12月, 2018 | 不登校サポート | 家庭と子どもの再スタートを応援します

2018年12月

進路相談によくある誤解!受験勉強のやる気がアップする活用法とは?

進路相談ってされたことありますか?もしかしたら、そんなことを相談できることがあることを知らないという方もいらっしゃるかもしれません。学校であれば、担任の先生、進路指導の先生がいますが、それ以外にも、塾や予備校の先生、外部のカウンセラーを活用する方法があります。進路の相談に乗ってくれる大人は結構いるのですが、実は、活用されていないのが実情です。将来のことを決めるだいじなことなのになぜ、進路相談に行かないのか。そこには進路相談に対する誤解があるからです。

誤解1 進路相談をすると否定されるかもしれないという怖さがある

 進路の相談をして親に反対されたり、厳しいことを言われた経験があるのではないでしょうか?この経験が将来のことを話すと否定されるという思い込みをつくってしまいます。進路相談は、鼻からかあなたの可能性を否定することはありません。 第三者の大人だからこそ、先入観なく、あなたの将来の話を肯定的に受け止めることができます。あなたが描く将来の話を今の自分にできることを考えます。

 親はこれまでのあなたのことを最も近くで見ている大人ですから、良いところも悪いところもわかっています。そして何より、大切な我が子の将来ですから心配するのは当然なのです。最終的に進路の話を親抜きで進めることは難しいです。なぜなら経済的な面でお世話になるのは親だからです。ただ、進路の相談は親に相談するのとは違います。もしかしたら、すでに親の反対を受けている場合もあるかもしれません。でも、将来を真剣に考えて、どうやったら自分の夢が実現するのか、その筋道を立てて、今やるべきことを努力しさえすれば、「そこまで考えているのであれば頑張りなさい」と親も応援してくれる存在になります。

自分の考えをしっかりさせ、将来に向けた行動を引き出すためのだ一歩が進路相談なのです。

誤解2 進路の相談は恥ずかしい

 夢はあるんだけどそれを人に言うのが恥ずかしいという場合もあります。俳優や声優、芸人、それからアイドルになりたいとか。他にもミュージシャン、画家になりたい、詩人になりたい、実はプロのサッカー選手を目指している、ユーチューバーになりたい・・・などなど。テレビやネットで見える仕事にあこがれることはあっても、本気で自分がそれになりたいというと、周りには「え~!それマジで言ってるの?」という反応が返ってきます。学校の先生もなかなか取り合ってくれないところであります。

 自分の中でも「こんなことを言ったら笑われるだろうな」と思ってなかなか口にすることがありません。そして、誰かに相談する前に諦めてしまうわけです。しかし、これはとてももったいないことなのです。実際になれるかどうかは、これからのあなたの頑張り次第なわけです。誰かに相談できないから、または相談しても「やめておけ」とか「それは難しいよ」と言われたから目指すのをやめるというのはもったいないのです。

 否定的なことを言う人の特徴はその職業のなり方が分からないからです。たとえば、学校の先生に「プロ野球選手になりたい」と話すと「そんな、プロで活躍できるなんてほんの一握りなんだぞ。やめておけ。」と言われます。でもプロ野球選手に「プロ野球選手になりたいです」というと「君には無理だから」と頭ごなしに否定されることはまずありません。きっと応援してくれるはずです。

 実は進路相談で自分の将来を話すことが恥ずかしいというのは、もしかしたらどうやったら自分のやりたい仕事に就けるのかわからないからかもしれません。これからの何を頑張ったら良いのか分かれば、もっと堂々と人に自分の夢を語れるようになります。そして、人に話をしていくうちに、アイディアが生まれます。応援してくれる人も増え、情報が集まってくるのです。進路の相談は夢実現のスタートになります。

まだ若い10代の若者が「恥ずかしい」という理由だけで将来の夢をあきらめるのはもったいなさすぎます。ぜひとも、相談に来てください。

誤解3 進路について考えがまとまっていないから相談に行けないと思っている

 考えがまとまっていないから相談に行けないというのも多い誤解の一つです。考えがまとまらないから相談に行くのです。将来のことは何から話していいかわからないですし、考えること自体が面倒くさかったりします。

中学→高校→大学→就職→結婚・・・と平成の初めのころまではこのスタイルが一般的でした。同世代、同級生ならみんなが同じライフステージにいたわけです。ある程度の方向性さえ決めておけば、社会の流れに乗って、人生を歩むことができました。しかし、時代は変わり、自分の将来について自分で考えていかないといけなくなりました。転職する人も多い、脱サラして起業する人もいる。大学卒業してもすぐに働かなかったり、学生時代に留学したり、仕事をいったんやめて大学院に入ったりと多様な選択をする人も増えています。しかも、情報量も多いわけですから、何をもとに自分の将来を考えてよいのかがわからないのです。

そんな時代だからこそ、自分の進むべき方向性、生き方の軸をもつ必要があるのです。

実は進路相談に一番に来てほしいのは、「自分の進路について全く考えがまとまっていない人」なのです。だからこそ、悩みを言葉にして、自分の将来に向き合う必要があるのです。

進路が決まると受験勉強にもやる気が出る

受験勉強というのは大学に合格するためにやるものです。その大学の先には自分が思い描く将来の働きがあります。今の勉強が、将来の自分とつながっているから、本気になるわけです。つまり目の前の頑張りが将来の結果を創ることあ明確になるからこそ、受験勉強に意味が見いだせてやる気が出るだけではなく、やる気が続く状態になるのです。

高校生になり「受験勉強しないといけない」と思って、教材を買ったり、予備校に行ったりして、勉強する環境は整えても、「何のために勉強するのか?」が不明確であれば、勉強に身が入らないのです。勉強の計画を立てて、毎日やるぞと思っても、うまく勉強できないのは、自分の進路に納得していないからかもしれません。

進路相談をして、自分の進路に納得し、自信が持てれば、勉強する目的ができます。そうなれば、苦手な教科、難しい問題にも立ち向かうことができます。

進路は最終的には自分で決定するものです。その手助けをするのが進路相談です。自分が描いた進路に初めから自信満々の人はいません。だからこそ、自信をもって考え、そして行動する必要があります。自分が行きたい道に進めるよう自信を持ちたい方はぜひとも進路相談にお越しください。

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高校生におススメ!進路相談を上手に活用するための3つのポイント

進路の悩みの問題の一つは、相談相手がいないということです。先生は忙しい、場合によっては、関係があまりよくなく「相談したくない」と思っている場合があります。親も確かに相談相手ですが、いきなり結論を求めてきたり「そりゃ無理だろう」などと話を聴ききってくれる前に否定されたりします。でも、一人で考えていてもなかなか答えが出ない。そんなときに進路相談カウンセラーを活用してもらいたいと思います。

 1 自分の考えがうまくまとまっていなくても、相談しに行く 〇ある程度まとまってからじゃないといけないことはない

進路の悩みを考えるのは難しいことなんです。なぜなら、答えが決まっていないからです。テストの問題のように正解が定められていません。しかも、その答えは自分自身で出さないといけないのです。そして、考えるための方法も材料も不足しています。一方で今は、いろんなことがインターネットですぐに調べられます。情報が非常に多い時代ですので、分からないからと調べれば調べるほど混乱します。進路の悩みに対して、まとまった考えがないのに相談に行くのは恥ずかしいと考える人もいるかもしれません。しかし、考えがまとまらないから相談に行くのです。

 〇進路のことを考えるときに最初に聴かれる(考える)質問は・・・

「将来、どんな仕事をしたいんだろうか?」

「自分が学びたいこと、身に着けたいことって何だろう?」

「何のために進学するんだろう?」

 といった自分への問いかけが進路についての最初の問いです。この問いは結構、漠然としていて、考えるのが難しいです。答えが出ないまま、同じ問いをどんどん繰り返していくと、だんだん自分を責めているような感覚に襲われてきます。進路の相談をするとその状態から抜け出すことができます。

 たとえば、「将来、どんな仕事をしたいんだろう?」と問いかけると同時に「どんな仕事をしたくないだろう?」と考えてみる。または、「どんな仕事があるだろう?」とか「どんな仕事に興味があるだろう?」と相談相手が問いをいろいろと言い換えてくれます。すると、考え方も違ってきたりします。 

考えていても、なかなか答えらしいものにたどり着かなくても、小さいころに好きだった遊びだとか、これまで出会った大人であこがれたり、かっこいいなと思った人の話とか、を相談相手に語っているうちに、「ハッ」と何かが閃いたりもします。考えがまとまらないのは当然のこと、だから何でもいいし「将来のことって言われても、ピンとこないし、よくわからないんですが・・・」と相談をスタートすることも、進路相談としては大歓迎です。 

2 進路の相談をする相手は選ぶ

誰に相談するかで、自分の考えも変わってきます。進路について相談に行ったのに「それは難しい」とか、「君にはあまり向いていないと思うよ」なんて否定的なことを言われると気持ちがなえてしまいます。もちろん、そういう意見も貴重ですが、進路相談の入り口としてはNGです。否定的な人は避けましょう。相談相手として一番適当なのは、変にほめてくれる人でも、否定する人でもなく、的確な問いを投げかけて、じっくりと話を聴いてくれる人です。そういう相手に大胆に自分の夢を語ります。そうすると、自分が背伸びしていたり、考えが甘かったりするところが見えてきます。

 親や先生も相談相手としては悪くありません。最終的には相談に行って、結論を伝えないといけない相手であることは間違いありませんが、現実的なコメントをされたり、頭ごなしに否定されることもあります。親や学校の先生に否定されると、思いのほかへこんでしまいます。特に両親は、子どもを愛するあまり、いろんなことを言ってきます。一番応援してくれる存在ですし、経済的な面では親に支援してもらわないと普通は進学できません。最終的に相談して、味方になってもらいたい存在です。ですが、あまり考えがまとまらない間に相談すると、関係がこじれることがあります。考えがまとまらないうちは、第三に相談しましょう。

 3 早いうちに相談に行く

進路について悩んでいるのに、相談しても、しなくても結論を出さないといけない期日はどんどん迫ってきます。期日が迫ってくると当然焦ってきて、投げやりな答えを出しかねません。「まだ、自分は進路について考えるのは時期が早い」という人は誰もいません。進路については期限が決まっています。

 

進路のことは高校3年生になってから考えるのでは遅いです。できるだけ早いうちに相談に行くことをお勧めします。その理由は3つあります。

①答えを出すのに時間がかかる

進路の結論は、すぐに決められるものではありません。特にやりたいことがない場合は、それを考えたり、見つけたりしないといけません。考えるのに自分自身のこれまでの経験や、考えと、社会の動き、それに加えて、自分が選択可能な選択肢がどれだけあるかも検討しないといけません。オープンキャンパスに行ったり、資料を取り寄せたりということも必要になります。しかも、今は情報が多い時代です。調べ方が以前に比べて容易になりました。その分、時間がかかるようになったとも言えます。

②期限が迫ってくると焦ってしまい、自分を納得させる答えが出しにくくなる

高校3年生になって場当たり的に進路を決める人がいます。しかし、うまくいかなかったケースをいくつか知っています。そのうちの一つです。

 高校3年生の2学期、ようやく進路を考え始めた男子生徒がいました。その時の成績をもとに、行けそうな大学に志望校を決めました。彼はその大学の経済学部に進学しました。しかし、実際に自分のやりたいことかどうか分からないまま、大学生活を続けていましたが、大学2年の春ごろに「なんか違う」と思うようになり、大学に行かなくなりました。結局2年休学したのちに、中退しました。

 これは進路考えるタイミングが遅すぎた結果と言えます。もし、後1年、半年はやく考え始めていれば、もっといろいろな選択肢を検討する時間、自分が進みたい大学がどんな学問をするところなのかを知ることができました。彼が進路を決める決定的なものは「時間がなかったから知っている大学にした」というものです。つまり、焦っていたのです。

 ③自分で答えを出さないといけない。

進路についての結論は自分で出さないといけないものです。誰も答えを出してくれないのです。実はこれが最大の難関でもあります。自分を納得させる必要があります。自分中で1回は結論を出して、親や学校の先生にも相談して、決定したとしても、「本当にこれでよかったのか?」と悩みが再びぶり返してくることさえあるのです。

 

まとめ

進路というのは自分ひとりで思い悩んで考えるものではありません。いろいろな情報を検討しつつ、人に相談しつつ考えるものです。また、将来のことを話すことは決して恥ずかしいことではありません。やりたいことがあるのに、恥ずかしくて相談できないというのはもったいないことです。人に話せばそれだけ、確かなものが見えてきます。進路の相談はあなたの可能性を広げるものになります。

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