不登校していることを友達がサボりだといってバカにしてくる

不登校をしている人の気持ちを、同年代の人に理解してもらうのはなかなか難しいところがあります。中学生くらいだと、自分の考えでしか物事をとらえることができないからです。高校生になると少しできるようになりますが、それでも理解してくれる人は少ないです。

不登校している生徒さんにとって大切なのは味方をつくることです。これまで一緒に学んでいたクラスメイトやクラブの友人は、同じ環境に身をおいているから味方でいてくれたのです。しかし、不登校という彼らとは違う世界に身を置くと、もともとの学校の友達を味方につけるのはなかなか難しいところがあります。

だから、学校の外に味方をつくるこが必要になります。そそれは同世代ではなく大人であっても良いのです。不登校している辛さやうまく言葉にできない気持ちを受け止めて肯定してくれる存在です。

そういう存在がいると友達に何を言われても耐えきれるようになります。平気にもなります。

友達にバカにされるのは確かに嫌です。でもそこで、友達に合わせるために学校にいくことは、あまりためになりません。

不登校はあなた自身が生き方を考える大切な時間なのです。本来行くべき学校に行かず、勉強やクラブ、友達からも離れ一人になる。それはとても辛く孤独な時間です。しかし、その時間を通じて、自分の人生と向き合い、前に進んでいく人のなんと多いことか。

不登校は決してバカにされて良い時間ではありません。ただ、理解されにくいので「ダメなこと」と認識されますが、不登校をプラスに受け止めて歩んでいる人は結構います。活躍している人もたくさんいます。

不登校をしたから人生がためになるわけではありません。友達にバカにされるから自分が間違っているというのでもありません。

むしろ、堂々と不登校をして自分と向き合ってみてください。必ずその先に希望があります!

不登校の解決に向けたメルマガを読む 不登校やキャリア教育に関するコラム 子どもを信じるって、どういうこと? 子どもを信じるって、どういうこと? ◆子どもを「信じる」とはどういうこと? ― 信用と信頼のちがいから考える

新学期が始まるこの時期、朝起きられない子どもの姿を見て、「またダメだった」とがっかりしたり、焦ったりしている親御さんもいるかもしれません。一方で、「信じてるよ」と言いながらも、本当にこのままでいいのだろうかと、不安になることもあるでしょう。

このコラムシリーズでは、不登校の子どもと日々を過ごすなかで、親の心が揺れるのは当たり前であることを前提にしながら、それでも子どもを“信じる”とはどういうことなのかを、6つのまなざしから考えていきます。

◆「信じてる」の奥にあるもの 「この子なら大丈夫」「きっと動き出せる」――

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。そんな思いで、心の中で「信じてる」と言い聞かせながら日々を過ごしている方も多いかもしれません。

けれど、ふと気づくと、それが「こうなってほしい」という“期待”になっていたり、過去の行動に基づいた“信用”になっていたりすることがあります。

たとえば、こんなやりとりはどうでしょう。

――ある朝、「今日は行けるかも」と本人がつぶやいた。親としては内心ドキドキしながら、「うん、わかった」と返す。子どもが自分で考えて動いてくれることを信じて、そっと背中を押すような気持ちで応じた。

けれど結局、その日は布団から出られなかった――。

そんなとき、親の中にはがっかりした気持ちとともに、「せっかく本人が“行けるかも”と言っていたのに…」という思いが湧いてくるかもしれません。この“がっかり”はとても自然な感情です。けれど、もしその「信じてる」が「やれるよね?」という“期待”や、「前も行けたから今日もきっと」という“信用”だったとしたら、その落胆も無理はありません。

では、これが「信頼」だったとしたら――。

同じように「今日は行けるかも」と聞いたときに、親はこう思うかもしれません。

「この子の中に“行こう”とする気持ちが芽生えてきたんだな」「たとえ今日は行けなかったとしても、その気持ちが出てきたことが、この子の歩みの一部なんだな」

そして、布団から出られなかったとしても、「行けなかったこと」よりも、「行こうと感じたその瞬間」に目を向け続ける。そんなまなざしが、“信頼”なのだと思います。

信頼は、「今日できるか」「明日動けるか」を判断するものではありません。今すぐ変わらなくても、この子にはこの子のリズムがある――そう見守る、深く静かなまなざしです。

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吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

◆「期待・信用・信頼」の違いを整理してみましょう 言葉 意味 子どもとの関係での例 期待 未来に望むこと 「新学期には行けるようになるはず」 信用 過去の実績で判断する 「前に行けたから、今日も行けるはず」 信頼 存在そのものを認める 「今できなくても大丈夫。この子はこの子のペースで歩いている」

信頼は、結果に左右されない安心感を与えます。「信じてる」という言葉が、子どもを変えるためのものではなく、「あなたはあなたのままでいい」と伝える言葉になるとしたら――それは、子どもにとって何よりの支えになるかもしれません。

◆信じるとは、ただ待つことではない

信じることは、「待つ」こととも少し違います。コントロールせずに、でも放っておくのでもなく。不安や焦りがあっても、安心できる空気を整えていくこと。それが、子どもに向ける「信頼」のかたちです。

「信じるとは、見えない芽が地面の下で育っていると信じて、水をあげ続けること。」― 作者不詳

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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