不登校にキャリア教育が必要な3つの理由

不登校していると世界が狭まる

不登校していると人とのつながりが減ります。学校に通っていると、先生やクラスメイト、クラブの先輩後輩などとの関係があり様々なナマの情報に触れます。その中には、進路にまつわるものも結構あります。○○高校に行った先輩は高校が厳しくて辛そうだとか、同じクラスの○○くんは勉強するためにクラブを辞めるということとかです。たわいもない会話から生まれる情報がちょっとずつ視野を広げます。もちろん、そこには話し手の主観があるので正確だとは言い難いものもありますが、そういった情報を得て、考えながら自分の進路を何となく考えるという機会があります。しかし、不登校していると日常的なたわいもに情報に触れる機会が一気に減り、進路のことを考えるとなるとネットにある情報ばかりでいきなりハードルが高いです。その高ささらに学校に行っていないお子さんを傷つけてしまいます。

理由1 キャリアは一般論ではなく個別論で考える必要がある

本人のパーソナリティに即した将来を共に描いていくことができると、気持ちが前向きになります。不登校している時点で一般論のレールからは外れているととらえていることが多いです。不登校していても将来が開かれていくんだということを見いだしていく必要があります。そのためには個別に対応することが重要になります。

不登校しているしていないにかかわらず、どのお子さんにも持ち味があります。そしてその持ち味は長所短所、得手不得手という形で表れています。進路を考えているときにその人の持ち味が活かせるような道筋を考えていく必要があります。

 

理由2 情報提供を誰がするかが大切

キャリアを考える上で情報量が重要なカギを握っています。不登校していると進路の情報の量が激減します。必要な情報で無いものがほとんどかもしれませんが、お子さんにとって最適な進路を見つけるためにはある程度の量が必要です。そしてその情報を親が与えると言っても限界があります。親世代はキャリア教育など受けたことない人がほとんどで、一般論的な知識と自身の経験だけで語ることになります。もちろん、社会経験があるので、お子さんより圧倒的に広い視野で考えられます。しかし、仮に適切な情報を与えようと必死になっても、不登校しているお子さんとしては「親が言っていること」であり、思春期の子どもにしてみれば反抗したい心理が働きその話をなかなか聞き入れようとはしません。親ではない第三者が同じことを言うと話が入る可能性があります。

理由3 将来のことが具体的になると前向きになれる

学校に行っていないことで将来に対しては絶望的な気持ちでいます。不登校しているお子さんのカウンセリングを丁寧にやっていくと必ずぶつかるのが進路のことです。一般論で考えると、「学校に行っていない→なにもできない」という発想でいます。しかし、どのお子さんにも必ず将来を開いていくための才能や思いがあります。それを話していくと、徐々に具体的になります。無理だと思っていたことが可能性があると分かるだけでも、前向きな気持ちになり、ネガティブな精神状態から解放されていきます。キャリアについて考えることができればほぼ不登校は解決したと考えても良いです。

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