中学生がが勉強する気になるのために必要な ○○
この○○にはどんな言葉が入るか?
やる気、集中力、勉強の面白み、興味、関心、意味、自信、やりがい・・・
いろいろな言葉が当てはまる。全部正解と言える。
しかし、当てはまる言葉は一つしかない。
勉強しないのは親の悩み
中学生の子どもをもつ親のほとんどが子どもが勉強しないことをが悩みの種である。
中学になると宿題が増え、勉強の内容も難しくなる。その上、成績は定期考査の結果で決まる。
「勉強しなさい」という言葉をかけることに効果はなく、むなしい感じさえする。
学習塾に通っても、通信教材を与えて一向に成績は上がらない。家庭教師を頼んでみたものの、今一つ頼りない。勉強しているのか、おしゃべりしているのか分からない。
そろそろ進路も決めないといけないのに・・・
子ども自身も何が足りないかは分かっていない
勉強しないのは何がないからか。
子どもに直接問いただしても、「やる気がない」という答えしか返ってこない。
しかしこれはまちがいだ。正確はには本人も嘘をついているつもりはないが、やる気がないは答えてではない。
やる気は行動しないと出てこない。勉強する前からやる気があることはない。
「勉強する意味が分からない。」そう応える中学生もいる。
これも間違いだ。意味が分かったから勉強するのではない。勉強しているから意味が見いだせるようになる。
正解は目標がないこと
子どもが勉強しないのは目標がないから。
小学校の勉強は目標なんかいらなかった。なぜなら、小学校の勉強の多くは直接生活に役に立つことが多いし、先生の言うことを素直に聞く。意味を問うなんていうところまで思考力が発達している児童は稀である。
だから与えられたものをこなし、達成することで楽しさを味わえる。
中学の勉強は小学校までとは全然違う。
内容も高度で量も多い。そして、何の役に立つのか分からない学びをする。
思考力も発達をするから余計に「意味」を考え始める。
その意味を見いだすためには目標が必要なのだ。
目標を考える時間をつくる
しかし、中学で目標について話しあう時間はない。なぜなら、学校現場は指導すべき内容をこなすこと、試験範囲まで授業を進めることで精いっぱい。
将来に向けた目標設定をする時間なんてない。せいぜい中学3年生になって高校を決める程度。その先の未来について話すことはない。
だから、意味を見出さないまま学べる人じゃないと、勉強をしない。
このコラムの○○に入るのは目標である。
目標がないなら立てればよい。目標があれば勉強に身が入る。学校の授業が新鮮に聞こえる。
それに一度決めたからそれに縛られなくても良い。自分で立てた目標はいつでも修正可能だ。
勉強しないで心配な親は子どもの目標を考える手伝いをすればよい。子どもの夢ができるだけ適うように応援する。それだけで子ども勉強に向かう姿勢は劇的に変化する。