不登校の悩み | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します - Part 2

不登校の悩み

学校に登校しない、または休みがちの子どもにどう向き合うかを考える記事をまとめています。

不登校の中学生が学校に行きたくない本当の理由が言葉にならないのはなぜか?

中学生のお子さんが「学校に行きたくない」と言ってきた。理由を尋ねると「頭痛がする」とか「お腹が痛い」と身体症状を訴えることがあります。これが事実であれば回復すれば学校に行きます。不登校の場合も頭痛や腹痛は実際に起きています。ただ、学校を休むことが決まるとその不調は回復することが多いです。

学校に行きたくない本当の理由はなかなか親には言いません。というより、親に言えるくらい明確な理由であれば、対応できます。多くの場合は自分で言葉にできない、なんだかわからない理由から来ています。

だからこそ、不登校をしています。自分でもわからない。でもなんか、学校に行くのは今の自分にとっては違うという思いが、彼ら彼女らの頭の中にあります。3つのポイントで見ていきましょう。

1不登校の理由はあるけど決定的な理由が分からない 2学校に行く意味を考えすぎている 3問いが深すぎて抜け出せなくなっている 1不登校の理由はあるけど決定的な理由が分からない。

不登校の理由は実は本人も良く分かっていない。

親としては、「勉強についていけないのかな?」 「クラスの雰囲気になじめないのかな?」 「実はいじめられているのかもしれない・・・」などなど、いろいろと不安な要素が思いつくが、いまいちどれもあてはまらない。

本人に問い詰めても、はっきりした答えは返ってこない。ただそこにあるのは「なんとなく学校に行きたくない気持ち」そんなことを話しても分かってもらえないから、話をしない。

理由が明確にあれば言葉にすることができる。対処の仕方もある。しかし、理由が不明確なほうが多い。少なくとも私が接してきたケースは理由は分からない。分からないけど、気が付いたら前を向いて、次の進路を見出していく。

むしろ、理由を具体的に言葉にしているときの方が表面的で危うい。

「いやな奴がいる」「○○の授業の先生がこわい」「クラスに仲の良い人がいない」

いじめが明確にある場合は別として。これらの理由は不登校の理由の核心ではないことが多い。かりにこれらの問題を処理しても、学校には行かない。次なる課題を言ってくるだけである。

これは不登校の理由を取り繕って、しばしの休息を得る。その間に自分で何とかしようという思いが子どもの中にはあるからである。

2学校に行く意味を考えすぎている

「なんで学校に行かないの?」

と問いかけても

「なんか分からないけど行きたくない」

というモヤっとした理由が返ってきても、学校を休ませるに十分な理由とは認めることが難しい。

不登校のお子さんを持つ母親のカウンセリングで受ける相談で多いのが「うちの息子(娘)はなんで学校行かなくなったんでしょう?」というもの。そこが分かれば、「それなら仕方ない」と思えるかもしれないし、親としても子ども不登校を受け入れられる。しかし、実際は行きたくない理由は不明確なままです。

そこを追及しても、子どもは苦しくなるばかりで、不登校の解決には向かわない。表面的な理由を取り繕っても、それとは別に本当の理由がある場合もこれと同じだ。

自分でも分からないけど、学校には行きたくない。理由が言葉にできない理由の一つに自分のことを変な奴だと思っているというのが挙げられる。

不登校している中学生が話してくれたのは、意味を問うているということ。

学校に行く意味勉強する意味生きる意味生まれてきた意味

答えの出ない哲学的な問いが頭の中でグルグル回っている。そんな中で、

幸せって何だろう?豊かになるってどういうことだろう?勉強して幸せになれるのか?自分が生きていることで誰かの役に立てるのだろうか?自分って何?個性って何?私にそんなものあるの?

さらに悩みが深まり、一人の頭の中で哲学対話がグルグルと回っているのだ。

思春期の若者にとって答えの出ない問いを考え続けるのはとても苦しいことだ。大人でもしんどい。意味を問うには中学生の思考力や知識ではあまりにも考える要素がすくない。だからその問いに飲み込まれてしまいグルグルと同じところをループする。

そしてこんなことを考えている自分は変だと思っている。だって、学校に行っているクラスメイトたちは、そんなこと考えずに、毎日学校に行けている。ある意味うらやましいけど、なんで疑問を持たないんだろうと不思議にさえ思ってしまう。

言われたことだけをやっていく学校に毎日通って楽しいのだろうかと思う。一方で大人はこれらの答えをみんな持っていて立派だと思ってもいる。自分は変だ、他の子とは違う。でも、そう思われたくないから、とりあえずの理由を繕って休む。

学校に行かない本当の理由はお子さんの内面世界で答えの出ない問いを考え続けているからこそなのです。

3問いが深すぎて抜け出せなくなっている

不登校の理由が明確でない場合は、まさに頭の中の哲学対話から抜け出せない状態だ。ここから抜け出すには、この頭の中で起きている哲学対話をすることは良いことなのだと肯定することが第一にあげられる。

心の成長としても、意味を問うことは健全だ。自立のプロセスでは必要なことなのです。ただその考えを深めすぎて苦しんでいる。

そこに寄り添っていく大人が必要となる。「お母さんも昔、自分がなんで生まれてきたんだろうかとか考えていた」とか「自分って何だろうかなんて、未だに分かっていない」という哲学対話に乗っかっていく必要がある。こちらから話しかける必要ななく、子どもさんがぽろっと「学校行く意味あるのかな?」など意味深な問いを投げてきたときがチャンスととらえて話をする。

ただ、これを一緒に住んでいる親がやるのはリスクもたかい。中学生は大人を疑り深く、繊細な時期だからだ。不登校するくらい感受性が豊かなお子さんであれば「はは~ん、さてはお母さんどっかで誰かに入れ知恵されたな」と感づかれてしまう。

そして、「休んでいいといいながら、結局学校に行かせようとしているんだな」と。当事者同士で、このような疑念が生まれてしまうと、返って関係がぎくしゃくしてコミュニケーションに距離ができてしまう。

 4 意味を問う哲学的なグルグル思考から子どもが脱するために

そこで、第三者であるカウンセラーの出番である。

VCAのカウンセリングの考え方はこちらのコラムへ>>>>

不登校の生徒さんが頭の中で考えている哲学対話の原因は自己否定です。

人と比べて自分を変だとか自分はおかしい、狂っているという思いがあるから、自分自身が意味を問うていることを認めたくないし、人にも話せない。誰でも、意味は問うているし、問わずに生きているとしたら、それこそ心配なことである。その時期が早すぎる、または問いが深すぎるからこそ、精神的に疲れて学校に行くということすらできない状況になる。

哲学対話から抜け出すための着地点は「私は私でいいんだ」という自己肯定の視点を持つこと。この肯定を親でも学校の先生でもない大人からもらうことは、本人の自分に対する責めや、自分はおかしいと思っている認知を変えることができる。そして、これこそが、言葉になかなかできないけど、不登校する中学生たちが求めているもんである。ここが満たされると、不登校は解決に向かっていきます。

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1週間で不登校に対する考え方が変わり、お子さんとの関わり方が改善します

不登校やキャリア教育に関するコラム 「面倒くさい」で終わらせない子どもとの会話──その一言に隠された“やる気の奥”を見つけるには 「面倒くさい」で終わらせない子どもとの会話──その一言に隠された“やる気の奥”を見つけるには

「やってみたら?」と声をかけても、「面倒くさい」と返してくる。親としてはついイラッとしてしまうけれど、実はこの言葉には、子どもなりの“がんばれない理由”が隠れていることも。今回は、その奥にある気持ちを読み取るヒントと声かけの工夫について考えてみます。

なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

どこから手をつけていいかわからず、不安だけが大きい

やるべきことが頭に浮かぶと、気持ちがすぐに重たくなってしまう

自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

ある中学生の男の子は、提出物がたまっていたのに「面倒くさい」としか言いませんでした。しかし話を聴くうちに、「先生にはどうせ怒られるし、頑張ってもいい評価もされない」と感じていたことがわかりました。

“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

この気持ちは、大人にも覚えがあるのではないでしょうか。

「面倒くさい」という言葉の裏には、「うまくできる自信がない」「否定されたくない」そんな切実な気持ちがあることがあります。

「やらないんじゃなくて、やれないんだよね」「ほんとはちょっと気になってるんでしょ?」

そんな風に“言葉にならない声”をすくい上げてくれる大人がいると、子どもは少しずつ、「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」と心を開いてくれます。

「その言葉の奥にある、声にならない気持ちに耳をすませて。」――児童精神科医・佐々木正美

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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僕が引きこもりにならなかったのは○○があったから

不登校を経験した大人は思いのほかたくさんいます。また、不登校たくても、我慢して学校に生き続けた人もいます。このコラムでは後者に当たる人のお話をします。

彼は、おとなしい性格であり、集団の中にいるのが苦痛でした。それでも学校に通い続けました。一部の気の合う友人と理解ある先生のおかげで、不登校にならずに卒業し、大学まで行きました。しかし、心の中に「なんか違うな」という気持ちはありました。

そして中学3年生の時に本気で学校に行きたくないと思い、数日休みました。しかし、なんか知らないけど家にいても落ち着かないので学校に行くことにしたそうです。

大学卒業後、就職。そのころには心の中にあった「なんか違うな」という感覚はなくなっていました。そして、順調を続けることができていました。

しかし、働き始めて2年が過ぎたあたりで、これまで何でもなかった資料の整理であったり成果報告などができなくなりました。やろうとしても体が動かない、やっとの思いでパソコンに向かっても頭が真っ白になってしまいました。そして、休職。そのまま体調はもどることなく退職となりました。

それは、彼にとってとても衝撃的なことでした。まさか仕事を辞めることになるとは思ってもみなかったのです。社員寮を引き払い自宅に帰る。親になんと言われるだろう、弟にはふがいない兄の姿を見せたくないな。そんな思いがあり家に着きました。

母親が普通に「お帰り」と迎えてくれたそうです。そして、普段と変わらず家族と食卓を囲みました。食後に彼が「仕事を辞めてしまって申し訳ない」と話すと、母親が「仕事をしていてもしていなくてもあなたは私の子なの。謝る必要はないですよ」と言い、続けて父親が「ここはお前の家でもある。だから居ていい」と言いました。

彼はその言葉に救われました。社会人になり、しっかり働いていた会社を辞めても、自分の存在を受け止めてくれる存在。「これがあったから僕は引きこもらなかった」と彼は話してくれました。

その後、彼はアルバイトをはじめ、非常勤の仕事に就きました。正社員への復帰を目指しつつ、励んでいらっしゃいます。

実はこの「自分の存在を受け止めてくれる存在」というのは不登校の回復にも必要なことです。学校に行くいかないではなく、生きているあなたそのものが大切な存在であるという姿勢です。言葉で伝えることも大切ですが、その背後の態度が大切です。…

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不登校していることを友達がサボりだといってバカにしてくる

不登校をしている人の気持ちを、同年代の人に理解してもらうのはなかなか難しいところがあります。中学生くらいだと、自分の考えでしか物事をとらえることができないからです。高校生になると少しできるようになりますが、それでも理解してくれる人は少ないです。

不登校している生徒さんにとって大切なのは味方をつくることです。これまで一緒に学んでいたクラスメイトやクラブの友人は、同じ環境に身をおいているから味方でいてくれたのです。しかし、不登校という彼らとは違う世界に身を置くと、もともとの学校の友達を味方につけるのはなかなか難しいところがあります。

だから、学校の外に味方をつくるこが必要になります。そそれは同世代ではなく大人であっても良いのです。不登校している辛さやうまく言葉にできない気持ちを受け止めて肯定してくれる存在です。

そういう存在がいると友達に何を言われても耐えきれるようになります。平気にもなります。

友達にバカにされるのは確かに嫌です。でもそこで、友達に合わせるために学校にいくことは、あまりためになりません。

不登校はあなた自身が生き方を考える大切な時間なのです。本来行くべき学校に行かず、勉強やクラブ、友達からも離れ一人になる。それはとても辛く孤独な時間です。しかし、その時間を通じて、自分の人生と向き合い、前に進んでいく人のなんと多いことか。

不登校は決してバカにされて良い時間ではありません。ただ、理解されにくいので「ダメなこと」と認識されますが、不登校をプラスに受け止めて歩んでいる人は結構います。活躍している人もたくさんいます。

不登校をしたから人生がためになるわけではありません。友達にバカにされるから自分が間違っているというのでもありません。

むしろ、堂々と不登校をして自分と向き合ってみてください。必ずその先に希望があります!

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なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

どこから手をつけていいかわからず、不安だけが大きい

やるべきことが頭に浮かぶと、気持ちがすぐに重たくなってしまう

自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

ある中学生の男の子は、提出物がたまっていたのに「面倒くさい」としか言いませんでした。しかし話を聴くうちに、「先生にはどうせ怒られるし、頑張ってもいい評価もされない」と感じていたことがわかりました。

“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

この気持ちは、大人にも覚えがあるのではないでしょうか。

「面倒くさい」という言葉の裏には、「うまくできる自信がない」「否定されたくない」そんな切実な気持ちがあることがあります。

「やらないんじゃなくて、やれないんだよね」「ほんとはちょっと気になってるんでしょ?」

そんな風に“言葉にならない声”をすくい上げてくれる大人がいると、子どもは少しずつ、「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」と心を開いてくれます。

「その言葉の奥にある、声にならない気持ちに耳をすませて。」――児童精神科医・佐々木正美

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校解決のポイントは子どもの本当の悩みに寄り添うこと

「あ~あ、好きなオーディション番組が終わってしまった。去年のほうがよかったな。JO1の方がなんか、自分のオシもいたから見ていて楽しかった。っていうか、今楽しみがないんだよね。だって、現場もないし、コンサートって言ってもオンラインでしょ。オンラインのコンサートってYoutube見ているの変わらないから、ちょーつまんないの。」

不登校の高校生のカウンセリングの一部。正確に言うともう彼女は不登校ではなく、引きこもり気味なだけ。勉強の話は一切出てこない。中学時代は1年の後半から学校にほとんど登校することはなかったが、通信高校に入った。

不登校の子を持つ親にとっての悩みの一つが勉強。中学時代にまったく勉強しなかったが、彼女は高校生になって勉強するようになった。理由の一つは、高校を卒業するためだそうだ。分からないなりに自分で調べて与えられた課題をこなしている。

順調に見える彼女の高校生活にも大きな問題がある。それは進路だ。

不登校の子をもつ親にとって勉強は悩みの種だ。特に、中学2年や高校2年の後半、中学3年、高校3年など受験に関わってくる時期に不登校が始まってしまうと、このままどうなってしまうのか非常に不安だ。

学校側は担任も、スクールカウンセラーも口をそろえて、「今はゆっくり休んで、無理に登校させたり、勉強のプレッシャーをかけないように」という待ちのアドバイス。

親の不安には寄り添ってくれない。そんななか、子どもの進路、受験のことが頭をよぎる。こっちはこのままこの子がどうなってしまうのか、社会に適応できないんじゃないか。不安はどんどん増すばかり。

生徒にとっては学校に行くこと、ひいては朝起きることすらままならないのに、受験勉強なんか考えることは辛いこと。確かに、余りプレッシャーをかけたくはない。話題として敬遠しがちでもある。

しかし、本人も親も、次の進路を決めるこの時期に、悠長には構えていられない。現実問題として「進路をどうするか」が突き付けられる。

本人も何も考えていないわけではない。

むしろ、しっかり考えているからこそ悩んでいるという見方もできる。

進路の悩みはある一つの葛藤でもある。

周りの期待に応えるべきか。

自分の本心を貫くべきか。

この2つだ。この葛藤がうまく言葉にできず「何をしたいか分からない」という表現になる。

本当にやりたいことと親をはじめとした周りの期待のずれが苦しみになってしまう。

この本音は親が聞き出すことは至難の業である。

親に自分の本音を言うと、反対される。そしてその反対は自分の存在否定になる。

第三者が必要になるのは、先入観なく聴ける人が必要だからだ。

不登校の生徒が進路について全く考えていないということはない。

むしろ、毎日元気に学校に行って、クラブをして友達と遊んでいる子の方が将来について真剣に考える機会を逸しているとも考えることができる。

進路を考えるのが苦しい。

うまく言葉にできず、やり場のない気持ちが自責の念を強める。

死にたいという言葉を吐く不登校生もいる。

彼らは自分の将来に希望を持てないでいる。

不登校の解決の肝はここにある。

つまり、将来への希望である。

これさえ言葉にできれば、学校に行く行かないは別として、不登校は解決したと考えても良い。

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不登校になり始めると罪悪感でいっぱいになる

不登校の原因は、不登校になった本人にもよくわからないことがあります。なぜだか分からないけど、朝起きられない、学校の準備をして家を出るけど、途中でおなかが痛くなる、夜は「明日は行こう」と思うが、朝になると気分が重い。身体症状がたくさんでて、本当は行きたい、行かないといけないと思っているけど休まざるを得ない。

そんな中、家にいて時計を眺めながら、「今は体育だな」とか「今日英語の単語テストだったんだよな」とか学校での授業をイメージする。そういう中で、

何で自分は学校に行けないんだろう

学校に行かない自分はだめだ

このまま引きこもってしまうかもしれない

親に迷惑をかける

友達に心配される、もしかしたら嫌われるかもしれない

勉強の遅れをどうやって取り戻そう

こんな不安とが学校に行かない間ぐるぐると、頭をめぐります。そして、こんな自分はダメだという責めが始まります。この自分を責める言葉が、不登校の生徒のエネルギーをどんどん奪っていきます。不登校になり始めてだんだん元気がなくなるのはこの自分を責める気持ちです。

この責める気持ちから解放されていくことが、不登校の解決にとって重要なポイントです。とはいえ、これを取り去る方法はまだ明確には分かっていません。そんな中で最も効果的なのが「認知」を変えることです。自分一人で考えていると同じものの見方しかできません。しかし、他人と話をすることで、自分にはないものの見方が見えてきます。

人と話したり、話を聴いたりして認知の枠組みを変えていくことで、気持ちが楽になります。自分の責めから解放されると、不登校という状態に何らかの変化が現れます。これは必ずしも学校に戻るということではありません。何かの役に立ちたい、自分にもできることがある、という気づきが起きてくるのです。そこを考えていくことができれば、一つの解決となります。

不登校の初めにある罪悪感はあるいみ、幻でしかありません。その幻に支配されている状態が続くと心が苦しくなり、不登校が長引く恐れがあります。

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不登校中は友達に会ってはいけないの?

不登校をしていると、周りの目が気になります。特に、同級生であったり、同じ学校に通っている人にどう思われているか、気になり、見かけるだけでも嫌な気分になったりもします。

相手にどう思われているかというのはたいていは、「ネガティブ」な思い込みではありますが、「学校や住んでるくせに」とか「本当は仮病じゃないのか?」とか、実際に言われていないのに、言われているような気がしてしまい、気分は落ち込みがちです。

友達に会ってはいけないというよりも、むしろ会いたくないという時期の人もいるかもしれません。

しかし、実際に会ってみると、心配してくれていたり、学校に出てくるのを楽しみにしていてくれる人もいます。

不登校をしているからといって友達に会ってはいけないというルールはありませんが、それは、不登校をしている生徒自身の心の状態にもよります。友達に良く思われていないだろうなという思いがある以上は無理に会う必要もありません。一方で、会いたいなと思って連絡を取ること自体は悪いことではありません。友達から連絡がないのは、変に連絡してプレッシャーに感じられたらいやだからという気遣いからかもしれません。ですから、会いたいと思えば会えばよいし、そう思わないのであれば、無理に会わない、避けることも必要です。

大切なのは不登校している生徒自身の心のありようにプラスになるかどうかです。友達に会うことで、気持ちが前に向くのであれば会うことはプラスです。しかし、相手に傷つけられたり、こちらが気を遣ったり、会うことで気後れしたりプレッシャーを感じるのであれば、それは心に対してマイナスに作用します。

自分の気持ちと相談して、負担でない範囲であれば、学校に行くいかない関係なく、人間同士のつながりとして会うことは決して悪いことではありません。…

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不登校の克服にどれくらい時間がかかるのか?

不登校のお子さんをもつ親御さんの心配の一つが、いつまでこの状況が続くのかということです。

学校の先生と話をして、「しばらくは様子を見ましょう」となりますが、実際は様子を見ていても何も変わった様子はなかったりします。むしろ、ちょっと元気になっていて「こんなに元気なら学校に行けるのではないか?」とさえ思ったりもします。

しかし、そのことを問うと、お子さんは黙ったり、機嫌が悪くなったりします。学校に行くからOKで学校に行かない自分はダメだという思いをお子さんが持っている可能性があります。

普段一緒に生活していると、心の変化は見えにくいところがあります。この変化は近しい存在に見て取ることは難しいところがあります。

たとえば、一緒に住んんでいる親が、子どもの身長が伸びたり、顔つきが徐々に大人びてきていることには気づかず、久しぶりに会った親せきなんかが「大きくなったね」とか「大人っぽくなったね」と変化を見ることができるようなもので、第三者の介入がないとできません。

不登校の対応で一番よくないのが「焦り」です。それはお子さんを焦らせることも問題ですが、お子さんに、学校のことや将来のことを尋ねることが難しい、親御さんの方が抱えやすいです。

不登校のお子さん自身も不安を抱えていますが、実は、親御さんの不安の方が大きく、その不安を敏感に感じ取って、子ども自身がさらにプレッシャー受けるという悪循環を生み出すことさえあります。

焦って解決することが、不登校の期間を短くすることはあまり考えられません。一時的に復帰したとしても、また不登校にならないとも言い切れないのです。

いつまで続くかという不安を解消することも大切ですが、「いつまで続いても大丈夫」と心の根をしっかり持つことをお勧めします。…

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不登校の兆候としてみられる10個の項目

不登校はある日突然

不登校はある日突然始まります。まさかうちの子が、とショックを受けられるかもしれませんが、誰にでも起こりうる可能性があるものです。

不登校の兆候は確実にあります。不登校になりそうなお子さんの特徴は、朝起きるのが遅くなること、学校に行ってやたらとくたびれて帰ってくること、学校のことをあまり話さなくなるなどが挙げられます。

初めから不登校をしたい子どもはいません。親や先生、または学校の友達から「サボり」と思われることを最も恐れます。

不登校になるときはエネルギーがありません。それこそ、勉強を頑張ったり、部活を頑張ったりすることはおろか、人と話をすることすらめんどくさいと感じるくらい、エネルギーがなくなります。

そのないエネルギーを振り絞って学校に行くのですが、ある日とうとう起きられなくなり、遅刻したり、欠席するところから始まっていきます。

うちの子が不登校かもしれない!と思ったら次の10個の項目を確認してみてください。

1 朝起きる時間が遅くなっている。または起こした時の反応が弱くなっている。

2 髪型や服装に清潔感がない。

3 忘れ物をする。

4 家に帰ってきたときに会話がない。

5 食事の時の表情で視線がした向きがち。

6 時折ぼーっと何かを考えているときがある。

7 深夜まで起きている。

8 ため息の数がふえた。

9 休みの日に出かけない。

10 成績が著しく低下している。

これら10個の項目は、普段と比べてというところではありますので、当然個人差はあります。しかし、6つ以上当てはまるという場合は、不登校の兆しがあると判断しても良いかもしれません。8個以上ある場合は、休ませてあげたほうが良い場合が多いです。

そういう時に、親が「学校でなんかあったの?」と話しかけてもまともには答えてくれません。本人の様子は意識しつつも、まずは学校の先生に報告してみてください。変わった様子がないか、友達関係はどうか、授業態度はどうかというところです。

学校側でも気になることがあれば報告してくれます。そういうところで、上手にフォローしてくれる先生がいればうまく立ち直ることができますが、それは稀なケースです。

学校はあくまで、登校している生徒に対応することが専門であり、不登校が専門ということはありません。先生方が特別な勉強をしているということもすくなく、経験値でお話しされますので、なまじ不登校の生徒へのかかわりの経験があると、前例を持ち出されて対応されるケースが少なくありません。しかし、不登校は、個別に関わらないといけないものであり、前例がそのまま当てはめられるケースは非常に少ないのです。

不登校の兆しが見えた時点で、スクールカウンセラーをはじめとした専門家に相談することをお勧めします。

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