不登校に関するQ&A

A 不登校の解決は学校にもどることと思われがちです。もちろんそれも一つの解決ですが、大きなゴールとしては自立です。学校に行く行かないではなく、自分で自分の人生を創っていくことにあります。具体的には自分の進路選択について考えて前に進んでいくことになります。進学を決める、就職を決めるというのが解決になります。または、自分が立てた目標に向けて努力を始めればそれでOKです。

A 勉強の遅れは取り戻すことができます。今は、通信講座やオンラインの学習塾などもあり学べる環境が充実しています。不登校して学校の授業は受けていないと大幅に遅れる印象がありますが、学校の授業は、大人数を対象としているので1回で進む量はかかっている時間の割には進んでいません。また学校行事や短縮授業などもありますので、追いつこうと思って家に居ながら教材に取り組むと案外早く追いつける場合もあります。

A これまで関わったケースでは一番短いのが2週間で長いものだと2年以上かかっている人もいます。2週間の人も、それまでに何らかの支援を受けている場合があるのでトータルだとけっこう時間がかかっているかもしれません。これは解決をどこに定めるかによって変わります。

A 気持ちや考えを言葉にしていくことが大事です。そのためのカウンセリングは必要です。このプロセスを経て自分の状態を理解すると同時に、自分自身の中にある認識(多くの場合は自分を無能だとか、世の中に適応できないダメな存在と思っている)を変えていくことができます。

もちろん不登校の解決に至るプロセスは様々です。医療が適切の場合もあれば、学校の対応だけで改善するケースもあります。公的なサービス(お住いの行政や教育委員会)がサポートしてくれるような場合もあります。一つの支援で改善する場合もあれば、当方のような民間のカウンセリングを受けることで改善するケースもあります。これは子どもさんによってさまざまです。

A  フリースクールが功を奏して、社会に適応できるようになることもあります。同世代の同じような悩みを抱えたお子さんとの出会いが、気持ちを楽にしてくれます。カウンセリングより効果がある場合もあります。また、フリースクールに通うことで出席扱いにすることもできます。家以外の居場所があることはお子さんにとって非常にプラスになります。ただ、本人が行きたがらないのに無理に連れていくことはお控えください。社会に対する不信感を募らせ、かえって状況をこじらせる恐れがあります。あくまでもお子様本人の意思を尊重していくことが大切です。

A 昼夜逆転は不登校には割と起こりやすいことです。一過性のものであることが多いです。学校に行かなくても朝起きて夜眠るリズムを作れるお子さんは不登校の解決に向かうことができます。昼夜逆転は無理に治すことは負担が大きく、徐々に眠る時間や起きる時間を早めたり遅くしたりしながら調整していくと戻ります。食事をしていること、入浴していることができると良いです。学校に居なくても朝、着替えることなどをすることで、昼夜逆転を防ぐことができます。

A ゲーム依存は本人が辞めたくてもなかなかやめられない場合があります。場合によってはオンラインゲームで知り合った友達が心のよりどころになっている場合もあります。無理に取り上げると、家庭内暴力を引き起こす可能性がありますので、慎重さも必要です。本人が困っているという自覚があればカウンセリングでもある程度解決することができます。ただ、食事もしない、睡眠もほとんどとらずにやっているとすると医者に関わってもらう必要があります。ゲーム依存は病気として扱われます。入院治療もなされます。

A 発達に課題のあるお子さんが不登校になることはあります。人間関係がうまくいかない、学校の勉強についていけない、集団でいること・行動することに抵抗がある、特性によって理由は様々です。発達障害の可能性があると思われたら、学校に相談して、医療機関で検査をしてもらう必要があります。発達障害自体は病気ではないので治るということはありませんが、早期に支援を受けられると、社会に適用する力を身につけることはできます。また、場合によっては障がい者手帳を取得することで、様々な不利益(たとえば就職など)を被らないですむことができます。

不登校の学習や進路に関するQ&A

A 勉強の遅れは取り戻すことができます。今は、通信講座やオンラインの学習塾などもあり学べる環境が充実しています。不登校して学校の授業は受けていないと大幅に遅れる印象がありますが、学校の授業は、大人数を対象としているので1回で進む量はかかっている時間の割には進んでいません。また学校行事や短縮授業などもありますので、追いつこうと思って家に居ながら教材に取り組むと案外早く追いつける場合もあります。

A 高校進学は可能です。試験に合格すれば入学が許可されます。ただ、公立高校の場合は都道府県立、市立などによって出席日数を重視するところがあります。そのような場合、家での課題やフリースクールなどに行くことで出席を認めてもらうこともできます。私立の場合は事情を理解したうえで受け入れてくれるところもあります。学校や自治体によって対応は様々なですので、進路担当の先生に相談するのが良いです。

 

これまで関わってきた中学で不登校した生徒さんは通信制高校を選んでいます。年数日間のスクーリングを除くとほとんど登校する必要がありません。人間関係や周囲の目が気になるという生徒さんにはこちらの方が良いかもしれません。通信制高校もかなりの数がありますので、お子さんに合った選択をすることができます。最近では、不登校生でなくても通信制高校を選び自分の好きなことをする時間を増やすという生徒さんもいます。

A その後の選択肢としては、再度高校に入り直す、高卒認定試験を受ける、就職する、起業するなどが挙げられます。高校を卒業しなくても、者愛の制度上は働いて自立することができます。ただ、日本の場合は高校くらいは出ておかないと・・・という風潮があるので、何らかの形で高校卒業という形式をとっておく必要があります。将来留学したいとか海外に住みたいというのであれば、大学を出ておいた方がビザの取得がしやすいです。もしあなたやあなたのお子様が退学したばかりなのであれば、進路を焦って決める前に、もういちど何かにチャレンジできるようになるためにもまずは少しお休みすることをお勧めします。

 

A 可能です。実際に通信制高校から大学進学している人は毎年結構います。通信制高校でも進学に力を入れているところがあります。ただ、学校によっては高校卒業を目標としているところもあり、受験資格を得るための授業を追加で取る必要がある場合もあります。受験する大学によって、履修が受験資格に入っている科目もあります。これは学校の担任の先生や進路の担当の先生に相談してください。

最近では不登校ではなくても通信制高校を選択する人もいます。自分のやりたいことをする時間を得るためにあえてそういう選択をしている人もいるようです。

不登校に対するVCAのサポートに関する
Q&A

A 不登校の解決方法はカウンセリングだけではありません。保護者や学校との関わり、フリースクールや塾、時には医療など様々な人の介入によって変化していきます。カウンセリングが担うのは、自身や自己肯定感、精神面の安定です。勉強するにしろ、何かに通うにしろその土台となる精神的なところを改善していくことができます。原因が不明確な不登校の場合、カウンセリングだけでうまくいく場合もありますが、カウンセリングなしで良くなるというのは考えにくいのが正直なところです。

A カウンセリング以外にも様々なサポートメニューがございます。保護者向けのサポートもございます。
詳細はこちらのページをご覧ください。https://visionary-career-academy.com/menu

A 学習面のサポートについては学習計画、学習の取り組みの振り返りのサポートを中心に行います。カウンセリングと計画の振り返りをすることで、否定的になりがちな思考を前向きに整えて学習に向かってもらうことができるようになります。

教科の指導については指導できる教科が限られます。中学までは全教科可能ですが、高校以上は国語、社会(日本史・公民)が中心となります。この場合、教材はご自身で準備していただくことになります。

A 総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(公募推薦、指定校推薦)の指導が可能です。遅くとも高校3年生の7月にはスタートする必要があります。出願書類(志望理由書・課題小論文)、面接試験、プレゼンテーション試験、小論文の試験に対応可能です。教科であれば日本史の指導が可能です。

 

A 無料の相談を常時行ってはおりません。メールのご登録をいただいた方にたまに案内しております。
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