受験を控える不登校の息子さんへの声かけ
受験の不安は親も感じて当然
「もうすぐ中学3年生なのに、このままで大丈夫だろうか」「受験のこと、どう考えているんだろう」と、不安な気持ちでいっぱいかもしれませんね。お母さまがそう感じるのは、息子さんのことを心から大切に思っているからこそ。今日は、そんなお母さまに向けて、「受験を控える不登校の息子さんへの声かけ」についてお伝えしたいと思います。
「受験」がプレッシャーであるという前提で話をする
不登校のお子さんにとって、「受験」という言葉自体が大きなプレッシャーになることがあります。お母さまとしては「少しでも将来のために準備を…」と思われるかもしれませんが、息子さんの今の気持ちがそこに向いていない場合、焦らせる言葉は逆効果になってしまうことも。
まずは、お子さんが今どんな気持ちでいるのかを知ることが大切です。こんなふうに声をかけてみてはいかがでしょうか?
「最近、どんなことを考えている?」「受験のこと、もし何か気になっていることがあれば聞かせてくれる?」
このとき、大切なのは「答えを求めすぎないこと」です。話してくれたらラッキーくらいの気持ちで、まずはお子さんが「話しても大丈夫なんだ」と思える雰囲気をつくることを意識してみてくださいね。
受験をプレッシャーにしないための伝え方
もし、お子さんが受験に対して不安を口にしたり、少し興味を示したりしたら、それを受け止めつつ、こう伝えてあげてください。
「どんな道を選んでも、大丈夫だよ」「お母さんは、〇〇の味方だからね」
受験というのは、「どこかの学校に合格すること」だけがゴールではありません。むしろ、「自分のこれからをどうしたいかを考える機会」でもあります。不登校のお子さんにとっては特に、「今すぐ進路を決めなければいけない」と思うだけで気持ちが押しつぶされてしまうこともあります。
ですから、お母さまが「どんな道を選んでも大丈夫だよ」と伝えることで、お子さんは「今のままでもいいんだ」と安心し、自分なりの一歩を踏み出しやすくなるのです。
お母さまご自身のお気持ちも大切に
お子さんのことを考えれば考えるほど、不安になってしまうこともありますよね。「このままではいけないのでは?」「もっと何かしてあげるべきでは?」と、自分を責めたくなることもあるかもしれません。でも、大丈夫です。お母さまはもう十分頑張っていらっしゃいます。
もし、お子さんとの向き合い方に悩んだり、不安でどうしようもなくなったりしたときは、一人で抱え込まずに相談してくださいね。カウンセリングを通して、お母さまご自身の気持ちを整理することも、とても大切なことなんです。
不登校のお子様への声がけのヒントを無料でお送りしております。
不登校のお子さんへの声がけ集を入手する
不登校のお子さんへの声がけ集と、不登校対応のヒントとなる情報をメールにて配信しております。
不登校やキャリア教育に関するコラム
「親にできることは、近づくことだけじゃない。離れることで守れる関係もある。」
「親にできることは、近づくことだけじゃない。離れることで守れる関係もある。」
子どもが荒れて苦しいのは、あなたのせいじゃない──“距離をとる”ことが親子関係を守る選択になるとき
子どもが荒れているのは、私の育て方が悪かったのかもしれない。そんなふうに思いながら、毎日ぎりぎりのところで向き合っている母親がいます。暴言や無視、時には手が出ることもある子どもとの日々に、疲れ果ててしまうこともあるかもしれません。
でも、それはあなたのせいではありません。そして、苦しいときには**“距離をとる”ことも、親子の信頼を守るための大切な選択**なのです。
子どもが荒れるのは、親のせいじゃない
ここに見出しテキストを追加
「なんでこんなに怒るの?」「うちの子だけ、どうして…」子どもが家庭で暴言を吐いたり、物にあたったり、無視したりすると、「私の育て方が間違ってたのかもしれない」と、自分を責めてしまう方は少なくありません。
でも、子どもの“荒れ”の背景には、
学校や友人関係のストレス
発達や年齢的な葛藤
自分でも言葉にできないもやもやした気持ちが積もっていることが多いのです。
親にだけ荒れるのは、親を嫌いになったからではありません。むしろ、「ここなら出しても大丈夫かもしれない」という思いが、**“安全だからこそ見せる本音”**となって出てきていることもあります。
ただし、それをすべて耐えなければいけない理由にはなりません。
「距離をとる」ことは、見捨てることじゃない
あるお母さんがこう話してくれました。「このままだと、私も子どもに怒鳴り返してしまいそうで…怖くなって、別室に移動したんです。」すると、数時間後、子どもがふと「さっき、ごめん」とだけ言ってきたそうです。
“一緒にいて壊れそうなときは、少し離れる”これは、親として冷たくなることではなく、関係を守ろうとする、勇気ある選択です。
もし「距離をとったら、見捨てたと思われるのでは」と不安になるときには、「今はお互いに冷静になる時間が必要だよ」と一言添えてもいいかもしれません。
子どもは、案外その“間”の中で、自分の言動を見つめ直しているものです。
母親が“自分を守ること”は、子どもを守ることにもつながる
暴言、暴力、無視…それらが繰り返される中で、「それでも私は母親だから」と我慢し続けることは、あなた自身の心と体をすり減らしてしまいます。
● 声を荒らげられたら、少し距離をとる● 手が出そうな場面では、安全な場所へ避難する● 周囲の信頼できる人に、今の状況を共有する● 必要なら、第三者(学校、カウンセラー、支援機関)とつながる
これらはすべて、“逃げ”ではなく、あなたの命と信頼関係を守る行動です。がんばってきたあなただからこそ、限界を越える前に、自分を大切にする選択肢を持っていてほしいのです。
「この子の荒れに、全部応えなくていい」と思えたとき
子どもが荒れていると、つい「ちゃんと聞いてあげなきゃ」「支えてあげなきゃ」と思い詰めてしまいます。でも本当は、全部に応えられなくていいんです。
「今の私は受け止めきれないから、少し落ち着いてから話そうね」その一言が、あなたと子ども、両方の命綱になることもあります。
「親にできることは、近づくことだけじゃない。離れることで守れる関係もある。」
文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。
.cta-buttons {
display: flex;
flex-wrap: wrap;
justify-content: center;
gap: 16px;
margin-top: 32px;
}
.cta-button {
background-color: #f98c5f;
color: #fff;
padding: 12px 24px;
border-radius: 30px;
text-decoration: none;
font-weight: bold;
transition: 0.3s;
}
.cta-button:hover {
background-color: #e67646;
}
.cta-button.secondary {
background-color: #eee;
color: #333;
}
無料相談してみる
メルマガを受け取る
こちらの記事もおすすめです
Elementor #4082
2025年6月2日
コメントはまだありません
.elementor-widget-heading .elementor-heading-title{font-family:var( –e-global-typography-primary-font-family ), Sans-serif;font-weight:var( –e-global-typography-primary-font-weight );color:var( –e-global-color-primary );}.elementor-4082 .elementor-element.elementor-element-56f8e190{text-align:center;}.elementor-widget-text-editor{font-family:var( –e-global-typography-text-font-family ), Sans-serif;font-weight:var( –e-global-typography-text-font-weight );color:var( –e-global-color-text );}.elementor-widget-text-editor.elementor-drop-cap-view-stacked .elementor-drop-cap{background-color:var( –e-global-color-primary );}.elementor-widget-text-editor.elementor-drop-cap-view-framed…