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平成時代ってあと100年後にどんな風に日本史として見られるだろうか。個人的に思う平成時代のすごいところを書いてみました。

平成時代ってあと100年後にどんな風に日本史として見られるだろうか。個人的に思う平成時代のすごいところを書いてみました。

日本史好きの私としてはこの歴史の節目とも呼べるこういう時期は、興奮してしまいます。平成時代を振り返ると、不況だったり、震災だったりとネガティブなニュースもたくさんありますが、歴史としてどんな時代だったのかを考えてみると、日本史好きとしては興奮してしまうことがいくつかあります。

興奮の理由は3つあります。

1象徴天皇の時代

一つは天皇陛下です。退位されるというので注目が集まっています。昨日も最後の公務を終えられたという報道がなされていました。

今の天皇陛下は歴史上初の即位から退位まで象徴天皇で全うされた天皇です

日本国憲法下で最初に即位した天皇という見方もできます。これも日本史好きとしては「歴史上初めての」ということを目の当たりにできることにとても興奮します。これに加えて、天皇陛下関係でもう一つこう不運があります。それは「上皇」です。歴史的には200年ぶりのことだそうです。上皇というと、平安~鎌倉に権力をもっていた天皇を退位した人の名称です。有名なのは後白河上皇とか後鳥羽上皇です。いずれも鎌倉時代の権力闘争に出てきた人たちで、後白河上皇が崩御した(1191年)のちに源頼朝が征夷大将軍になるわけで以前は「いいくにつくろう鎌倉幕府」と教えられていました。実際には鎌倉幕府は1180年代には機能していたので、鎌倉幕府成立の正式な年は有力な説があるだけで定まっていません。

というのはさておいて、「上皇」という日本史の勉強でしか出会わないワードがこの現代に再び現れるというのが一つの興奮の要因です。

2 戦争がなかった時代

平成時代のすごいところの二つ目は日本は戦争しなかったということです。

近代以降、戦争をしなかった時代になったということです。日清、日露と続いて第一次世界大戦までは10年おきに戦争しているわけです。それから、昭和になって日中戦争、太平洋戦争と入っていくわけです。第二次世界大戦以降も、中東の戦争、湾岸戦争、イラクや今はテロとの武力闘争があるわけです。そんな時代にあって、日本は武力行使を解決策のカードとしないという選択を貫くわけです。そりゃ、外国からの圧力もあるし、自衛隊の問題、憲法9条の問題、東アジア情勢などいろいろと不安材料はあります。でも、侵略することも侵略されることもなかったわけです。平和を貫くことができたことを誇ってよいと思います。

3 集団より個人の考えが重視される変化を遂げた時代

3つめは集団から個別への変化です。

日本史上こんなに個別に人々が意見を出したり、行動したりする時代はなかったはずです。日本人は周りの目を気にして、足並みをそろえて、出すぎないように、遅れないように行動してきました。歴史に名を残した人はそこから飛び出した人なわけですが、そういうことが誰でもできるようになったのは歴史的に見て、ないんじゃないかなと。こうやって私が好きなことをコラムに書いて発信するなんていうことは、平成の前半まではできなかったと思います。

個の力が強くなったことは、言い換えると、一人ひとりの考えや意見が尊重されるようになったとうことです。いろいろなところに出ています。昔は、仕事も、結婚相手も、住むところも、親の影響力が強かった。地域に根付いている文化や慣習のために個が犠牲にされることは普通だったわけです。「仕方ないことだ」と受け入れるしかなかった。議論の余地すらなかったわけです。自分で生き方を決めるとか、進む方向を考えるとかをすることがなくて、選択肢すらなかったわけです。江戸時代の身分制度ほどじゃないにしろ、明治~昭和には家を継ぐという概念が強く根付いていたというのもあります。

この変化によって、都市の過密と地方の過疎、それにともなった高齢者のお世話問題、空き家、都会では通勤ラッシュの問題などいろいろでてくるわけです。いずれにしても次の時代に引き継がれる課題はたくさんあるわけです。

で、まとめてみるわけですが、私が考えた平成時代のすごいところというのは実は、日本国憲法の3つの特徴からきているということです。

中学とか高校の公民で習います。日本国憲法の3つの柱

1 国民主権 2平和主義 3基本的人権の尊重

象徴天皇が貫かれたというのは国民主権が全うされたということです。特別な存在が権力を担うのではなく、民主主義に則った政治システムが動いているわけです。実際の政治の中身や、選挙が公正かどうか(一票の格差など)ここにも課題はありますが、近代には逆戻りしていないわけです。

戦争をしないということで平和主義も貫かれました。そして、個の力が強くなったことは、基本的人権が尊重されてきた(以前に比べれば)証拠だと言えます。

平成時代のすごいところは実は、日本国憲法がきちんと実践されているということです。長い歴史で見れば31年という時間は短いです。でも、この31年の間に、ここには書ききれなくらいたくさんの変化がありました。とてつもなく濃い時代を生きたことになります。

昭和から平成になるときは昭和天皇の崩御がきっかけでした。平成から令和は連休ということもあり、とても不思議な感じがする節目です。思ったことを好き放題書かせていただきました。

最後までお読みくださった方ありがとうございます。

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