1月, 2023 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します

2023年1月

不登校している子どもを勉強に向かわせる方法

不登校している子どもを勉強に向かわせる方法 学校の時間と比べると家でできる勉強時間は少ない

不登校している児童・生徒や保護者が直面する課題として勉強があります。

 

一般的な学校は週5日×6コマ(1コマ50分授業)というのがスタンダードです。

実際の授業時間は1日が5時間(300分)1週間に直すと25時間の授業があります。

家に居ながら25時間自習できる人はなかなかいません。どうしても学習の「遅れ」を気にしてしまいます。

確かに遅れるのは事実です。しかし、ここで重要なのは学校の遅れを取り戻そうとしないことです。

これは無理難題です。まずは学習に向かう姿勢をつくるということに重きを置きます。

そもそもが、1日6コマあってもそこには実技科目や学校行事が入っていたりします。また、50分の授業も実質先生が授業を進めている時間と言うのは20~30分程度で

あとは雑談したり、問題を解いたり、しています。時間いっぱいの学習を登校している生徒もしているわけではありません。

学習に向かうための提案が二つあります。

 

提案1 目標をもつ

進学や就職、資格の取得など何か学習と結びつく目標設定ができると学習に向かう姿勢がつくられます。

 

これまで関わってきた中学生、高校生ともに3年生になると、変化した生徒に出会いました。

特に2年生以前から関わっている生徒たちは目標を見つけてきてそこに向けた努力を惜しみません。

 

あんなに勉強嫌いで、どんな教材を提案しても取り組まなかったのに自分から勉強をやり始めます。

 

 

提案2 生活のリズムをつくる

不登校していると昼夜逆転に陥ることもあります。また、自分の部屋にこもりきりで食事や入浴もいい加減になることもあります。朝起きて三食とる。夜は寝るということからスタートします。

 

1日何もしないでぼーっとしていること自体を子ども自身も良いとは思っていません。

 

そのためには生活リズムをつくり自身にとって何が生産的な生活になるのかを取り決めていく(自分で決めさせる)必要があります。

 

昼夜逆転を治す最初の一歩として私が勧めているのが起きたら着替えることです。

1日パジャマでいるのではなく、朝起きたら服を着替える。これをやっていくと、少しずつ変化していくことが多いです。

もちろん、朝起きられないなどが、起立性調節障害、低血圧など身体に問題がある場合もあるのでそこは医師の判断を仰ぐ必要はあります。

 

生活リズムができたお子さんは少しの時間ずつでも勉強を始めます。本人も勉強についてはやらないといけないという思いがありつつも、できない、やりたくないという気持ちが勝ちますが、生活のリズムができると、そのネガティブな気持ちよりも「なんかできそう」というところで 取り組みを始めます。

 

 

 

 

学習に向かうためには、時期を見極める必要もあります

注意点としては学習に向くにはある程度の精神的な回復が必要です。不登初期にむりに学習を進めるのではなく、少し休んでからが良いです。

 

目安としては「家族との雑談ができる」、「家の手伝いをちょっとやる」くらいのことができれば進めてOKの時期です。

 

時間としては学校に行かなくなってから1~3か月くらいかと思います。

ただ、これに関しては個人差があるので、慎重を期す必要はあります。

 

勉強について本人も遅れを自覚してプレッシャーを感じているので変に進めると、かえってこじれることもありますのでご注意ください。

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「やってみたら?」と声をかけても、「面倒くさい」と返してくる。親としてはついイラッとしてしまうけれど、実はこの言葉には、子どもなりの“がんばれない理由”が隠れていることも。今回は、その奥にある気持ちを読み取るヒントと声かけの工夫について考えてみます。

なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

どこから手をつけていいかわからず、不安だけが大きい

やるべきことが頭に浮かぶと、気持ちがすぐに重たくなってしまう

自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

ある中学生の男の子は、提出物がたまっていたのに「面倒くさい」としか言いませんでした。しかし話を聴くうちに、「先生にはどうせ怒られるし、頑張ってもいい評価もされない」と感じていたことがわかりました。

“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

この気持ちは、大人にも覚えがあるのではないでしょうか。

「面倒くさい」という言葉の裏には、「うまくできる自信がない」「否定されたくない」そんな切実な気持ちがあることがあります。

「やらないんじゃなくて、やれないんだよね」「ほんとはちょっと気になってるんでしょ?」

そんな風に“言葉にならない声”をすくい上げてくれる大人がいると、子どもは少しずつ、「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」と心を開いてくれます。

「その言葉の奥にある、声にならない気持ちに耳をすませて。」――児童精神科医・佐々木正美

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校の解決のために親が言ってはいけないこと

不登校している子どもに言ってはいけない一言 不登校している子どもとのコミュニケーションは難しい?

不登校になることを予想して、子育てをする親はいません。不登校になると、とりあえず学校に行かないという状況はあれど、言葉がけに困ることとおもいます。

毎朝、学校に行くか行かないかを尋ねるべきかどうか。行く気があるのか、どんな気持ちでいるのか。分からないことがたくさんあります。学校行事や定期考査を受けるかどうか学校から問い合わせがあってもなんと話をして良いのかというのも分かりにくいところです。

言ってはいけない一言は「ごめんなさい」

言ってはいけない一言は「ごめんなさい」です。このごめんなさいの前に「子育て失敗して」というニュアンスがあってはいけません。なぜなら子育て失敗=あなたは失敗作ということになります。

日々の生活の中で謝る場面があれば「ごめんなさい」は言っても良いのですが、あなたを育てることがうまくいかなかったという思いを子どもに伝えることだけは避けなければなりません。

不登校の子どもに言いたいことはたくさんあります。勉強してほしい、食事をしてほしい、お風呂に入ってほしい、家にいるなら掃除の一つでも手伝ってほしい・・・部屋のベッドで籠っている子どもにこれららのことを言うのは憚れます。ただ、こういうことは状況にもよりますが、伝えてよいと考えています。

大切なのは子どもの存在を否定しないこと

「子育て失敗してごめんなさい」はあなたがはもうダメな存在だからということを伝えることになります。存在を否定する言葉は「産まなきゃよかった」とか「学校行かない人は人生おわりだね」というような言葉です。不登校している現状であなたはもうこれ以上どうしようもない、ということが伝わることだけは絶対に避けなければなりません。

状況によって傷つくかもしれませんが、たとえば「勉強しなさい」とか「掃除しなさい」というのは子どもに可能性があるから伝えられる言葉です。不登校初期には控えたほうが良い言葉ですが、家に居てゲームしたり、パソコンで遊んだりする元気があれば伝えてよいという判断です。

存在を認め続ける

不登校しているお子さんの状況に拠りますが、子どもに話しかけても何も言ってこないときがあります。そういう時でも、あいさつやその日の親の予定などは伝える必要はあります。言葉で伝えるのが無理ならLINEでも書置きでも構いません。とにかく一方通行でも声をかけて「あなたのことは大切だ」「あなたはここに居ていい」というメッセージを伝え続けることが肝要です。

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「やってみたら?」と声をかけても、「面倒くさい」と返してくる。親としてはついイラッとしてしまうけれど、実はこの言葉には、子どもなりの“がんばれない理由”が隠れていることも。今回は、その奥にある気持ちを読み取るヒントと声かけの工夫について考えてみます。

なぜ「面倒くさい」と言うのか?

「ねえ、そろそろ宿題始めたら?」「えー、面倒くさい…」

こんなやり取り、家庭の中で一度は経験があるのではないでしょうか。

“面倒くさい”という言葉は、子どもたちがよく使う便利な表現です。でも、その本音はもう少し繊細な感情でできていることが多いのです。

たとえば:

本当はやってみたいけど失敗が怖い

どこから手をつけていいかわからず、不安だけが大きい

やるべきことが頭に浮かぶと、気持ちがすぐに重たくなってしまう

自分の努力が誰にも気づかれないのではという寂しさ

ある中学生の男の子は、提出物がたまっていたのに「面倒くさい」としか言いませんでした。しかし話を聴くうちに、「先生にはどうせ怒られるし、頑張ってもいい評価もされない」と感じていたことがわかりました。

“面倒くさい”は、心のブレーキをかけるための安全装置なのです。

「やればできるでしょ?」が効かない理由

「あなたならやればできるのに」「いつまでそうやって逃げるの?」

つい口から出てしまいがちな言葉たち。でもこれは、子どもの“傷”に塩を塗ってしまうようなものです。

「やればできる」ことは本人だって分かっている。だからこそ「やれてない自分」が情けなくて、腹立たしくて、“面倒くさい”という仮面をかぶってしまうのです。

あるお母さんは、「何度言っても動かないから、つい“なんでできないの?”と責め口調になってしまう」と話してくれました。でもそのあと、「それを言ったあと、いつも後悔するんです」とぽつり。

“効かない言葉”の背景には、親の「どうしたらいいのかわからない」という不安もあるのです。

「面倒くさい」の奥にある“やりたい気持ち”を見逃さない

本当はちょっと気になってる。ちょっとはやってみたい。だけどうまくいかないかもしれない。恥をかくかもしれない。だから「面倒くさい」って言っとこう。

この気持ちは、大人にも覚えがあるのではないでしょうか。

「面倒くさい」という言葉の裏には、「うまくできる自信がない」「否定されたくない」そんな切実な気持ちがあることがあります。

「やらないんじゃなくて、やれないんだよね」「ほんとはちょっと気になってるんでしょ?」

そんな風に“言葉にならない声”をすくい上げてくれる大人がいると、子どもは少しずつ、「じゃあ、ちょっとだけやってみようかな」と心を開いてくれます。

「その言葉の奥にある、声にならない気持ちに耳をすませて。」――児童精神科医・佐々木正美

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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不登校をした高校生の大学受験

不登校を経験した高校生の大学受験 不登校をしても大学受験をする高校生たち

不登校を経験しても大学受験をする高校生は結構います。最終的な受け皿が通信制高校になっていますが、今は通信制高校でも進学対策をする高校もあれば、高校卒業単位を通信制高校で取得してオンラインの予備校などに通い対策をすることもできます。

不登校しているからと言って学校が嫌いというわけではありません。むしろ学校に行きたいけどいけなかったという経験をしているので、学ぶ意欲は人一倍強いというケースもあります。

また、受験の形態も、共通テストをはじめとした一般入試だけでなく、総合型選抜(自己推薦)や学校推薦型選抜(指定校推薦、公募制推薦)などの定員や受験機会も増えてきており、問題集を山ほど解かなくても大学を受験すること、そして合格することが可能になりました。そして、一つ親世代が考え方を改めないといけないのは偏差値で大学を選ぶ時代は終わったということです。大事なのは大学でどんな学び(研究)に打ち込んだかということが求められる時代になりました。

これまでに私が関わった高校生たちも、複数名が総合型選抜や学校推薦型選抜で大学に合格しました。

受験までどんな時間を過ごすのか?

大学に行きたいという思いが湧いてきたらまずは大学の情報を調べることです。ネットでの検索はもちろん、パンフレットを取り寄せたり、オープンキャンパスに出かけたりします。そして自分の興味のあった学び(研究)ができる大学を選びます。

候補をあげたら、入試形態を見ます。総合型選抜、公募推薦に何が必要なのか、です。たいていは、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーションなどが求められます。学科試験を課すこともあります。

一般入試の場合も、必要な教科や科目がどんなものなのか、そして日程などを調べます。

そして必要な対策を施してくれる塾や予備校、または学校の講座などを受講します。

こういった一連の流れを親ではなく本人がやることに意味があります。もちろん時期が遅ければすでに出願が締め切っていることもありますので、できるだけ早めの行動がカギになります。

 

大学受験は不登校生を変化させる

大学受験は一つの目標になります。目標を立てるとそれに向かって行動します。その行動そのものが自分を肯定することにつながります。ただ、目標が大きすぎると挫折してしまいますので、ここは慎重さが要ります。単に目標が大きいからダメとも否定できません。大切なのはなぜその大学に行きたいのか?という理由です。そこをきちんと言語化することに意味があります。どの大学に行くかは手段にしかすぎません。

受験に取り組み始めると、それまでいろいろと言い訳をしていて勉強を避けたり、好きなことばかりをしていた生活が一変します。

学習塾ではありませんが、入試のサポートもいたします。

不登校のカウンセリングの中で目標が設定されることで、入試にチャレンジする高校生もいらっしゃいます。私自身もともとが私立の中高一貫校で教員をしておりました。また、総合型選抜・学校推薦型選抜の専門塾で志望理由書、小論文、面接等の指導もしております。

その他、学習への取り組み方が分からない、大学の選び方のご相談なども受付ております。

不登校のカウンセリングや入試のご相談などお気軽にお問合せください お問合せはこちらから…

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不登校生が3学期が苦手な理由

不登校している人が3学期が苦手な理由 冬休みが終わって3学期がスタート

3学期は短く、今の学年の集大成と言うべき時期で、学年末テストや合唱コンクールや球技大会などの行事があります。一方で入試があって高校などは学校が休みも増えます。イレギュラーなシーズンです。不規則なスケジュールは不登校していなくても結構ペースをつかむのが大変です。もし、お子さんに発達の課題がありASD傾向が強ければこういうイレギュラーなスケジュールへの対応は難しいと思います。

3学期のプレッシャー

3学期を終えると新学年になります。そうすると、次の進路のことを具体的に考えていかないといけない思いが強くなります。そしてそれに応えようとすればするほど、自分自身が何もしていない人間に見えて自己肯定感が下がります。

また、スケジュールがイレギュラーなので、たまに登校しようとしても学校行事をしていて会いたくないクラスメイトに会ったり、無理に行事に誘われたりして不安が強まることもあります。3学期に不登校が改善するというのは正直考えにくいです。

学校に行かなくても次の学年に備える

まずは、勉強の遅れを取り戻したいというのが正直なところかもしれません。高校の場合は単位認定や原級留置などとの兼ね合いで補習・補講を受ける必要が出てくると思います。必要であれば通信制高校への転校も考える必要が出てきます。

そして、もう一つの大きな課題が進路です。不登校生の困りごとの大きなものの一つが進路です。これについて考える機会と時間を創ることが必要です。

学校の先生と保護者だけでなく、スクールカウンセラーやフリースクールの先生などといろんな大人と話をすることが大事です。不登校している生徒本人も気づいていないプレッシャーを言語化してそこを緩めることです。

私はここ2~3年は中学3年生、高校3年生のカウンセリングをする機会が増えました。そういう子たちが口にするのは「もっと早くから相談しておけばよかった」ということです。1人で抱えている進路の課題とプレッシャーを支援する人と一緒に考えて軽くしていくことが大事になります。

不登校カウンセリングをご希望される方はこちらからお気軽にお問合せください お問合せはこちらから…

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