勉強するやる気をなくしてしまう、使ってはいけない3つの言葉

中学生 高校生が勉強するやる気をなくしてしまう、使ってはいけない3つの言葉 勉強しないといけないという焦りから出てくるネガティブな言葉

勉強しないといけないという思い中学生、高校生であれば多くの人がもっています。中間テストや期末テストの答案が返却されて、思ったほど点数が取れていないとき「よし、次こそはやるぞ」とそのときにはやる気になります。

家に帰るまでの道のりで、勉強の対策を立てる。そして、いよいよ勉強ができる環境が整うと、急にやる気がなくなってしまう。机に向かって問題集を開く代わりにスマホを触ってしまう。

勉強に取り掛かろうとしてもなかなか行動できない。

やる気にはなるし、やらないと分かっている。でも行動できない。

これは実は普段つかっている言葉の中に原因があります。

ここでは行動力をあげるために使うのをやめることをお勧める3つの言葉を紹介します。

やる気をなくさないために使うのをやめたほうが良い言葉その1 面倒くさい

英語の宿題が面倒くさい

学校に行くのが面倒くさい

部活めんどくさい

結構いろんな場面でこの言葉に触れているはずです。「面倒くさい」という言葉を1日使わずに過ごすことはあるでしょうか?言葉にしないまでも、心の中でつぶやいていたりする可能性もあります。意識しないレベルでの心のつぶやきです。

面倒くさいという言葉を放ったあと、自分がやるべきことに行動が向くでしょうか?勉強しないといけないと思って家に帰っても、この言葉が出てきた瞬間に、「まあいいや」とか「後でやろう」ということになり、マンガ本を読んだり、スマホを触ったり、テレビを見たりしてしまいます。

面倒くさいという言葉の扱いはかなり面倒くさいです。

やる気をなくさないために使うのをやめたほうが良い言葉その2 無理 ムリ

わたしには無理

それ無理

マジ無理

これは教師時代の経験ですが、勉強の仕方に関するアドバイスを求めてくる生徒がいました。しかし、どんなアドバイスをしても「それ無理」「ムリムリ」と言われました。「そんなに無理って言われたら、アドバイスのしようがないよ」というと「え~、無理~」と・・・

とにかく何をいっても「無理」と言ってくる。そこで「難しい」とか「なんとかなりそう」とか「ここまではできるけど、残りは後にする」など、断ったり、譲歩したりする言葉はあります。でも「無理」の一言で全否定すると、そのあとの可能性がすべてゼロになってしまいます。

「無理」という言葉は自分の可能性を否定するだけでなく、思考もストップしてしまいます。つまり、この言葉を使った時点で、考えることすら放棄してしまいます。

勉強しようと思っていても心の中に「やっぱ無理」という言葉が出てきて、そのあと勉強する気持ちを起こすには結構な手間と時間がかかります。「無理」という言葉を使うことは控えましょう。

やる気をなくさないために使うのをやめたほうが良い言葉 その3「どーせ・・・」

どーせ私なんて、どーせオレなんて

どーせ無理、どーせできないし

頑張ったってどーせうまくいかないし

「どーせ○○」というのは自分のことを自分以下に見ている言葉です。とてももったいないです。若い人は可能性を秘めています。確かに今の自分はできないこともあるかもしれません。でも、これからが勝負なのです。私はアラフォーですが、アラフォーのおじさんと10代の若い人、そりゃ知識や経験はおじさんの方があります。でも可能性に関しては、10代には絶対に勝てないんです。でも、残念ながら、進路の相談にしろ、勉強の相談にしろ、話をしていると、なかなか素敵な考え方や将来を考えているにもかかわらずどこかで「でも、どーせ私が頑張っても・・・」とか「どーせ、うまくいかないからやらない」という言葉を聞くことがあります。もったいないことです。

まだまだ未来のある若い人には、ちょっとオーバーなくらいご自身の可能性を認めて、前に進んでもらいたいものです。

だからこそ使ってほしくない言葉が「どーせ」ということです。

日常使っている言葉は私たちの気持ちや行動に影響を及ぼします。つらいとき、しんどいときは、つらくなる言葉や、しんどくなる言葉を使いがちです。気持ちや行動を変えるには言葉を変えることも一つの手段です。

私たちの心の中は絶えず、何らかの言葉が発せられています。意識しないレベルでの言葉のやり取りもあります。それをセルフトークと言います。このセルフトークを変えていくことができれば、やる気に満ちた行動力を得ることができます。ただ、これは一朝一夕ではできるものではなく、ある程度、自分の言葉の癖を知る必要があります。

今回紹介した「面倒くさい」「無理」「どーせ○○」という言葉はいずれも、中学生や高校生と接していて、よく耳にする言葉でした。そして、これらの言葉から引き出されるのは積極的な行動ではないのです。

使うのをやめることが一つの目標ではありますが、実際にはそれは難しいことです。自分のセルフトークからこれらの言葉を無くすことは不可能に近いです。しかし、言葉として口から発しないように意識することはできます。

その最初のプロセスが「あっ、言ってしまった」という気づきです。最初の気づきが大きな一歩となり、セルフトークの変化につながります。

やる気をなくしてしまう言葉、気を付けてみてください。

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不登校の子どもと向き合う日々では、親の心は大きく揺れます。

「今日は行けるかも」と子どもが言ったとき、「もしかして、このまま復帰できるかも」と希望が湧いたとき、気づけば気持ちは上向きに高まっていく。

それもまた、「揺れ」のひとつです。

その後、やっぱり動けなかったとき、子どもが寝て過ごす日が続いたとき、一気に気持ちは落ち込むこともあります。

「信じてたのに…」という落胆は、その前に抱いていた“期待”があったからこその反動なのです。

不登校の子に期待してしまうのは自然なこと

期待することは、決して悪いことではありません。「この子なら、また動き出せるかもしれない」「今度こそ、きっかけになるかも」

そんなふうに、子どもの変化や回復を願う気持ちは、ごく自然な親心です。

でも、その期待が強くなるほど、うまくいかなかったときの“落差”も大きくなります。この落差に、自分がどっと疲れたり、子どもに対してイライラしてしまったりすることもあるでしょう。

親の心が揺れるのは、向き合っている証拠

落ち込むのも、浮かれるのも、どちらも「揺れ」。そして、揺れるのは、心を子どもに向けている証です。

「振り回されてしまった」と感じても、「ちゃんと向き合っている」からこそ起きることでもあります。

あなたの心が揺れるたびに、「それだけ一生懸命に関わってきたんだな」と、自分をいたわる視点を忘れないでください。

不登校の子に「できないこと」ばかりが目につくとき

子どもが何かに挑戦したあと、失敗したとき、「またダメだった」と思うのは自然な反応です。

人は、「できたこと」より「できなかったこと」のほうを強く記憶しがちです。だから、「また…」「結局…」と、がっかりするのも無理はありません。

でも、「今日は声をかけてくれた」「自分から話しかけてきた」そんな小さな変化に、意識して目を向けてみてください。揺れのなかにも、少しずつ前に進んでいるサインがあるかもしれません。

親の焦りが消えないときは、自分の心をケアする

「このままで大丈夫?」「何かしなきゃいけないのでは?」

そんな焦りや不安が心から離れないときは、カウンセリングで気持ちを整理する時間をとるのもおすすめです。

人に話すことで、自分がどんな「期待」や「思い込み」を持っていたかに気づくことがあります。そして、「揺れてもいい」と自分をゆるせるようになると、子どもとの関わり方も変わってきます。

「木が風に揺れるように、人の心も揺れる。その揺れを受け入れるとき、根はより深く育つ。」

文・大久保智弘 公認心理師・スクールカウンセラー/2児の父。 不登校や思春期の親子支援を専門に活動中。

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