進路相談によくある誤解!受験勉強のやる気がアップする活用法とは?

進路相談ってされたことありますか?もしかしたら、そんなことを相談できることがあることを知らないという方もいらっしゃるかもしれません。学校であれば、担任の先生、進路指導の先生がいますが、それ以外にも、塾や予備校の先生、外部のカウンセラーを活用する方法があります。進路の相談に乗ってくれる大人は結構いるのですが、実は、活用されていないのが実情です。将来のことを決めるだいじなことなのになぜ、進路相談に行かないのか。そこには進路相談に対する誤解があるからです。

誤解1 進路相談をすると否定されるかもしれないという怖さがある

 進路の相談をして親に反対されたり、厳しいことを言われた経験があるのではないでしょうか?この経験が将来のことを話すと否定されるという思い込みをつくってしまいます。進路相談は、鼻からかあなたの可能性を否定することはありません。 第三者の大人だからこそ、先入観なく、あなたの将来の話を肯定的に受け止めることができます。あなたが描く将来の話を今の自分にできることを考えます。

 親はこれまでのあなたのことを最も近くで見ている大人ですから、良いところも悪いところもわかっています。そして何より、大切な我が子の将来ですから心配するのは当然なのです。最終的に進路の話を親抜きで進めることは難しいです。なぜなら経済的な面でお世話になるのは親だからです。ただ、進路の相談は親に相談するのとは違います。もしかしたら、すでに親の反対を受けている場合もあるかもしれません。でも、将来を真剣に考えて、どうやったら自分の夢が実現するのか、その筋道を立てて、今やるべきことを努力しさえすれば、「そこまで考えているのであれば頑張りなさい」と親も応援してくれる存在になります。

自分の考えをしっかりさせ、将来に向けた行動を引き出すためのだ一歩が進路相談なのです。

誤解2 進路の相談は恥ずかしい

 夢はあるんだけどそれを人に言うのが恥ずかしいという場合もあります。俳優や声優、芸人、それからアイドルになりたいとか。他にもミュージシャン、画家になりたい、詩人になりたい、実はプロのサッカー選手を目指している、ユーチューバーになりたい・・・などなど。テレビやネットで見える仕事にあこがれることはあっても、本気で自分がそれになりたいというと、周りには「え~!それマジで言ってるの?」という反応が返ってきます。学校の先生もなかなか取り合ってくれないところであります。

 自分の中でも「こんなことを言ったら笑われるだろうな」と思ってなかなか口にすることがありません。そして、誰かに相談する前に諦めてしまうわけです。しかし、これはとてももったいないことなのです。実際になれるかどうかは、これからのあなたの頑張り次第なわけです。誰かに相談できないから、または相談しても「やめておけ」とか「それは難しいよ」と言われたから目指すのをやめるというのはもったいないのです。

 否定的なことを言う人の特徴はその職業のなり方が分からないからです。たとえば、学校の先生に「プロ野球選手になりたい」と話すと「そんな、プロで活躍できるなんてほんの一握りなんだぞ。やめておけ。」と言われます。でもプロ野球選手に「プロ野球選手になりたいです」というと「君には無理だから」と頭ごなしに否定されることはまずありません。きっと応援してくれるはずです。

 実は進路相談で自分の将来を話すことが恥ずかしいというのは、もしかしたらどうやったら自分のやりたい仕事に就けるのかわからないからかもしれません。これからの何を頑張ったら良いのか分かれば、もっと堂々と人に自分の夢を語れるようになります。そして、人に話をしていくうちに、アイディアが生まれます。応援してくれる人も増え、情報が集まってくるのです。進路の相談は夢実現のスタートになります。

まだ若い10代の若者が「恥ずかしい」という理由だけで将来の夢をあきらめるのはもったいなさすぎます。ぜひとも、相談に来てください。

誤解3 進路について考えがまとまっていないから相談に行けないと思っている

 考えがまとまっていないから相談に行けないというのも多い誤解の一つです。考えがまとまらないから相談に行くのです。将来のことは何から話していいかわからないですし、考えること自体が面倒くさかったりします。

中学→高校→大学→就職→結婚・・・と平成の初めのころまではこのスタイルが一般的でした。同世代、同級生ならみんなが同じライフステージにいたわけです。ある程度の方向性さえ決めておけば、社会の流れに乗って、人生を歩むことができました。しかし、時代は変わり、自分の将来について自分で考えていかないといけなくなりました。転職する人も多い、脱サラして起業する人もいる。大学卒業してもすぐに働かなかったり、学生時代に留学したり、仕事をいったんやめて大学院に入ったりと多様な選択をする人も増えています。しかも、情報量も多いわけですから、何をもとに自分の将来を考えてよいのかがわからないのです。

そんな時代だからこそ、自分の進むべき方向性、生き方の軸をもつ必要があるのです。

実は進路相談に一番に来てほしいのは、「自分の進路について全く考えがまとまっていない人」なのです。だからこそ、悩みを言葉にして、自分の将来に向き合う必要があるのです。

進路が決まると受験勉強にもやる気が出る

受験勉強というのは大学に合格するためにやるものです。その大学の先には自分が思い描く将来の働きがあります。今の勉強が、将来の自分とつながっているから、本気になるわけです。つまり目の前の頑張りが将来の結果を創ることあ明確になるからこそ、受験勉強に意味が見いだせてやる気が出るだけではなく、やる気が続く状態になるのです。

高校生になり「受験勉強しないといけない」と思って、教材を買ったり、予備校に行ったりして、勉強する環境は整えても、「何のために勉強するのか?」が不明確であれば、勉強に身が入らないのです。勉強の計画を立てて、毎日やるぞと思っても、うまく勉強できないのは、自分の進路に納得していないからかもしれません。

進路相談をして、自分の進路に納得し、自信が持てれば、勉強する目的ができます。そうなれば、苦手な教科、難しい問題にも立ち向かうことができます。

進路は最終的には自分で決定するものです。その手助けをするのが進路相談です。自分が描いた進路に初めから自信満々の人はいません。だからこそ、自信をもって考え、そして行動する必要があります。自分が行きたい道に進めるよう自信を持ちたい方はぜひとも進路相談にお越しください。


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