「将来のことを考える塾をつくるんです」というと、
「そんな、中学生や高校生のうちから将来を決めないといけないですかね?もっといろんな経験をしないと、先のことなんか決められないんじゃないですか?」
尋ねられたことがあります。
確かに、将来のことをすべて決めるには若いのかもしれません。しかし、決めることと考えることは別です。ましては将来のこととなると、考えてすぐに答えが出るものではないのです。
早くから考え始めれば、それだけ考えを練ることができるわけで、より自分に納得する答えを見出すことができるようになります。
考えるためには自分の頭の中に「問い」がある必要があります。
漠然と「将来どうするの?」と自分に問いかけてもなかなかすぐには答えが見つかりません。
漠然とした質問からは漠然とした答えしか出てこないからです。
将来を考えるためには「良き問い」にたくさん出会って、その都度考えていく必要があります。
この考え続ける先に、将来を決めるというプロセスがあるわけです。
考えるプロセスを飛ばして、決めることはできません。