将来を考えるというのは選択への準備

人生は選択の連続です

なんてありきたりな言葉ですが、実際にそうなんです。

  

高校生であれば、文系をとるか理系をとるか、大きな選択を迫られます。

それ以前にも、どの高校にいくのか、クラブ活動をどうするのかを考えさせられます。

大人になるにつれて、その選択肢は増え、そして悩みも深くなります。

それは、進学や就職だけではありません。

付き合う相手、結婚、住むところなど上げればきりがないくらいの選択肢を検討しなければならないのです。

そして、選択肢を検討するだけではなく、最終的には選択しなければならないのです。

決めないといけないのです。

そのときに必要なのは、決断力になります。

決断力には勇気が伴います。なぜかというと、

一つを決めるということは他のすべてを捨てることだからです。

 

選択肢が捨てがたいものであればあるほど、勇気が必要で決めきれない時間が長く続きます。

この決めきれない時間は悩んで過ごすことになります。

進学にしてもそうです。

 

例えば、いくつかの大学を受けた。そのうちの3つに合格した

一つは有名私大。世間ではだれもが知っている大学。でも家から通うことになるし、一人暮らしをしたかった自分としては不本意な部分もある。

二つ目はあまり有名ではないが、自分のやりたいことをやっている大学。オープンキャンパスでとても魅力を感じた。家から通えるが、片道一時間半以上かかる。

三つ目は国立大学。家を出て一人暮らしはできるが、実際にやりたいことができるかというと微妙なところ。

 

いろいろな判断があると思います。大学に合格したもののどう決めていいかわからない。

もちろん大学ですから、やりたいことができるのが一番です。でも、通学は毎日のことです。そして一人暮らへのあこがれもあります。

考えれば考えるほど悩んでしまいます。

友達に相談する、先生に相談する、親に相談する。

でも、答えを出すのは自分自身なんです。みんな話は聞いてくれますが、答えは教えてくれないのです。

しかし、悩んでいるといいながらも、考えているうちに答えが見えてくるのです。

ただ、その答えに決める勇気がないのです。

 

悩んでいる時間が無駄だとは思いません。でも、答えが出ているのに悩むのは意味がありません。

 

最終的に悩みのスパイラルから抜けるには、決断するしかありません。

で、この決断力はどこからくるのか?

それは自分の中にある価値観です。自分の中の譲れないものです。これは自分をよくよく見つめておかないとなかなか言語化できません。

だから、自分を振り返る時間が必要なのです。

決断する日は決まっているのにその準備をしないのはもったいないのです。

 

いくら勉強を頑張って、大学に合格しても、決断を誤ってしまうと、その努力が全く無意味になってしまう恐れがあるのです。

大学にしろ高校にしろ、合格の先にある決断についても十分な準備が必要なのです。

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