行き渋りの段階で不登校を防ぐための3つの対応

5月の連休が終わると・・・

5月の連休が終わると一気に不登校が増えます。これは毎年のことです。4月は勢いで乗り切れるけど、疲れが出るのが5月です。そこに連休があってホッと一息つくと何か調子が変だということで、学校に行きづらくなる人が増えます。理由は様々です。

中学生の場合は5月の中旬から下旬にかけて定期考査を実施するところが多いです。その定期考査までは頑張れるけどそこで力尽きて休み出すというのも5月です。特に中学1年生は最も不登校になる人数が多い学年とされています。最初のテストで思うように結果が出なかったことや、めちゃくちゃ力入れて頑張りすぎたことで不登校が始まるケースにも対応したことがあります。

兆候としての行き渋り

いきなり不登校が始まることは珍しく、その全段階として「学校に行きたくない」ということを言い始めます。そして、なかなか学校に行こうとしなくなります。かろうじて遅刻していく、別室登校する、早退するなどが始まります。

朝起きてこない、朝食を食べないとう行動面。さえない表情、身支度がいい加減(髪を整えない、制服のボタンをしめないなど)という見た目。会話に対してそっけない応答などお子さんの様子の変化もあります。これはエネルギーが枯渇している状態です。

行き渋りの段階で不登校を防ぐ3つの対応

促せば学校に行く、行けばそれなりに楽しんでくるというのであれば不登校になることを回避できることができる可能性が高いです。その対応策は次の3つです。

1 生活のリズムを整える

睡眠をしっかりとって食事をする。夜更かしをしない。当たり前のことですが、当たり前のことができなくなるというのが精神的な疲れがある状態です。まずは形からでも生活が不規則ならないようにしていきたいところです。

2 学校に様子を伝えておく

どうも様子が変で、学校に行きたがらないということを伝えておいてください。遅刻したり、ぼーっとした表情をしていると「やる気がない」と捉えられてしまう可能性があります。中学・高校は教科担当制なのでいろんな先生が授業に来ます。担任だけでなく、学年や授業担当者への周知を学校にお願いしてください。生徒本人は疲れているところに「たるんどる」とか「気合が足らん」と言われてしまうとそれだけで学校に行く気を失います。

3 家の中で一緒にいる時間を増やす

本当は子どもさんに「どうしたの?」とか「悩みがあるなら言いなさい」といいたいところです。それで話をしてくれればよいのですが「別に」とか「特にない」という返答が返ってくることもあります。問いかけても応答が少ない場合は、あえて問いかけないで一緒にいるということをしてみてください。自分の部屋ではなく、リビングに居続けるなんていう時にはもしかしたら言いたいことがあるのかもしれません。無言で、何をするわけでもないときなんかは何かあります。そこでグッとこらえて、お子さんのタイミングで話が出るのを待ってみてください。1回ではうまくいかないかもしれませんが、一緒にいること自体が励ましになるということと、お子さん自身が話すタイミングで話し始めるように待ってみてください。本人の言葉で原因を話してくれれば、解決の道は早いです。

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