10月, 2023 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します

2023年10月

不登校にカウンセリングは効果があるのか?

不登校にカウンセリングは効果があるのか? カウンセリングって意味あるんですか?

お子さんが不登校になるとカウンセリングを勧められ、スクールカウンセラーにつながることが多いと思います。私自身は今は学校ではカウンセラーをしているわけではありませんが、以前は高校でスクールカウンセラーをしていました。今は個人で不登校のお子さんやその保護者の方のカウンセリングをさせていただいております。「カウンセリングを受けたらどうですか?」と勧められるのですが、カウンセリングがなぜ効果的なのか?という説明は意外とされないまま紹介されているケースがあります。「カウンセリングって意味があるんですか?」なんていわれることもありました(かつて学校に勤めているとき)

カウンセリングだけで登校に結びつくわけではない

たしかに、カウンセリングは万能ではありません。カウンセリングだけで登校できるようになるかどうかというと、私自身ちょっと疑問です。

これまでのケースでは、学校の配慮の仕方をちょっと工夫してもらうだけで登校できるということがありました。学校の友達が声をかけてくれたことがきっかけで登校できたというケースもあります。医療につながって、服薬をはじめて体調が整ったから登校できたというのもありました。

などなど、カウンセリングだけで登校できたかというとそういうわけではありません。

カウンセリングが不登校にたいして果たしている役割とは?

では、なんでカウンセリングを勧められるのか?ということですが、カウンセリングを受けると、話をしてくれるようになります。

不登校している理由や、きっかけ、その時感じていた本人の気持ちなどを言葉にします。それをカウンセラーが受け止め続けていくことで、お子さんの自己肯定感が回復していきます。頭では「今のままではいけない」ということは学校に行かないお子さんたちは、学校にっているお子さん以上に危機意識をもって考えています。しかし、それができない自分にも失望しており、自己否定感が強くなります。

カウンセリングを受けるとそういうネガティブな思考サイクル(自分を責める思考)から脱することができます。そして、肯定感が回復してくると、先のことを考える余裕ができてきます。このころになると、学校に行かないこと以外は普通に生活をしているということが多いです。

自己肯定感が回復しないと、次の行動に移ることが難しい。  

外部が提示する解決策にたいして、自分がどれを選択するかを考えるゆとりがうまれて行動に結びついていきます。

目には見えませんが、カウンセリングを受けることで心のエネルギーを補充し、解決に向けて行動しようという思いが出てきます。最初は多少無理をしているようにも見えますが、徐々にそれが普通にできるようになります。引きこもって、食事もろくにせず、昼夜逆転して、動画とゲームばかりしていたときとは違った姿になっています。

どれだけ高性能な車で、正確なナビがついていて、運転技術も十分ある人が運転する車でもガソリンがなければ走ることはできません。カウンセリングは心にガソリンを補充するような働きをしていると考えています。また、不登校の解決は登校することではなく、将来の歩みを自分で決めて行動する力だと私は考えています。

これまでも学校に戻ったというケースよりも、進学や就職(または就職準備)という形で不登校から脱した人の方が私が関わってきたケースでは多いです。

カウンセリングは解決を導くこともありますが、解決のためのエネルギーを補充する場、と捉えていただければよいと思います。実はそれはお子さんだけでなく、保護者の方にも必要です(場合によってはそれまでの対応に疲弊しているので、保護者のほうが必要なこともあります)

カウンセリングはいつでも受け付けております。メルマガにご登録いただければ、初回のコンサルテーションは無料にて受付ております。その際に「お悩み欄」へのご記入をお願い致します。

 

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「やってみたら?」と声をかけても、「面倒くさい」と返してくる。親としてはついイラッとしてしまうけれど、実はこの言葉には、子どもなりの“がんばれない理由”が隠れていることも。今回は、その奥にある気持ちを読み取るヒントと声かけの工夫について考えてみます。

なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

どこから手をつけていいかわからず、不安だけが大きい

やるべきことが頭に浮かぶと、気持ちがすぐに重たくなってしまう

自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

ある中学生の男の子は、提出物がたまっていたのに「面倒くさい」としか言いませんでした。しかし話を聴くうちに、「先生にはどうせ怒られるし、頑張ってもいい評価もされない」と感じていたことがわかりました。

“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

この気持ちは、大人にも覚えがあるのではないでしょうか。

「面倒くさい」という言葉の裏には、「うまくできる自信がない」「否定されたくない」そんな切実な気持ちがあることがあります。

「やらないんじゃなくて、やれないんだよね」「ほんとはちょっと気になってるんでしょ?」

そんな風に“言葉にならない声”をすくい上げてくれる大人がいると、子どもは少しずつ、「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」と心を開いてくれます。

「その言葉の奥にある、声にならない気持ちに耳をすませて。」――児童精神科医・佐々木正美

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校のお子さんにカウンセリングをすすめる前に

不登校のお子さんにカウンセリングをすすめる前に カウンセリングをすすめられた不登校の娘さんはなぜ「もういい」と言ったのでしょうか?

娘「学校に行くのは辛い」

母「そうなの・・・なんか行きたくない理由があるの?」

娘「・・・なんか分からないけど、友達がいやとか、いじめられているとか、

そういうことがあるわけでなくて。ただ、なんか・・・うまく言えないけど・・・」

母「そう。いまは言えないのね。そんなんだったらカウンセリングを受けてみたら?」

娘「えっ・・・」

母「カウンセリングで少しずつ、自分の悩みを聴いてもらったら違ってくると思うよ」

娘「・・・お母さん、どうして私をそうやって突き放すの?もういい」

さて、この会話をよまれて、このお嬢さんはどうしてお母さんに最後に「もういい」と言ったのでしょうか?考えてみてください。どこがまずいのか?この会話文から見えるのはお母様がカウンセリングをすすめるくだりです。

悪気があってカウンセリングをすすめているわけではないのになぜ?

お母様は悪気があるわけでもないし、決して娘を突き放そうとして言ったわけではありません。

しかし、娘さんは「突き放す」という思いをいだきました。これはどうしてでしょうか?

それは、娘さんが話を聴いてほしいのはカウンセラーではなく、お母さんなのです。お母さんに今の辛い、言葉にならない状況を聴いてほしい、分かってほしいという思いがあります。

 

しかし、このお母さんはカウンセリングをすすめました。つまり、このやり取りは娘さんにとっては、「お母さんは話を聴けないのでカウンセラーを呼んできます」と言われているようなものなのです。だから突き放された思いがして、お母様に腹を立てたのです。

子どもにカウンセリングをすすめる前にやるべきこととは?

これはカウンセリングをすすめることが悪いということを言ってるのではありません。

機を見てカウンセリングをすすめることは必要です。医療や学校の先生と会うことも必要になります。

大切なのは子ども(上の会話の場合は娘)さんが「誰に分かってもらうこと」を望んでいるかなのです。大人の考えでは、「どうやって解決しよう」という思考が生まれるので、解決策を提示したくなります。

ただ、これはあくまで大人側の思考であって、子どもにとっては解決に至る前に「自分のことを分かってほしい」という思いがあります。この思いを一番身近な大人である親に分かってもらうこと。これができれば、仮に学校に戻らなくてもこの子どもさんは徐々に将来に向けて考えをもって行動できるようになります。

では、どうすればよいのか?

子どもさんにカウンセリングをすすめたいのに、どうやって切り出して良いか分からないという相談を受けることが多いです。その場合は、まずはお母さままたはお父さまがカウンセリングを受けてください、とお願いしています。

親が子どもよりさきにカウンセリングを受けるメリット

理由は二つあります。

一つは、不登校をしている親御さん自身のストレスや悩みの解消のための時間を取るということです。もう一つは、子どもさんの話を聴くためには「聴いてもらう」経験をたくさんする必要があります。

親がカウンセリングをするように子どもの気持ちに寄り添ってくれるようになれば、不登校は回復に向かいやすくなります。そして、お母さん(お父さん)はカウンセリングを受けてスッキリしている。

頭がクリアになり、今抱える問題にどう対処すればよいかが分かる。という状態を作ることができれば、自然と子どもも「お母さん(お父さん)がやっているカウンセリングを受けてみようか」とか「そのカウンセラーの先生に会ってみたい」と思うようになります。

物事を解決に向ける上で大事なのは、解決方法よりも「理解」です。相手のことは100%分かるなんて言うことはありませんが、

分かろうとする、思いをもって相手に寄り添うと、いつしか、その思いを子どもさんが受け取ってくれます。まずは親御さん自身が心を整えること。

不登校の解決には欠かせない要素の一つです。

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「やってみたら?」と声をかけても、「面倒くさい」と返してくる。親としてはついイラッとしてしまうけれど、実はこの言葉には、子どもなりの“がんばれない理由”が隠れていることも。今回は、その奥にある気持ちを読み取るヒントと声かけの工夫について考えてみます。

なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

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自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

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“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

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不登校のお子さんが勉強よりも苦手なこととは?

不登校のお子さんが勉強よりも苦手なこととは? 勉強に苦手を感じる理由

タイトルを見て、不登校のお子さんが苦手なことは「これではないか?」と検討をつけてお読みくださった方もいらっしゃると思います。

勉強、人間関係、努力、自己肯定・・・いろいろとあります。ただ、この奥にはあることへの耐性のなさがあります。

全てに共通するのは「自分の思い通りにならない」というストレスです。このことへの耐性がない、と言えます。

さらに言変えるならば「理不尽」を許容することができないとも言い換えられます。

納得できない、だから腹を立てている

自分が納得できないこと、そのことへの怒りや、不満がある可能性が大いにあります。

勉強であれば、いい成績が取れない、クラスの中で1番になれない、分からない、などです。人間関係であれば、自分が入りたいグループに入れない、気を遣わないとコミュニケーションできない。でも周りは自分に気を遣ってくれない。努力については、目標設定してもそのために努力ができない、または努力しても自分が望んだ結果にならない。自己肯定は、学校に行かない自分をっ良しとするなんて到底できない

外に出て人間関係を築いたり、努力することで確実に自分の頑張りや気遣いが認められるのであれば良いですが、それが叶わなかったり、さらには裏目に出たりすることさえあります。

そういう理不尽な世界に納得ができない。根っこにはそういう怒りもあります。

理不尽を受け入れる?

では、ここから脱するにはどうしたらよいか?一つには、世の中はそもそも理不尽で意味の分からないことも受け入れないといけないときがある、そういうことを伝えることもできます。

これで納得してくれる可能性もあります。ただ、根本的に変容を促すとしたら「比較」の世界から脱することです。

自分と何か(他人や世間の常識、兄弟姉妹など)と比べて自分たたきをすることを辞める必要があります。自分は自分、他人と比べて良し悪しを決められる存在ではない、ということに価値観を置く必要があります。その境地に達するには、たくさん自分をメタ認知する必要があります。客観的に自分を見つめて、自分の感情や考えを言葉にしていく。そのことが主体性を育み、自分自身を良しとすることができるプロセスとなります。

カウンセリングが効果的なのは・・・

 

不登校の回復や、自己肯定感の向上、さらには自身の進路選択にカウンセリングが功を奏すのはメタ認知をする場面を定期的に持つことができるからだと私は考えています。

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