談できることがあることを知らないという方もいらっしゃるかもしれません。学校であれば、担任の先生、進路指導の先生がいますが、それ以外にも、塾や予備校の先生、外部のカウンセラーを活用する方法があります。進路の相談に乗ってくれる大人は結構いるのですが、実は、活用されていないのが実情です。将来のことを決めるだいじなことなのになぜ、進路相談に行かないのか。そこには進路相談に対する誤解があるからです。

誤解1 進路相談をすると否定されるかもしれないという怖さがある

 進路の相談をして親に反対されたり、厳しいことを言われた経験があるのではないでしょうか?この経験が将来のことを話すと否定されるという思い込みをつくってしまいます。進路相談は、鼻からかあなたの可能性を否定することはありません。 第三者の大人だからこそ、先入観なく、あなたの将来の話を肯定的に受け止めることができます。あなたが描く将来の話を今の自分にできることを考えます。

 親はこれまでのあなたのことを最も近くで見ている大人ですから、良いところも悪いところもわかっています。そして何より、大切な我が子の将来ですから心配するのは当然なのです。最終的に進路の話を親抜きで進めることは難しいです。なぜなら経済的な面でお世話になるのは親だからです。ただ、進路の相談は親に相談するのとは違います。もしかしたら、すでに親の反対を受けている場合もあるかもしれません。でも、将来を真剣に考えて、どうやったら自分の夢が実現するのか、その筋道を立てて、今やるべきことを努力しさえすれば、「そこまで考えているのであれば頑張りなさい」と親も応援してくれる存在になります。

自分の考えをしっかりさせ、将来に向けた行動を引き出すためのだ一歩が進路相談なのです。

誤解2 進路の相談は恥ずかしい

 夢はあるんだけどそれを人に言うのが恥ずかしいという場合もあります。俳優や声優、芸人、それからアイドルになりたいとか。他にもミュージシャン、画家になりたい、詩人になりたい、実はプロのサッカー選手を目指している、ユーチューバーになりたい・・・などなど。テレビやネットで見える仕事にあこがれることはあっても、本気で自分がそれになりたいというと、周りには「え~!それマジで言ってるの?」という反応が返ってきます。学校の先生もなかなか取り合ってくれないところであります。

 自分の中でも「こんなことを言ったら笑われるだろうな」と思ってなかなか口にすることがありません。そして、誰かに相談する前に諦めてしまうわけです。しかし、これはとてももったいないことなのです。実際になれるかどうかは、これからのあなたの頑張り次第なわけです。誰かに相談できないから、または相談しても「やめておけ」とか「それは難しいよ」と言われたから目指すのをやめるというのはもったいないのです。

 否定的なことを言う人の特徴はその職業のなり方が分からないからです。たとえば、学校の先生に「プロ野球選手になりたい」と話すと「そんな、プロで活躍できるなんてほんの一握りなんだぞ。やめておけ。」と言われます。でもプロ野球選手に「プロ野球選手になりたいです」というと「君には無理だから」と頭ごなしに否定されることはまずありません。きっと応援してくれるはずです。

 実は進路相談で自分の将来を話すことが恥ずかしいというのは、もしかしたらどうやったら自分のやりたい仕事に就けるのかわからないからかもしれません。これからの何を頑張ったら良いのか分かれば、もっと堂々と人に自分の夢を語れるようになります。そして、人に話をしていくうちに、アイディアが生まれます。応援してくれる人も増え、情報が集まってくるのです。進路の相談は夢実現のスタートになります。

まだ若い10代の若者が「恥ずかしい」という理由だけで将来の夢をあきらめるのはもったいなさすぎます。ぜひとも、相談に来てください。

誤解3 進路について考えがまとまっていないから相談に行けないと思っている

 考えがまとまっていないから相談に行けないというのも多い誤解の一つです。考えがまとまらないから相談に行くのです。将来のことは何から話していいかわからないですし、考えること自体が面倒くさかったりします。

中学→高校→大学→就職→結婚・・・と平成の初めのころまではこのスタイルが一般的でした。同世代、同級生ならみんなが同じライフステージにいたわけです。ある程度の方向性さえ決めておけば、社会の流れに乗って、人生を歩むことができました。しかし、時代は変わり、自分の将来について自分で考えていかないといけなくなりました。転職する人も多い、脱サラして起業する人もいる。大学卒業してもすぐに働かなかったり、学生時代に留学したり、仕事をいったんやめて大学院に入ったりと多様な選択をする人も増えています。しかも、情報量も多いわけですから、何をもとに自分の将来を考えてよいのかがわからないのです。

そんな時代だからこそ、自分の進むべき方向性、生き方の軸をもつ必要があるのです。

実は進路相談に一番に来てほしいのは、「自分の進路について全く考えがまとまっていない人」なのです。だからこそ、悩みを言葉にして、自分の将来に向き合う必要があるのです。

進路が決まると受験勉強にもやる気が出る

受験勉強というのは大学に合格するためにやるものです。その大学の先には自分が思い描く将来の働きがあります。今の勉強が、将来の自分とつながっているから、本気になるわけです。つまり目の前の頑張りが将来の結果を創ることあ明確になるからこそ、受験勉強に意味が見いだせてやる気が出るだけではなく、やる気が続く状態になるのです。

高校生になり「受験勉強しないといけない」と思って、教材を買ったり、予備校に行ったりして、勉強する環境は整えても、「何のために勉強するのか?」が不明確であれば、勉強に身が入らないのです。勉強の計画を立てて、毎日やるぞと思っても、うまく勉強できないのは、自分の進路に納得していないからかもしれません。

進路相談をして、自分の進路に納得し、自信が持てれば、勉強する目的ができます。そうなれば、苦手な教科、難しい問題にも立ち向かうことができます。

進路は最終的には自分で決定するものです。その手助けをするのが進路相談です。自分が描いた進路に初めから自信満々の人はいません。だからこそ、自信をもって考え、そして行動する必要があります。自分が行きたい道に進めるよう自信を持ちたい方はぜひとも進路相談にお越しください。

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高校生におススメ!進路相談を上手に活用するための3つのポイント

進路の悩みの問題の一つは、相談相手がいないということです。先生は忙しい、場合によっては、関係があまりよくなく「相談したくない」と思っている場合があります。親も確かに相談相手ですが、いきなり結論を求めてきたり「そりゃ無理だろう」などと話を聴ききってくれる前に否定されたりします。でも、一人で考えていてもなかなか答えが出ない。そんなときに進路相談カウンセラーを活用してもらいたいと思います。

 1 自分の考えがうまくまとまっていなくても、相談しに行く 〇ある程度まとまってからじゃないといけないことはない

進路の悩みを考えるのは難しいことなんです。なぜなら、答えが決まっていないからです。テストの問題のように正解が定められていません。しかも、その答えは自分自身で出さないといけないのです。そして、考えるための方法も材料も不足しています。一方で今は、いろんなことがインターネットですぐに調べられます。情報が非常に多い時代ですので、分からないからと調べれば調べるほど混乱します。進路の悩みに対して、まとまった考えがないのに相談に行くのは恥ずかしいと考える人もいるかもしれません。しかし、考えがまとまらないから相談に行くのです。

 〇進路のことを考えるときに最初に聴かれる(考える)質問は・・・

「将来、どんな仕事をしたいんだろうか?」

「自分が学びたいこと、身に着けたいことって何だろう?」

「何のために進学するんだろう?」

 といった自分への問いかけが進路についての最初の問いです。この問いは結構、漠然としていて、考えるのが難しいです。答えが出ないまま、同じ問いをどんどん繰り返していくと、だんだん自分を責めているような感覚に襲われてきます。進路の相談をするとその状態から抜け出すことができます。

 たとえば、「将来、どんな仕事をしたいんだろう?」と問いかけると同時に「どんな仕事をしたくないだろう?」と考えてみる。または、「どんな仕事があるだろう?」とか「どんな仕事に興味があるだろう?」と相談相手が問いをいろいろと言い換えてくれます。すると、考え方も違ってきたりします。 

考えていても、なかなか答えらしいものにたどり着かなくても、小さいころに好きだった遊びだとか、これまで出会った大人であこがれたり、かっこいいなと思った人の話とか、を相談相手に語っているうちに、「ハッ」と何かが閃いたりもします。考えがまとまらないのは当然のこと、だから何でもいいし「将来のことって言われても、ピンとこないし、よくわからないんですが・・・」と相談をスタートすることも、進路相談としては大歓迎です。 

2 進路の相談をする相手は選ぶ

誰に相談するかで、自分の考えも変わってきます。進路について相談に行ったのに「それは難しい」とか、「君にはあまり向いていないと思うよ」なんて否定的なことを言われると気持ちがなえてしまいます。もちろん、そういう意見も貴重ですが、進路相談の入り口としてはNGです。否定的な人は避けましょう。相談相手として一番適当なのは、変にほめてくれる人でも、否定する人でもなく、的確な問いを投げかけて、じっくりと話を聴いてくれる人です。そういう相手に大胆に自分の夢を語ります。そうすると、自分が背伸びしていたり、考えが甘かったりするところが見えてきます。

 親や先生も相談相手としては悪くありません。最終的には相談に行って、結論を伝えないといけない相手であることは間違いありませんが、現実的なコメントをされたり、頭ごなしに否定されることもあります。親や学校の先生に否定されると、思いのほかへこんでしまいます。特に両親は、子どもを愛するあまり、いろんなことを言ってきます。一番応援してくれる存在ですし、経済的な面では親に支援してもらわないと普通は進学できません。最終的に相談して、味方になってもらいたい存在です。ですが、あまり考えがまとまらない間に相談すると、関係がこじれることがあります。考えがまとまらないうちは、第三に相談しましょう。

 3 早いうちに相談に行く

進路について悩んでいるのに、相談しても、しなくても結論を出さないといけない期日はどんどん迫ってきます。期日が迫ってくると当然焦ってきて、投げやりな答えを出しかねません。「まだ、自分は進路について考えるのは時期が早い」という人は誰もいません。進路については期限が決まっています。

 

進路のことは高校3年生になってから考えるのでは遅いです。できるだけ早いうちに相談に行くことをお勧めします。その理由は3つあります。

①答えを出すのに時間がかかる

進路の結論は、すぐに決められるものではありません。特にやりたいことがない場合は、それを考えたり、見つけたりしないといけません。考えるのに自分自身のこれまでの経験や、考えと、社会の動き、それに加えて、自分が選択可能な選択肢がどれだけあるかも検討しないといけません。オープンキャンパスに行ったり、資料を取り寄せたりということも必要になります。しかも、今は情報が多い時代です。調べ方が以前に比べて容易になりました。その分、時間がかかるようになったとも言えます。

②期限が迫ってくると焦ってしまい、自分を納得させる答えが出しにくくなる

高校3年生になって場当たり的に進路を決める人がいます。しかし、うまくいかなかったケースをいくつか知っています。そのうちの一つです。

 高校3年生の2学期、ようやく進路を考え始めた男子生徒がいました。その時の成績をもとに、行けそうな大学に志望校を決めました。彼はその大学の経済学部に進学しました。しかし、実際に自分のやりたいことかどうか分からないまま、大学生活を続けていましたが、大学2年の春ごろに「なんか違う」と思うようになり、大学に行かなくなりました。結局2年休学したのちに、中退しました。

 これは進路考えるタイミングが遅すぎた結果と言えます。もし、後1年、半年はやく考え始めていれば、もっといろいろな選択肢を検討する時間、自分が進みたい大学がどんな学問をするところなのかを知ることができました。彼が進路を決める決定的なものは「時間がなかったから知っている大学にした」というものです。つまり、焦っていたのです。

 ③自分で答えを出さないといけない。

進路についての結論は自分で出さないといけないものです。誰も答えを出してくれないのです。実はこれが最大の難関でもあります。自分を納得させる必要があります。自分中で1回は結論を出して、親や学校の先生にも相談して、決定したとしても、「本当にこれでよかったのか?」と悩みが再びぶり返してくることさえあるのです。

 

まとめ

進路というのは自分ひとりで思い悩んで考えるものではありません。いろいろな情報を検討しつつ、人に相談しつつ考えるものです。また、将来のことを話すことは決して恥ずかしいことではありません。やりたいことがあるのに、恥ずかしくて相談できないというのはもったいないことです。人に話せばそれだけ、確かなものが見えてきます。進路の相談はあなたの可能性を広げるものになります。

●進路相談カウンセリング●

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自分の長所を知ることで見えてくる進路の選び方。長所を知ると「自信」が持てます。

体験授業のテーマの1つでは「長所」を扱っています。

自分の長所って意外と知らないものなんですね。わかっていても、わざわざ人に「オレの長所はさ~」って話をすることもないんですね。

一方の短所は結構知っているんじゃないでしょうか?

ただ、将来を考えるうえで、短所しか知らないというのは可能性を狭めてしまうことになります。

やはり、進路、就職を選択するときに、自分の短所と関係のありそうなものはわざわざ選ばないです。

短所ばっかり知っていると、あれもだめ、これもだめと、何もしたくなくなってしまいます。自信も失います。

長所を知っていると、自分のやりたいこと、できることの可能性を広げることができます。

長所は強みと言い換えることができるからです。

長所を知って、将来のことを考える人と、長所を知らずに将来のことを考える人、どちらのほうが、より自分に合った選択ができると思いますか?

長所を知っている方が、自分の能力を活かすように将来を考えることができます。

人付き合いがうまい人は、接客や営業の仕事に向いているでしょう。細かい作業が得意なのであれば、モノづくりや手先を使った仕事に向いていると自然と考えるわけです。長所を活かした選択をすると、無駄な努力をしなくて済むのです。

実は長所を知るのはなかなか難しいのです。

それは、自分では当たり前で簡単なことが、長所だったりするからです。

福祉関係の仕事で働く女性は自分にとって長所はないと思っていました。ところが、彼女に対する同僚からの評価は「よく気がつく」ということでした。ですから利用者さんが必要とするサービスを非常に適切に施すことができていました。ただ、その女性にとってはそれは仕事として当たり前のことという程度でとても長所とは思っていなかったのです。しかし、「よく気がつく」ことが自分の長所だと自覚した彼女はますます、活き活きと働くようになりました。周囲のスタッフたちも彼女を見習い、サービスのレベルが向上するに至ったのです。

自分の長所は自分では当たり前にやっていても、人からはすごいと思われるところにあります。

ですから、長所を知るには人に尋ねるのが一番よいのです。付き合いの長い、短いは関係ありません。

以前に私もフェイスブックで「長所を教えてください」と尋ねました。50人くらいの人が教えてくれました。その数は80を超えました。もっとも多かったのが「誠実」でした。しかし、私自身、誠実にふるまおうと特に意識したことはありませんし、自分でも「私は誠実な人間だ」と自覚しているわけでもありません。これは私にとっての当たり前なのですが、どうやら多くの人が言ってくださるので私の長所の一つなのだと思うことにしました。

すると、自分の中で何が変化したかと申しますと、『「誠実」って思ってくれるから人から信頼されやすいんだ』という思いを持つようになったのです。私の中で1つの自信となったのです。

、若いうちに自分の「当たり前」と思っているところを長所として認識すると、進路選択、就職活動に対して自信をもって取り組めるようになります。社会人になってから見えてくる長所、評価される長所もたくさんありますのでこれかも長所の数はどんどん増えていきますよ。…

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受験勉強のやる気が出ない人必見!勉強にとりかかるための4つのステップ

大学受験、高校受験、ともに冬は追い込みの時期です。そんなときに、ふとやる気がなくなって、勉強に取り組みたくなくなるときがあります。頭の中では勉強しないといけないと分かっていてもなかなか体が向かない。

あとからやろうと思っていながらなかなか取り組まず、時間は過ぎ、「今日やろうと思っていたことができなかった」と後悔してしまう。この悪い習慣を繰り返していると、どんどんやる気はでなくなってしまいます。そうならないためにも、やる気を出すためのステップを紹介いたします。時間がかかるものではありませんし、特別なスキルも不要です。やる気を出すためのステップは4つあります。

受験勉強のやる気を出すためのステップ1 

やる気がないことを自覚する

やる気を出すための最初のステップは「やる気がない」ことを自覚することです。やる気がなくなった時は気が付いたら机から離れていたり、いつの間にかスマホに手が伸びてSNSを見たりしています。やる気がなくなった時にはやる気がないことに気づかないことが多いのです。そして、しばらくして「しまった」と気が付くわけです。この気づきが最初の一歩です。その時に明確に自分自身で「今は勉強に対してやる気がないんだな」とか「今、勉強嫌なんだな」と自覚してください。この自覚があることで、このあとのステップの効果が発揮されます。

受験勉強のやる気を出すためのステップ2 

受験がうまくいった自分をイメージする

受験に成功し、第一志望に進学できたとして、どんな学校生活を送っているのかをイメージします。何を学び、どんな友達ができて、クラブやアルバイトなど今の生活よりも、楽しい時間が流れているイメージをします。

具体的なイメージをしてもらうために質問してみます

●受験勉強がうまくいって第一志望に合格したら・・・

・どんな景色が見えますか?

・周りには誰がいますか?

・あなた自身はどんな服装をして、何をしていますか?

・どんな気持ちでその学校の中をあなたは歩いていますか?

・受験勉強がうまくいったイメージをするとどんな気持ちになりますか?

受験勉強のやる気を出すためのステップ3

自分の目標を確認する

志望校はどこか。その学校に行って何を学びたいのか。なんでその学校に行きたいのか?受験勉強のやる気を最も支えるのが目標なのです。ですから、「なんで自分はこんなに勉強しないといけないのか?」ということを改めて自覚する必要があります。ここまで来るとだいぶ、やる気が出てきているはずです。

2番目と3番目のステップはあらかじめ紙に書いておいたり、スマートフォンにメモしたり、机に貼ったりしておいて、すぐに目に入ってくるようにしておくことをお勧めします。毎回イメージしたり、自分に問いかけて考えるのは結構大変です。特に3つめの「目標」に関しては毎日確認することをお勧めします。そうすることでやる気がない状態、やる気が出ない状態を少なくすることができます。

受験勉強のやる気を出すためのステップ4 

次の勉強は何に取り組むかを決める

次の行動を決めます。これはできるだけ具体的なほうが良いです。たとえば「5分後に数学の問題集の続きに取り掛かる」とか「トイレにいったら机に向かって、英語の長文の問題を解く」などです。この4番目のステップを飛ばしてしまうと、机に向かって「何をしようか?」と考え始めます。これを考えてしまうと、せっかくやる気が出てきていても、そのやる気がしぼんでしまうのです。勉強に戻るときは、次の行動を決めることを決めてください。

まとめ

受験勉強のやる気を支えるのは目標です。受験勉強はとても大変です。本当は遊びたい気持ちを抑えて、勉強しなければなりません。寝る時間を削ったり、好きなことを我慢して努力されている方もいるはずです。今まで以上に頑張らないといけない環境下で、やる気を維持したり、やる気を出したりするためには「なんでこんな大変な勉強をしているのか?」を自分自身が納得しておく必要があります。そのために必要なのが、目標設定です。

目標があいまいだとやる気はでません。仮にやる気になったとしても長続きしなかったりします。逆に目標はあるけど、やる気にならないという方。その目標は自分で決めたものですか?誰かに決められたものではないですか?目標があるのにやる気が出ない場合はその目標を見直す必要があります。自分が納得する目標があれば、やる気がなくなった時でも、すぐに勉強に戻ることができます。そうすると、自分が思っていた以上の成果がでて、結果も望んだものが得らる可能性が一気に高まります。

合わせて読みたい記事:進路相談によくある誤解!受験勉強のやる気がアップする活用法とは?

受験勉強のやる気が出ない人必見!勉強にとりかかるための4つのステップ Read More »

社会で役立つ力って何だろう?

何を提供しているのか?

皆さんこんにちは。VCA代表の大久保です。

VCAはどんなことを皆さんに提供しているのかということをよく問われます。

ここは、学習塾ではありません。つまり、問題をたくさん解いて、テストの点数を上げる勉強をするわけではありません。

テストの点を上げる最終的なゴールは、入試に受かることです。高校入試や、大学の入学のための選抜試験をできるだけ良い点を取って、パスするために点数を上げていくといくのが学習塾です。

では、VCAは何をするところなのか?

ここは社会で役立つ力を育んでいくところなんです。

入試の勉強で学んだことが社会に役立つこともありますが、全部が全部皆さんにとって絶対に必要かと言われると、そうではありません。社会人になって、学生時代にもっと勉強しとけばよかったという人は多くいます。

でも、「社会で役に立つ力っていうのは、どんなことなんですか?」と問うたとき、

「受験勉強」と答える人は私の周りにはいなかった。

社会に出て役立つ力、必要となる能力

社会で役に立つ、そして必要なのはコミュニケーション能力だと答えた人が多かった。

どんな職場にも人間関係はあります。私もかつてカウンセラーをしているときに、社会人のカウンセリングで多い悩みは人間関係でした。

上司とうまくいかない後輩が言うことを聞かないです。

実は同僚が仲の良い同僚とケンカしてしまった・・・などなど

やっぱり人間関係での問題が多いわけです。

だから、コミュニケーション能力を身につけるということが大事だと言う人が多かった。

もう一つは、発想する力とかアイディアを思いつく力など「考える力」が重要だという人もいました。

テストのための勉強は「正解が一つ」です。それは○×をつけて、点数化して、合格不合格を判定しないといけないからです。その答えは誰が見ても正解か不正解かが明確にわかるものでないといけません。この勉強で身に付く考える力と、VCAで皆さんに身に付けてほしい考える力は異なります。

社会に出て必要となる「考える力」は、正解が決まっていない問いを解く力のことです。どうやったら売り上げが伸びるか、どうやったら良い商品を開発できるか、どうやったらもっと人に喜んでもらえるサービスができるか・・・こういったものは、正解が分かりません。ですから、たくさんアイディアを出して、実験してみてフィードバックを得て、改善していく必要があります。当然、失敗することもあるし、予想ではあまりうまくかないと思われていた方法が、良い結果をだしたりすることもあります。

社会に出て必要とされる能力の多くは数値化することがとても難しいのです。

コミュニケーション能力一つとっても、分かりません。おしゃべりが上手な人も、相手によっては「うるさい」と不快な印象を与えるかもしれないし、逆に普段は口数が少ない人が、大胆な発言をして周りを驚かせたり。測ることができない力なのです。考える力も同様です。

ましてやAIが発達しているこの時代。

正解が決まっているもの、数値化できるものは、技術が発達すればどんどん、AIに置き換わっていきます。一つの正解をだすスピードは人間よりもはるかに速いし、正確です。だからそこと戦っても仕方がないわけです。

もちろん、知っていることがないと、考えることもできません。覚えたり、記録したりすることは、考える力の土台となる大切な力です。ですから、知識を蓄えることが無駄だとは思いません。むしろ、それはそれで必要なことです。

正解が決まっていない問いに答えることができるのか?ということです。ネットで検索することで分かることもたくさんあります。しかし、知りたい情報を得るために、どんな検索ワードで調べればよいのか?を考えないといけないのです。そしていろいろと言葉を当てはめたりして、やっとたどりつく。または、その情報に詳しい人のサイトに出会う。

さて、そこからどうするか。メールアドレスが公開されていればメールをする。書籍を出版されていたら本を手に取ってみる。ここも考えないといけません。それに加えて判断しないといけません。その人が信頼できるのかどうか。その情報が本当に正しいのか?この人と連絡をとってよいのか。などなど。

この判断も考える力の延長線上にあるものです。考えた結果どうするか?という判断です。

VCAの授業

さて、元の問いに立ち返りますね。

VCAは何をするところなのか?

社会に出て役立つ力 コミュニケーション能力、考える力を例に挙げましたが、ほかにもたくさんあります。

そういった力を育んでいくわけです。

そのために、毎回の授業で2つのことを行います。

1回の授業が80分。その授業の中でディスカッションと自己の振り返りを行います。

前半がディスカッションです。

毎回異なるテーマでディスカッションをします。その目的は自分の考えを言葉にすることです。頭によい考えが浮かんでも否定されたり、おかしいと思われたらいやだという思いに邪魔されて発言できないことがありませんか?それはとてももったいないことなのです。

VCAのディスカッションでは、発言を否定されることはありません。ですから、ここでは安心して自分の考えを表現してほしいのです。将来を考えるうえで、考え付いたことを言葉にすることはとても重要です。なぜなら、進学や就職するときに問われるのは「あなたはどんな考えがあって、この進路を選択されたのですか?」ということだからです。ありきたりな答えや、誰かがの考えをかりた言葉で表現しても、相手に思いは伝わりません。

自分の思いを自分の言葉で表現できる力は自己アピールにも、プレゼンテーションにも、進路選択の先にある「仕事」をしていく際に欠かせない能力の一つです。

このディスカッションがコミュニケーション能力を育んでいくのです。それは、単に話せると聞けるというだけにとどまらないのです。全体の流れをつかむ、空気を読む。人の反応を予想しつつも、恐れずに発言できる力です。聴く力も同様に、相手の話途中で口をはさんだり、反論したりしないで、最後まで落ち着いて聴く。そして相手の言いたいことの趣旨が分かるようになります。そうすると、互いに「分かり合える」ことができます。

コミュニケーション能力を高める真の目的は信頼関係を築く力です。ディスカッションを通して、考え、発言し、他人の発言を受け止め、建設的な議論ができる力が身に付いていきます。

後半が自己の振り返りです。

自己の振り返りをする目的は二つあります。一つは自分で決めたことができたという達成感覚をたくさん味わうためです。達成感覚の積み重ねが「自信」になるからです。二つ目は、自分の現状をよく認識するためです。

毎回、その週をどう過ごすか、ミニ目標を設定します。その目標達成に必要な行動を3つ決めます。その行動ができたかどうかを振り返るのです。すべてできるに越したことはありませんが、できなかった場合にも、実はそこには貴重な情報があるのです。

行動ができなかったのには、必ず理由があります。その理由が実は、達成したい目標を妨げている原因だからです。それは、面倒くささだったり、時間がないということだったり、難しすぎたりするなど、いろいろ考えられます。普通なら言い訳だと否定されることかもしれませんが、単に否定しただけでは、次なるやる気になりません。行動できなかった理由をきちんとケアすることで、自分にあった目標達成までの行動計画が立てられようになるのです。そして、行動できた場合にも、次の目標をいきなり決めるのではなく「なぜうまくできたのか?」を振り返ります。そうすることで、自分自身の成長を感じ、そして強みを知ることができます。この振り返りが毎回積み重なって行くことで、自己肯定感が高まっていきます。これは、ちょっとやそっとではおれない強い心を育てることになります。また、目標毎回たてるなかで、時間の使い方がうまくなる、初めは3つだけだった行動を5、6つと増やすことができるようになります。無駄な時間の使い方をしなくなります。そして何よりも、目標設定を繰り返していくことで、徐々に「何のために」という目的意識も強まり、考える力が強化されます。

目的にかなった目標設定をする力は、将来の自己実現をグッと引き寄せることにもなるのです。

VCAの授業の中に社会に出て役立つ力が育まれる仕掛けがたくさんあります。身に付けてほしい能力は、難しいかもしれませんが、実際に生徒さんに取り組んでいただくことはとても簡単です。簡単なことを繰り返していくうちに身に付くことがたくさんあります。

VCAのカリキュラムは1年で1周りするように設計しております。

1年間、毎週80分を自分の未来のために充てることで、将来の充実はもちろん、今の学校生活にもやりがいを感じていただくことができるようになります。…

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将来を考えるというのは選択への準備

人生は選択の連続です

なんてありきたりな言葉ですが、実際にそうなんです。

  

高校生であれば、文系をとるか理系をとるか、大きな選択を迫られます。

それ以前にも、どの高校にいくのか、クラブ活動をどうするのかを考えさせられます。

大人になるにつれて、その選択肢は増え、そして悩みも深くなります。

それは、進学や就職だけではありません。

付き合う相手、結婚、住むところなど上げればきりがないくらいの選択肢を検討しなければならないのです。

そして、選択肢を検討するだけではなく、最終的には選択しなければならないのです。

決めないといけないのです。

そのときに必要なのは、決断力になります。

決断力には勇気が伴います。なぜかというと、

一つを決めるということは他のすべてを捨てることだからです。

 

選択肢が捨てがたいものであればあるほど、勇気が必要で決めきれない時間が長く続きます。

この決めきれない時間は悩んで過ごすことになります。

進学にしてもそうです。

 

例えば、いくつかの大学を受けた。そのうちの3つに合格した

一つは有名私大。世間ではだれもが知っている大学。でも家から通うことになるし、一人暮らしをしたかった自分としては不本意な部分もある。

二つ目はあまり有名ではないが、自分のやりたいことをやっている大学。オープンキャンパスでとても魅力を感じた。家から通えるが、片道一時間半以上かかる。

三つ目は国立大学。家を出て一人暮らしはできるが、実際にやりたいことができるかというと微妙なところ。

 

いろいろな判断があると思います。大学に合格したもののどう決めていいかわからない。

もちろん大学ですから、やりたいことができるのが一番です。でも、通学は毎日のことです。そして一人暮らへのあこがれもあります。

考えれば考えるほど悩んでしまいます。

友達に相談する、先生に相談する、親に相談する。

でも、答えを出すのは自分自身なんです。みんな話は聞いてくれますが、答えは教えてくれないのです。

しかし、悩んでいるといいながらも、考えているうちに答えが見えてくるのです。

ただ、その答えに決める勇気がないのです。

 

悩んでいる時間が無駄だとは思いません。でも、答えが出ているのに悩むのは意味がありません。

 

最終的に悩みのスパイラルから抜けるには、決断するしかありません。

で、この決断力はどこからくるのか?

それは自分の中にある価値観です。自分の中の譲れないものです。これは自分をよくよく見つめておかないとなかなか言語化できません。

だから、自分を振り返る時間が必要なのです。

決断する日は決まっているのにその準備をしないのはもったいないのです。

 

いくら勉強を頑張って、大学に合格しても、決断を誤ってしまうと、その努力が全く無意味になってしまう恐れがあるのです。

大学にしろ高校にしろ、合格の先にある決断についても十分な準備が必要なのです。…

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「やりたいこと」の条件

こんにちは。

さて、今日は「やりたいこと」について考えてみたいと思います。

   

VCAでは自分のやりたいことを見つけることが一つの大きなテーマになっています。

それは自分のやりたいことを軸に将来を考えるからです。

 

やりたいことがない人、たくさんある人、ころころ変わる人、いろいろいらっしゃると思います。

 

でも、そもそも「やりたいこと」って何なのでしょうか?何をもってこれが自分のやりたいことと決めてよいのでしょうか。

 

今回はVCAでいうところの「やりたいこと」の条件を考えてみましたので紹介させていただきます。

 

まず1つ目が「好きなこと」であるということです。

人に自慢できることであっても、お金を稼げることであっても、それが自分にとって好きなことでないと長く続きませんし、やり続けるとやりがいを感じられなくなり、むなしくなってしまいます。

 

やりたいことは必ず自分の好きなことである。これが一番大事な条件です。

 

ただ、ここで大事なのは自ら好きだと思ったことということです。誰かの顔色を窺って好きになっているフリをしていることではありません。純粋に「好き」だと思えることです。好きなことが他人と全く同じである必要はありません。

 

 

  2つめのキーワードは没頭です

気が付いたらやっている。時間がたっている。目の前にそのことがなくても、ずっとそのことを考えてしまうようなことです。

やらずにはいられないこととも言えます。

 

たとえば、写真が好きだったとします。

気が付いたらカメラを向けている。そして撮りたいものを見つけると、あっという間に時間がたっている。そして、手にカメラを持っていなくても「今度はこういう風にとってみよう」とか、人が写真を撮っているのを見て、「もっとこうしたほうがいいな」と心の中で思ったり、「あーいう構図もあるのか」と考えたりしてしまうことです。フロー状態にすぐに入ってしまうようなことです。

  3つめの条件は、やればやるほど楽しくなってしまうことです。

やりたいと思って始めても、思いのほか詰難しかったり、最初は楽しいけど飽きてしまったりすることがあります。

その一方でやればやるほど、面白くなる。そして奥深さや難しさが見えてきても、面白がってさらにチャレンジしてしまうのです。ある程度して飽きてしまうもの、一時的にハマってしまうものとは質が違います。

 

好きなこと、没頭してしまうこと、やればやるほど楽しくなってしまうこと。

この3つが「やりたいこと」の条件です。

この3つがそろっていることを見つけることは、至難の業かもしれません。好きということさえ外さなければ、

2つ目の条件も3つ目の条件もおのずと付いてきます。しかも、10代です。だから、まだ、自分のやりたいことに出会っていない可能性があります。明確にこれと結論を出す必要はありません。ただ、方向性だけでも見えてくると、自分の将来について考える材料としては十分なのです。…

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就活ルールがなくなる

経団連が発表した2021年度以降の就活ルールの撤廃。 http://ur2.link/Mr4S

これは衝撃的なことで、高校生にも関係があります。 これまでは、就職活動は「解禁日」が設定されていました。しかし、ルールがなくなるということは、いつからでもスタートできてしまうということです。

詳しくはまだどうなるかはわかりませんし、ルールがなくなるまでにまだ時間があるので何らかの策が講じられるかもしれません。

しかし、もし、このままだったら、自分のキャリアをできるだけ早いうちから考えておく必要があるということです。

「気が付いたら周りが就活始めてて焦る」という大学3年生くらいが感じる焦りを、大学2年、場合によっては1年生で味わうことになるのです。

そして、焦って自分の就職先を考える。

このときに多くの人がやってしまう過ちは、

世の中の仕事に自分を当てはめようとすること

です。

仕事に自分を当てはめようとすると、必ず無理が生じます。

ましてや自己分析もろくにしないで、

給料がいい、福利厚生が充実している、有名だ、大手企業だ

というだけで選んでしまうと、

以前に書いたような

「これじゃなかった」状態

に陥ってしまいます。

そうならないためにも、早い目の準備です。

準備をするだけでどんな仕事をするかを「決定」するわけではありません。

準備をするとは「考え始める」ということです。

自分と仕事について考えることがキャリア教育の根本にあります。

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文理選択で後悔したくない高校一年生必見!決め手はワクワク感

高校1年生の多くが、直面する文理選択。

文系、理系にするか。この選択が、受験できる学部をきめ、その先の職業をまでも影響してしまいます。最終的には将来の専門性をも決めてしまいます。

職業にまで影響するわけですから、実はかなり大きな選択です。

大きな選択の割には、学校での指導はそんなになされない。適当に決めてしまう人が多いのも現状です。

さて、文系理系を決める際に、何を判断基準にするとよいでしょうか?

今の成績、得意科目と不得意科目、親や先生の意見、行きたい大学や学部・・・いろいろな判断材料がありますが、最も大切なのは、

自分自身が将来を描いたときにどれくらいワクワクするか?

ということです。

なぜ、ワクワク感で決めることが大切なのか?

文系を選ぶにしろ、理系を選ぶにしろ、勉強は続いていくわけです。今の自分を脇に置いているので、成績だけを見ると文系にしたほうが苦労しないで済む人もいれば、逆に理系科目のほうが得意なのにあえて文系を選ぶということも出てきます。つまり、人によっては、かなりの努力を強いられる場合もあります。しかしながら、ワクワク感があることで、折れそうな気持をグッと立て直して、頑張る自分に立ち戻ることができます。

かつてこういう女子生徒がいました。彼女は食品を作る仕事に就きたいと考えていました。

自分が開発した食品がコンビニやスーパーに並ぶことを夢見ていました。そのために進学する先を農学部と決めていました。実は彼女は数学がとても苦手でした。しかし、彼女は夢をあきらめて文系を選ぶことをしませんでした。自分でも数学が苦手だということは十分わかっていたので、人一倍数学を頑張るのですが、当初はなかなか成績が振るわず、自分の選択が無謀だったのであはないかと後悔している時期もありました。そのたびごとに、自分の夢を思い出して、立ち直っては努力をしてだんだんと成績が上向いてきました。結果として彼女は農学部に進学しました。そして、就職活動は自分が一番行きたかった企業に見事、内定を得ることができました。将来をイメージしてワクワク感を得ることさえできれば、今の成績の良し悪しは関係ありません。

では、どのようにして文理選択をワクワク感で決めることができるのでしょうか?

そのための簡単な3ステップをお伝えします。

1)文理選択を決める際には今の自分はいったん脇におく必要があります

今の自分の成績、今、勉強以外にやりたいことがあるから楽なほうを選ぶなどなど、高校1年生時点での自分の能力や都合で決めてはいけないのです。文理選択は将来に関わってくる大きな選択です。ですから、未来を決める大事な分岐点だと思ってください。「数学やるのが面倒くさい。英語はどっちにしてもやんないといけない。そんなら文系にするか?」としてしまうと後悔する恐れがあります。それは将来と結びついていないからです。高校生活はそれで多少、楽に過ごせるかもしれませんが、将来やりたいことから遠ざかってしまうのです。

2)文系と理系、それぞれの可能性を考える    

文系を選択した場合と、理系を選択した場合とそれぞれの自分をイメージしてみます。文系を選んだ場合の高校生活は?、大学、学部は何を選ぶでしょうか?そして、どんな仕事に就くことができるでしょうか?その時の自分は仕事にやりがいを持っているだろうか?生活は楽しいのだろうか?一方で、同じように理系を選んだ場合の自分自身もイメージします。この未来のイメージは自由に、できるだけ自分の可能性をふくらませて考えてください。「できっこないから」とか「やりたいけど面倒くさそうだな」といって自分の限界を決めつけないでください。大学生になり、社会人になり、家庭を持ち、50代になった時の自分くらいまでイメージできるとよいです。

3)どちらの自分がワクワクするか

文系を選んだ自分の人生と、理系を選んだ自分の人生、それぞれをイメージしたときに、どっちの自分がワクワクするか?を感じてみてください。その時に、よりワクワクしたほうが、選ぶ道です。どちらもワクワク度が変わらないのであれば、未来のイメージをできるだけ具体的に考えてみます。また、イメージに至るまでにどんな努力が必要なのかも考えてみます。一回のイメージで決められる人もいれば、何回かイメージしないとワクワクしないという人もいるかもしれません。

文理選択は、将来に影響を及ぼす大きな選択です。周りの意見ももちろん大切ですが、一番大切なのは、自分自身の将来です。そこに目を向けて判断をしさえすれば後悔することはありません。また、将来を軸に決めることで、自分自身がその選択に責任を持つことができます。この責任感が、努力をもたらし、未来を切り開く力につながっていくのです。…

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「これじゃない」 「自分には合わない」とならないために

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目的と目標

目的と目標は漢字こそにていますが、違うものです。

目標は「~する」目的は「~するため」

信念とか理念とか、芯にになりうるのは目標ではなく目的です。

目標は目に見えて測ることができます。達成できた、達成できないが明確です。

目的は、その目標を達成するための理由です。

目標を立てることは学びますが、その目的を考えることを怠ることが多いです。

そうするとどうなるか?

目標が達成できない。

または、

目標は達成したけれども、達成した瞬間、燃え尽きて無気力になってしまう。

のどちらかです。

目的があれば目標はどんどん変化します。目標が成長していくといっても過言ではありません。

 

高校生にしてみれば、成績アップや部活の大会での優勝、大学合格などは目標です。

目標があること自体は素晴らしいのですが、そこに目的(なんのためにその目標を達成するのか?)がないと、

その目標は、意味がありません。

 

初めのうちは、目的を考えるというのは難しいかもしれません。でも、そんな大義名分はいらないのです。まずは自分自身が思う、目的を考えてみるのです。

少なくとも、目標を立てたということは、そこには何らかの動機があるのです。それは目的と結びついています。

言葉にするのは難しいかもしれませんが、そこを考える必要があります。

 

何をするにしても

「どうしてそれがやりたいの?」というのは確実に尋ねられるからです。

 

目標設定をしたら、必ず目的を考えましょう。

目的なしの目標は行動を促す力がとても弱いのです。

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進路を考えるアタマをつくる

VCAの授業の特徴の一つは、正解が一つに決まっていない問いを考えることが多いということです。

問題を解くというと、答えが一つだと思いがちなんですが、そこを柔軟にしていきたいのです。

なぜなら、この考え方こそが、進路を考えるために必要なことだからです。

 

答えが一つになる問いとは・・・

たとえば、4人で食事に行きました。合計で6000円になりました。一人いくら払えばよろしいでしょうか?

という問題だと、

6,000÷4=1,500 答え1人1500円 となるわけです。これが正解です。

 

では、正解が一つに決まっていない問いは・・・

4人で食事に行ったとします。

そのメンバーが、お父さん、お母さん、子ども2人だったら、一人1500円でしょうか?

おそらく、お父さんかお母さんが全員分払っておしまいです。

でもこの家族の「子ども」に当たる人がそれぞれ30代だとしたら・・・

とか、4人とも社会人だけど、一人は新人で他は同期、だとすると・・・

4人で食事といってもいろいろなパターンが考えられるわけです。

実際に一人1500円というのが必ずしも当てはまらないケースのほうが現実的なのです。

そして、

進路も正解が一つに決まっていません。だから正解が一つに決まっていない問の考え方が大切になります。

将来歩むべき道は、一人ひとり違うわけです。そこには誰が解いても同じになるような答えが存在しないのです。

あえて正解があるとすれば、自分が納得するということです。これは容易には見つからないかもしれません。

しかし、問をたてて考えていくことで、「これだな」という自分なりの正解を見出すことができるようになります。

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将来を決めるためには考えることが必要

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