6月, 2021 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します

2021年6月

中学生が勉強しないのは○○がないから

中学生がが勉強する気になるのために必要な ○○ 

この○○にはどんな言葉が入るか?

やる気、集中力、勉強の面白み、興味、関心、意味、自信、やりがい・・・

いろいろな言葉が当てはまる。全部正解と言える。

しかし、当てはまる言葉は一つしかない。

勉強しないのは親の悩み

中学生の子どもをもつ親のほとんどが子どもが勉強しないことをが悩みの種である。

中学になると宿題が増え、勉強の内容も難しくなる。その上、成績は定期考査の結果で決まる。

「勉強しなさい」という言葉をかけることに効果はなく、むなしい感じさえする。

学習塾に通っても、通信教材を与えて一向に成績は上がらない。家庭教師を頼んでみたものの、今一つ頼りない。勉強しているのか、おしゃべりしているのか分からない。

そろそろ進路も決めないといけないのに・・・

子ども自身も何が足りないかは分かっていない

勉強しないのは何がないからか。

子どもに直接問いただしても、「やる気がない」という答えしか返ってこない。

しかしこれはまちがいだ。正確はには本人も嘘をついているつもりはないが、やる気がないは答えてではない。

やる気は行動しないと出てこない。勉強する前からやる気があることはない。

「勉強する意味が分からない。」そう応える中学生もいる。

これも間違いだ。意味が分かったから勉強するのではない。勉強しているから意味が見いだせるようになる。

正解は目標がないこと

子どもが勉強しないのは目標がないから。

小学校の勉強は目標なんかいらなかった。なぜなら、小学校の勉強の多くは直接生活に役に立つことが多いし、先生の言うことを素直に聞く。意味を問うなんていうところまで思考力が発達している児童は稀である。

だから与えられたものをこなし、達成することで楽しさを味わえる。

中学の勉強は小学校までとは全然違う。

内容も高度で量も多い。そして、何の役に立つのか分からない学びをする。

思考力も発達をするから余計に「意味」を考え始める。

その意味を見いだすためには目標が必要なのだ。

目標を考える時間をつくる

しかし、中学で目標について話しあう時間はない。なぜなら、学校現場は指導すべき内容をこなすこと、試験範囲まで授業を進めることで精いっぱい。

将来に向けた目標設定をする時間なんてない。せいぜい中学3年生になって高校を決める程度。その先の未来について話すことはない。

だから、意味を見出さないまま学べる人じゃないと、勉強をしない。

このコラムの○○に入るのは目標である。

目標がないなら立てればよい。目標があれば勉強に身が入る。学校の授業が新鮮に聞こえる。

それに一度決めたからそれに縛られなくても良い。自分で立てた目標はいつでも修正可能だ。

勉強しないで心配な親は子どもの目標を考える手伝いをすればよい。子どもの夢ができるだけ適うように応援する。それだけで子ども勉強に向かう姿勢は劇的に変化する。

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子どもが不登校になった。勉強の遅れが心配だけど・・・

お子さんが不登校になっての心配事は実は「勉強」です。親としては、勉強が遅れる、ただでさえ勉強してなかったのにこのままではどうなるのか?高校であれば、単位がとれるのか?進級できるのか?受験に間に合うのか?などなどがグルグルと頭名の中を回って悩んでしまうわけです。

しかし、不登校している子どもを見ると、勉強のことなんか言えないくらいに弱り果てている。それどころか日常の会話さえ成り立たない場合もあります。そんななかで、勉強のことなんか到底聞けないという思いでいらっしゃると思います。

言いたいことを言うべき相手に言えないときにストレスはたまります

不登校している子どもに対して、

なんで学校に行かないのか?

勉強はしているのか?

進路については考えているのか?いつ頃復帰するのか?

いろいろとききたいことはあるでしょう。そして、実際に聴いてみて「うるせえな!」とか「分かっているよ」など逆ギレされてしまった経験がおありの方もいらっしゃると思います。

この逆ギレの背後にある気持ちは、「今はきいてくれるな」、「親には言いたくない」など話をしたくないという思いがあります。

とはいえ、逆ギレでは親が知りたいことは分からないし、問題の解決には向かいません。親の不安は募るばかりです。

ただ、この逆ギレの反応も大切なのです。それは、子ども本人も気にしているからそういう反応が来るわけです。少なくともその話題に触れるタイミングではいというところかもしれません。この反応は人によってさまざまで、「実は勉強について不安だ」と気持ちを吐露する場合もあります。

勉強を強制するのは不味い場合がありますが、そのことについて尋ねることは大切です。どんな反応が返ってくるかで子どもの勉強に対する考えを読み取ることができます。

確かにこれでは親の不安は払拭されません。反応が返ってきたところで、子どもが勉強するようになったり、学校に戻るわけではないからです。

大切なのは「うちの子は大丈夫!」という子どもに対する信頼です。

不登校が親の愛情不足から来ているという考え方もありますが、子育てをパーフェクトにできる親なんていません。不登校になったから失敗したという考えは捨ててください。むしろ、そんな考えのまま子どもに接していたら「あなたは失敗作なのよ」というメッセージが伝わり、余計に自信を無くしてしまいます。

子どもさんがカウンセリングなどの支援を受けることも大切ですが、親御さんもカウンセリングを受けて、心を育み、お子さんに対する「大丈夫」のまなざしを向けてみてください。

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不登校の中学生がなぜカウンセラーには本音を話すことができるのか?

不登校のお子さんのカウンセリングの問い合わせは母親から入ってくる。現状の生活、学校に行かなくなったころの状況、親が考える原因と思しきこと・・・

そういったことを電話やメールで伺う。

そこにある問題は、すべて母親からの視点である。当事者である中学生が述べた言葉は断片的にしか語られない。

不登校しているかどうかにかかわらず、中学生は親に本音を話さない。少なくとも、不登校になりたての時には、日常会話すらやらない。

だから、親とは違う立ち位置から話をする人間が必要になる。

それがカウンセラーである必要はない。

だが、カウンセラーと同じような人間を見つけるのは難しい。

何が言いたいかというと、親、教師、親せきは、不登校している中学生のことを知っている。

先入観がある人間に対しては、話す側(中学生)も先入観を持っている。

すると言葉を選ぶ。

こういうふうに言うと、相手は否定してくるだろう。

こんな話をしても信じてもらえないだろう。

そういった思いがあると、考えが浮かんでも、話をしない。

カウンセラーは全くの部外者だ。

家族でも友達でもない。ただの通りすがりの大人である。通りすがりの大人と違うのは、聴く技術に長けていること。

そして互いに第三者である。守秘義務も守られる。

話を聴くプロが秘密厳守でひたすら話を聴いてくれる。

わがままで反抗期の中学生の失礼な態度や言葉遣いも気にしない。

当然、批判や評価が挟まれない。こうしたほうがいい、あーしたほうがいいという中途半端なアドバイスもしない。

ただ、ひたすら聴く。

誰にも言えない思いを言葉にしていくプロセスは、精神衛生をよくする効果がある。

カウンセラーとクライエントの関係は契約関係である。

万が一、合わなければ、カウンセリングを断ればいい。もともと関係がない相手だからあとくされなく離れられる。

カウンセラーのパーソナリティは基本的には受容的である。そして、焦らない。

だから相手軸(中学生軸)に立てる。上から目線な物言いや急かす足りすることをするカウンセラーはいない。

受容的、批判、評価なし、第三者、先入観がない・・・

こういった要件のもとに話しを聴くことを繰り返していくうちに、気が付いたら何でも話をしている。

本音を聞き出そうとは特にしない。

ただ、良い関係を築くこと、そして相手(中学生)を一人の人格ある存在として敬意をもって話を聴くこと。

この心がけによってできたリレーション(信頼関係)が、中学生の心を強く、しなやかなものに造り替えていく。

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