VCAが大切にしているものの一つが加点法です。
加点法は「いいね」を自分につけることとも言えます。
嫌なことや、つらいことがあっても、その中に「いいね」を探します。
例えば
・風邪をひいてしまった → ゆっくり休める
・新しいことを始めたけど三日坊主で辞めてしまった → チャレンジしただけでもすごいこと
見方を変えれば「いいね」が見えてきます。
でも場合によっては「いいね」と言われると腹が立つ状況だってあります。
例えば、
・親にきつくしかられた
・財布を無くした
・彼女にフラれたなどなど
それぞれに「いいね」を見つけることもできます。
・親にきつくしかられた → 親に大切な存在だと思われている
・財布を無くした → 新しい財布を買うチャンス
・彼女にフラれた → もっと素敵な人と出会える
でも、こういう風に言葉の上で置き換えても、実際の気持ちはついていきません。
「つらい、さみしい、嫌だな~」
という気持ちはなくならないんです。ここで無理に前向きにならないことです。
「いいね」を探しても、うまく「良い」と思えないときは
『「いいね」と思えなくてだめだ』と、自分を責めるのではなく、
『今は「いいね」と思えない。それでいい。』
その自分に「いいね」をつけるんです。
嫌な出来事があれば、落ち込むこと、気持ちがマイナスになることは、人として当然なんです。
そこに「それでいい」「そう感じて当然だ」と認める。
これがVCAが大切にしている加点法です。
どんな自分に対しても「いいね」をつけるというのは、プラス面にもっていって肯定するのではなく、
ありのままの自分に「いいね」を出すことです。
これが感情のケアであり、折れない心を育む秘訣なのです。