不登校している子どもに言ってはいけない一言

不登校している子どもとのコミュニケーションは難しい?

不登校になることを予想して、子育てをする親はいません。不登校になると、とりあえず学校に行かないという状況はあれど、言葉がけに困ることとおもいます。

毎朝、学校に行くか行かないかを尋ねるべきかどうか。行く気があるのか、どんな気持ちでいるのか。分からないことがたくさんあります。学校行事や定期考査を受けるかどうか学校から問い合わせがあってもなんと話をして良いのかというのも分かりにくいところです。

言ってはいけない一言は「ごめんなさい」

言ってはいけない一言は「ごめんなさい」です。このごめんなさいの前に「子育て失敗して」というニュアンスがあってはいけません。なぜなら子育て失敗=あなたは失敗作ということになります。

日々の生活の中で謝る場面があれば「ごめんなさい」は言っても良いのですが、あなたを育てることがうまくいかなかったという思いを子どもに伝えることだけは避けなければなりません。

不登校の子どもに言いたいことはたくさんあります。勉強してほしい、食事をしてほしい、お風呂に入ってほしい、家にいるなら掃除の一つでも手伝ってほしい・・・部屋のベッドで籠っている子どもにこれららのことを言うのは憚れます。ただ、こういうことは状況にもよりますが、伝えてよいと考えています。

大切なのは子どもの存在を否定しないこと

「子育て失敗してごめんなさい」はあなたがはもうダメな存在だからということを伝えることになります。存在を否定する言葉は「産まなきゃよかった」とか「学校行かない人は人生おわりだね」というような言葉です。不登校している現状であなたはもうこれ以上どうしようもない、ということが伝わることだけは絶対に避けなければなりません。

状況によって傷つくかもしれませんが、たとえば「勉強しなさい」とか「掃除しなさい」というのは子どもに可能性があるから伝えられる言葉です。不登校初期には控えたほうが良い言葉ですが、家に居てゲームしたり、パソコンで遊んだりする元気があれば伝えてよいという判断です。

存在を認め続ける

不登校しているお子さんの状況に拠りますが、子どもに話しかけても何も言ってこないときがあります。そういう時でも、あいさつやその日の親の予定などは伝える必要はあります。言葉で伝えるのが無理ならLINEでも書置きでも構いません。とにかく一方通行でも声をかけて「あなたのことは大切だ」「あなたはここに居ていい」というメッセージを伝え続けることが肝要です。

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